サイクルモードに行ってきた

 今日はサイクルモードに行ってきました。

 正直なところ650Cロードバイク乗りの私としてはあまり見る所がないので当初は行くつもりがなかったのですが、直前になってどうしても見たい新製品の情報を得て急きょ行くことにしました。

 7:30に自宅を出発。自走で荒川CR経由で幕張を目指します。数日前に再発した右膝痛も2日間乗らなかったのが効いたのか問題なく快調に走れました。日頃走らない、江戸川や葛飾、船橋の町並みを通り抜けて千葉の湾岸道路をちょっと走って無事10:30前に幕張メッセに到着。当日券を買って早速見学開始です。

 まずは御目当ての新製品、Pioneerのブースを目指します。以前からパワーセンサーには興味があって色々と調べているのですが、機構的に装着部品が限定されたり価格が高いなど実際に導入できそうな製品がなかなかないのですが、まさかPioneerがそんなものを作っているとは予想だにしていなかったし、当然後発で市場に切り込んでくるからにはそれなりに勝算あってのことだと思うので、期待が持てます。

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 まず、機構は左右のクランクアームの裏側にセンサーをそれぞれ取り付け、左右別々にクランクアームの歪みを検出することでパワーを算出するという機構らしい。これなら他社が採用している特定のペダルに限定されることもないのでよさそう。更に主要パーツの重量が軽く、常時装着しても問題ないレベル。そして更にびっくりしたのはディスプレイ部の表示項目の多さ、iPhoneのiアプリのようにいろいろなアプリケーションを走らせることで多彩な表示が可能とのこと。バッテリーの持ちもGarminのEDGE705なんかと比べても遜色ないレベル。無線通信方法はANT+採用で拡張性もある。これだけのスペックを並べてみただけで、かなりの期待が持てる製品になりそうです。
 説明員で来ていた開発担当者と話しをしましたが、自身もバリバリの自転車乗りで自分が欲しいものを作り込んだとかなり熱く語ってました。エンジニアのはしくれの私も一度はこういう趣味性の強い製品を作ってみたいと思いましたね。
 発売時期も価格も未定とのことですが、製品化が待たれます。

 その他は予想通りあまり興味を惹かれるものはあまりありませんでしたが、唯一印象に残ったのはCHERUBIM。ブランド自体は中学生の頃から知っていてその頃は憧れのブランドでしたが、大人になって再び自転車に目覚めてからはどうしてもカーボンやチタンといった新しい素材のフレームにばかり目が行ってクロモリは私の中では主役になり得ませんでした。
 ところが実車を見てみるとこれがカッコいい!カーボンディープリムに79デュラのフルコンポに細身のクロモリフレームとクロモリフォークが予想外に違和感なくまとまっている。私の一番の関心事である重量も最新のチューブを使えば700Cサイズで単体1.3kgという今までのクロモリフレームでは考えられない軽量フレームを作ることができ、この重さならば下手なカーボンやチタンフレームと堂々渡り合えるレベルです。ロングライドで疲れないフレームを考えた時、このフルオーダークロモリフレームが一気に選択肢に入ってきました。これはいい意味で目からウロコの大収穫でした。

 別々に見に来ていた会社チームのメンバーと合流して遅い昼食を摂りつつ取材報告会をして、帰途につきました。