富士ヒルクライム完走!

 今日は待ちに待った(?)富士ヒルクライムです。

 朝4:00前に起床。天気は快晴なるも、決戦用レーパンを履く時に無理に生地を引っ張って穴を開けたりジロ・デ・イタリアでシモーニが土壇場で大きく遅れて総合優勝戦線から脱落したりしたこともあって少々気分悪め。
 道中ひろさんをピックアップしてあっという間に富士急ハイランドへ。現地はまだ低い雲が垂れ込め、かつ、ハズレ富士急の駐車場の更にハズレの奥の砂利の空き地に誘導され更にナーバスに。

 そそくさと支度をして、スタート会場へ自走で向かいます。3kmほどの距離ですが登りでいきなり息が切れます。が、走っているうちに見る見る雲がなくなりいきなりの快晴でちょっと嬉しくなり、会場に到着して物凄い数のサイクリスト達を目の当たりにして一気に気分も盛り上がります。

f:id:gearmasher:20080601070205j:plain



 富士山もくっきり見えてます。

 7:00からスタート開始。自己申告タイムの早い順からのスタートで私のクラスは7000番台で7:30にスタート。なにしろ同一クラスの人数が多いので実際に走り出すまでかなりの時間を要し数分遅れでようやく走り出します。

 そもそもコースを知らないし、前に出場したツール・ド・八ヶ岳のイメージが強く残っていたのでちょっとペースを抑え気味で走ります。でも、周りとの速度差があったのかちょくちょく選手達を抜いていきます。

 料金所前に設置された計測スタートポイントでいよいよタイムカウント開始。とりあえずアウターのままで踏める所まで行こうとしましたが、スタート直後は身体が動かないのか体感的に勾配がきつく感じられたので、2kmほど走ってインナーに落として、でもギヤを2枚ほど余して回していきます。

 周りはとにかく沢山のサイクリストで囲まれながらの集団走行。抜いたり抜かれたりがひっきりなしにあって、クラス毎に違うゼッケンの色もかなり入り乱れてきました。
 勾配も時々変化がつきますがとりあえず身体が動き出すまで抑えて走ります。

 10kmポイントを過ぎたことからようやく身体が軽くなり足が回り始めます。
 15kmポイントを過ぎた直後からいきなり向かい風でちょっと動揺しましたが何とか持ち堪えられるレベルだったので一安心、割と順調に踏み続けられます。

 20kmポイントを過ぎて、何箇所かきつい勾配があると聞いていたのでちょっと身構えます。途中平坦に近い区間で近くを走っていたゼッケン5520番さんが「先頭を引いてあげます」と声をかけてくれたので御言葉に甘えて引いてもらいちょっと楽ができました。そして再び坂になった時、5520番さんが「リベンジしちゃってください」と指差す先に何とママチャリが!とりあえずもがいてロード乗りの面目を保つべく抜きました。
 その後の平坦区間で再び5520番さんとランデブー。30km/hを越えるスピードで再び引いて貰います。途中加わった7035番さんと3人で列車を形成、ラストスパートをかけます。しかしヒルクライムレースで列車で走れるとは思わなかった!

 短いトンネルをくぐるとちょっと登った先にFINISHの横断幕が見えます。きつい勾配があると聞いていたので、正直「あれ、もう終わり?」と思ってしまいました。確かに勾配はきつくなりましたがまだ足が残っていたので最後はもがいてゴール!
 ゴール後7035番さんと健闘を称え合い5520番さんとがっちり握手、御二方どうもありがとうございました!

 ゴール地点の5合目駐車場も凄い人でとりあえずバイクを止められそうな場所へ移動して、そこで慌てて時計を見ると9:16。諸々のタイムロスを除けば取り合えず八ヶ岳のタイムは確実にクリアできたと思われます。

 ひろさんと合流し、そそくさと下山。御褒美25kmのダウンヒルです。主催者が下山時の装備に拘った理由がよくわかります。やっぱり寒いです。でも気分は最高。こんなに長い時間下りっ放しだったことは今までありませんでした。

f:id:gearmasher:20080601103040j:plain

 程なくスタート地点に戻り、(背中のタグを外してもらった時バランスを崩して立ちゴケして助け起こされたのは内緒ですが)、名物富士吉田うどんを頂きました。キャベツが旨かった!
 そして11:30前に帰路につき13:00前に所沢着、余裕の旅路でした。

 噂通り富士ヒルクライムはかなり楽しめるイベントでした。ツール・ド・八ヶ岳と比べればそれほどきつくなくヘタレな私程度でもまだ足が余ってました(結局アウターローは使用せず)ので、タイムや順位をかなり意識して走れる感じです。とりあえず今回初参加でリファレンスタイムが分かりましたので、来年以降それを縮めていくことを目標に走りたいと思います。
 ただ来年はもっと申し込みの競争率が高そうなので、受付開始日速攻で申し込みをしなければなりませんね。

 今回サイスタのメンバーを多数参加しておられたのですが、スタート地点でEddyさん、ゴール直前のトンネル付近でデンデンさんとすれ違った以外は残念ながら殆どの方と御会い出来ませんでした。
 参加の皆さん、御疲れ様でした!またどこかのイベントで御会いしましょう!