忍耐の時間

 ツールの最終ステージのライブ放送が始まりました。

 最終日は例年通りシャンゼリゼまではほぼパレード走行ですが、贔屓でない選手が勝った年はそれを観るのが結構苦痛だったりします。自分でも理解できませんが割と私はのめり込んで観てしまうタイプなので、所詮他人のレースの傍観者なんだから引いて観ればいいだけなんですけどそれができません。

 だったら観なきゃいいじゃん、と言われそうですがステージ優勝は観たいし、私も”完走”を果たしたいので頑張って観ます。

 ここ数年で気分良く観ることができたのは2006年のランディスが勝った時くらいですかね(その後ランディスはドーピング疑惑でタイトル剥奪されてしまいましたが)。去年のサストレもまあ平穏な気分でしたか。

 今年のツールは総合争い的にはかなり不完全燃焼です。まあ来年のツールに向けてのプロローグだったと勝手に理解しています。

 来年はコンタドールに対して、新チーム(レディオシャック)のランス&ブリュイネル、アスタナに復帰するであろうヴィノクロフ、サクソバンクのシュレック兄弟、雪辱のエヴァンス、疑惑を晴らしたバルベルデ、バッソ、今年活躍を見せた若手達(ウィギンス、ニヴァリ)等々の群雄割拠の総合争いになることを期待しています。

 シャンゼリゼにゴールした瞬間から来年のツールがスタートします。特に来年本気で総合優勝を狙うランスには大注目です。

 そして、初出場でツール完走を成し遂げた別府くん・新城くん、本当におめでとう&御疲れ様!今年は日本ロードレース界にとっての新時代の幕開けになることでしょう。

 兎にも角にも長かった3週間が今日で終わります。これでようやく睡眠不足から開放されます・・・。