遅きに失した新型フライトデッキSC-7900

 ようやく発売の報をキャッチした79デュラ用フライトデッキSC-7900。発売予定は11月だそうで、今度ばかりはよもやの遅れはないでしょう(多分)。

http://swacchi-cycle.blog.so-net.ne.jp/2010-08-23

 しかし当初の発売予定から1年近く遅れ、開発中断・発売時期未定の発表があってから何の音沙汰もなく数ヶ月が過ぎていく間、生粋のデュラユーザーの私と言えどもさすがにこれはもう日の目を見ることはないのではと諦めてPolarのCS500を買ってしまいました。

 そしてCS500の使い勝手にも慣れてしまい、今更出てきてもらってもとかなり複雑な心境です。

 SC-7900のスペック的にはどうやら当初発表時の内容を保っているようで、STIレバー用の手元スイッチやギアポジション表示もあるのでこれはやはり魅力的。しかしCS500の大きいディスプレイやボディタッチのコントロールスイッチの使い勝手の良さは、実際使ってみるとそれ程頻繁に操作するわけではないことを考慮すれば遜色はないというのが率直な感想。

 またSC-7900はケイデンスセンサー無しの擬似ケイデンス表示となるようだが、これもCS500で一旦センサーを付けてしまえば結局は同等レベル。

 こうなると唯一のポイントはギアポジション表示ということになるのだが、このために新たに5万円近くを投じ、また折角固まったハンドル回りのセッティングを再構築してまでSC-7900を導入すべきかどうかは正直大いなる疑問符が付いてます。
 これから通り一遍悩むと思いますが、恐らく残念ながら今更入れ替えるということにはならないですね。

 当初発表時期に発売されていれば間違いなく購入していたし、一旦SC-7900を使い始めていればその後にCS500に乗り換えることはなかったと思われるので、返す返すも遅きに失したの一言です。

 私以外に、待ちくたびれてCS500その他のサイコンに流れた79デュラユーザーがどれ位戻ってくるか、見物です。

「遅いんだよ、シマノ・・・」