ストレスは山で発散!CYCLO軽井沢(シクロパビリオンに行ってきた・その6)

 昨日・今日とシクロパビリオンのイベント「CYCLO軽井沢」に参加してきました。このイベントは2日間で東松山のシクロパビリオンから軽井沢を往復する山岳ロングライドイベントです。コースはこちら。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=b3ff26854baadc1ec6c97fa5925db23f

1日目>
 朝5:00に目覚ましに叩き起こされると、朦朧とした意識でDNSを考えます。昨日までの1週間は仕事で午前様帰宅の連続で睡眠不足が溜まりに溜まって正直走れる気がしませんでしたが、つまらん迷いを捨て出発しました。
 シクロパビリオンに到着するといつにも増して多くの参加者で賑わっていて徐々にテンションが上がってきます。自己申告の出走順で7:00より順次スタート、私はサバ読んで「スプリンタークラス」で8:00に出走です。
 天気は上々、身体はどうにも重いが1週間精神的にストレスフルな仕事に溺れていたせいか、身体が動かせるありがたさをしみじみ感じながら走ります。

 最初の峠越えは白石峠、勝手知ったる峠も個人的には今年初とあってとりあえず時間計測です。今回参加されている雨男さんと会話しながら一緒に登って行きますが、余裕で登っていく雨男さんに付いて行けず一人でたらたら登ります。ゴールのタイムは36分10秒、ベストタイムより6分以上も悪いですが、まあ今日の体調を考えればこんなもんでしょう。

 定峰峠を下り秩父の街を抜ける頃には一人旅状態、まずはマイペースのブルベ走法を意識して、むやみに体力を消費しないように気をつけます。
 2番目の志賀坂峠は勾配はそれ程ではないもののだらだらと長い登りが続きます。シッティングオンリーで何とかクリア、3番目の湯の沢トンネルの手前で休憩していた雨男さんを抜いた様でほどなく合流、一時的に一緒に走りますがまた直ぐに付いて行けず再び一人旅です。

 そしていよいよ最後の難関和美峠です。登り始めて上を見上げるとはるか上の方に高速道路の架橋が見えます。あそこまで登るのかと気分的に思いっ切り萎えます。この頃になると右膝が結構痛んできましたが我慢です。
 残り3kmで勾配がきつくなり苦し紛れのダンシングを繰り出しつつ何とか登り切り、後はゴールの宿まで7kmは下り基調でほっとしながら走ります。

 なんとかゴール。すぐさま風呂に入り、夜に備えて小一時間仮眠を取ります。夕食をがっつり頂いた後は式典が始まります。途中記念ジャージの贈呈式があり、今日はぶっち切りのトップでゴールした雨男さんが見事イエロージャージをゲット!さすがです。

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 手作り感溢れるほのぼのとした式典の後は、今回御一緒させて頂いたosozakiさんと部屋で缶ビールで乾杯。しばしの談笑の後、一本の缶ビールで予測通り轟沈し夢の中へ退場です。

2日目>
 朝起きると昨日同様快晴、でもかなり寒いです。朝食の後、ふと今日中に片付けなければならない雑用を思い出し、できるだけ早く帰宅できるように出走を一番早い組に変えてもらいました。
 8:30スタート、とりあえず和美峠直前のCP1まで集団走行し、そこでメンバーの皆さんに別れを告げて、一人で先に出発します。
 和美峠の下りは急勾配もさることながら路面状態が非常に悪いので慎重に下ります。とりあえず和美峠は下るだけなので気は楽です。心配された膝の痛みも大したことなかったので一安心、先を急ぎます。

 抜群のサイクリング日和で一人淡々とペダルを漕ぐのは精神衛生上非常に宜しいです。やっぱり来て良かったーとこの2日間を振り返りながら走ります。
 湯の沢トンネルを過ぎたところで、シクロパビリオンのチームカーに追い越されたのですが、そのシチュエーションに1つの妄想が浮かびました。2005ランカウィ第3ステージの康司選手の一人逃げよろしく私も現在逃走中、後ろからはリーダージャージの集団が猛烈に追い上げているという設定に、なかなかスリリングな気分を味わいました。

 志賀坂峠を無難にこなし、初めての定峰峠の登りでは再び右膝が痛み出し難儀したものの何とかクリアして後の20kmは下り基調、ようやくゴールが見えてきました。そして無事にシクロパビリオンにゴール!一人逃げは成功です。

 非常に中身の濃い2日間のイベントに心身ともにかなりリフレッシュすることができ、また、4月のヒルクライム強化月間のいい締め括りになりました。
 明日から再び終わりの定まらないハードワークが再開ですが、とりあえずゴールデンウィークを目指して頑張ります(果たして休めるのか!?)。