しっかりとしたトレーニングの重要性(シクロパビリオンに行ってきた・その10)

 今日はシクロパビリオンのレクチャーイベントに参加してきました。題して「冬は固定ローラーで強くなる!」です。

 昨夜は会社の忘年会でそこそこ深酒をしたので早々に自走を諦め、開始時間が13:30なのをいいことに川越でラーメンを食べて行こうとしたのが間違いでシクロパビリオンにはレクチャー開始時刻に到着、いきなり遅刻で情けないやら申し訳ないやら。

 とりあえずすぐさま受付を済ませ、その際に最大心拍と安静時心拍を申告してトレーニングゾーンを計算してもらいました。私の場合はおおよそ最大心拍が200、安静時心拍が60です。その後シクロパビリオンのガレージにセットされた固定ローラーにバイクを取り付けてレクチャー開始です。

 今日のメニューは固定ローラーを使って1時間のトレーニングメニューを実践するというもので、まずはトレーニングソーンを心拍レンジで4つに分けて、

1.ウォーミングアップ ZONE1~2
2.有酸素ゾーン拡大トレーニング ZONE3
3.回復走 ZONE1
4.ヒルクライム ZONE4
5.クールダウン ZONE1

の順で行います。

 まずは、LSDペースでウォーミングアップ。固定ローラーにちゃんと乗るのは初めてでしたが意外に違和感なくペダルを漕ぐことができました。まずは序の口ということでいつものサイクリングペースで余裕を持って行けました。

 それにしても他の参加者の皆さんの心拍レンジと比べて私の心拍はかなり高く、通常は220-年齢というのが標準的と言われてますが私はそれより20位高いことになります。これは決して身体が若いということではなく、昔精密検査を受けた時医者から「君は心臓ちっちゃいねー!死ぬ時はきっと心臓病だよ、ハッハッハ」と言われた覚えがありそういう意味ではネズミの心臓というわけです。
 哺乳類は種類に関係なく1生涯に鼓動を打つ回数が決まっているという説があり、早死にするかもと思うとあんまり面白くありません。

 次は有酸素ゾーン拡大トレーニング。いわゆるミドルレンジと呼ばれる領域と同レベルのようですが、私が日頃設定しているレンジより浅田監督の計算の方がちょっと高めで、どうやら安静時心拍も考慮しての算出方法だと思われます。
 とりあえず私は心拍数165を狙って20分間漕ぎ続けます。この心拍数で20分間はかなりハードだと思っていましたが、固定ローラーでやってみるとキツイはキツイけどちゃんとこなすことができました。

 5分間の回復走の後、今度は固定ローラーの負荷を上げて前輪を持ち上げヒルクライムのシミュレートしてZONE4で15分間の高強度トレーニングです。私の場合は心拍数175のちょっと低めのターゲットとなりましたが、日頃の練習でもこんな心拍で15分間も練習した憶えはなく、やっぱり最大心拍200っていうのは測り間違いかなあと心配になりましたが、とりあえず浅田監督の指示通り頑張って漕ぎ続けます。さすがに暑くなって長袖ジャージを脱いでも汗がボタボタ落ちます。相当キツイですが1分、2分と想像以上に高心拍を維持できているのでやはりこのレンジ設定は正しいようです。
 何とか15分間を漕ぎ切りクールダウンで1時間のトレーニングメニューは終了しました。

 1時間でも理論的に目的を決めて正しいトレーニングメニューをこなすことで、効率の良いトレーニングができるということが非常によくわかり、1時間半の短いレクチャーイベントでしたが非常に有益でした。
 室内でローラーに乗るのはずっと敬遠していましたが、ちょっとだけ導入してみようかなと気持ちが傾きました。

 レクチャーを終え、ラウンジに戻ると雨男さんとあんこさん御夫婦に遭遇、御二人でこれから浅田監督のレクチャーを受けるところとのことでした。御揃いのエキップアサダ特製イエロージャージが眩しいです。

 またちょうどこの日はPioneerの例のパワーメーターの体験イベントが開催されていたので、飛び入りで試させてもらいました。サイクルモードでは眺めただけでしたが、試してみると自分のペダリングの状況が一目で分かり、それが如何に非力で非効率かを思い知りました。一言「凄い!欲しい!」です。是非これでトレーニングしたいともう物欲は全開です。早く発売して欲しいものです。

 今日のシクロパビリオンは効率的なトレーニングの必要性を再認識した非常に有益な1日になりました。