膝痛その後

 佐渡ロングライドで再びぶり返した膝痛ですが、とりあえずアイシングを繰り返したのが効いたのか3日程経過して痛みも殆ど消えたのですが、膝の皿の下あたりにちょっと動かすと鋭い痛みがわずかに感じられてこれがなかなか取れません。
 ちょっと嫌な感じの痛みが残っているので、これはやはりちゃんと専門家の診断を仰がねばと、生来の医者嫌い(というより怖い)の私は意を決して昨日整形外科に行ってきました。

 会社を定時に上がって近くの整形外科に行くと待合室は凄い人。待つこと1時間、名前を呼ばれて診察室に入りました。口頭で痛みの発生過程や場所を説明した後、先生は簡単な膝の触診の後「ああ、油切れですね」の一言。「???」な私の表情に「関節の”油切れ”の状態で無理に動かしたんでしょうね。まずはレントゲンを取りましょう」

 私の膝のレントゲン写真を見ながら、

先生:「骨には異常はありませんね。関節が壊れてるわけではありません。ペダルを漕ぐという単純作業を長時間繰り返し、無理するうちに軟骨が磨り減って油切れを起こした状態ですね。変形性膝関節症です」
私:「!!」
先生:「自転車と同じで油切れは油を差してやればよいのです」
私:「どうやって注油するのですが」
先生:「ヒアルロン酸の関節注射です」
私:「!!!!」
先生:「でも今の状態ではそこまで必要ありません。とりあえず痛み止めの湿布を処方します」
私:「完治するでしょうか」
先生:「しません。でも関節注射等で症状を抑えることはできます。この注射は痛いですが」
私:「1週間後に自転車の大会があるのですが乗っても大丈夫ですか?」
先生:「大会となるとどうせ膝がぶっ壊れても成績を出しに行くでしょうから止めません。まあほどほどに無理をしないということですね」

 改めて自分の膝のレントゲン写真を覗き込むと、とりあえず上下の骨の間にちゃんと隙間が見えているので、完全に軟骨が磨り減って骨同士が接触しているわけではないのは不幸中の幸い。要するに変形性膝関節症の初期段階ということらしい。

 とりあえず先生から自転車禁止令が出なかったのはちょっと嬉しい。これからは膝をいたわりながら、オーバーワークにならないように気をつけねば。

 今朝は抜群の快晴なるも当然療養日。4周回遅れのジロを観ながら、変形性膝関節症の対策をあれこれ考えます。インターネットで情報収集していると、やはりグルコサミン&コンドロイチンの有効性はあちこちで認められているみたいです。私も以前からサプリを常用しているのですが、ここで衝撃の事実が発覚!ネットの複数のソースにはグルコサミンの1日の摂取量は1500mg程度が効果的らしいのだが、私の服用しているものは1日分たったの50mg。1/30の量では少な過ぎでしょう。このサプリはそこそこ高額なので、30倍の費用はどう考えても無理とナーバスになりました。ふと海外通販を思い出しebayを覗いてみるとさすがはアメリカ、1500mg/dayのサプリが格安でごろごろ出てきます。さっそく大量発注しました。

 それとやはりアイシングは有効とのこと。更にストレッチ等で膝周りの筋肉の強化も重要です。

 とりあえず向こう1週間も完全療養日にして、来る来週末の初の400kmブルベは出走の方向で調整します。