PBP2011参加レポート15:第12ステージ

第12ステージ:FOUGERES〜VILLAINES-LA-JUHEL(区間距離:88km、総距離:1009km)
http://www.paris-brest-paris.org/pbp2011/index2.php?lang=en&cat=randonnee&page=Etape12

 0時過ぎにスタート。寒いのでウインドブレーカーは着たまま。総走行距離ももうすぐ1000kmを超えるところまで来て完全に未知の領域、この先何が起こっても不思議ではない状況だ。区間距離も88kmと長く深夜走行となるこの区間が恐らく最も危険な走行になるだろう。気合を入れ直して走る。が、走り始めてほどなくして睡魔が襲ってきた。前のコントロールポイントで腹一杯食べ過ぎたせいもあるのか、満を持して口にしたコーヒーの効果は全くない。本格的な睡魔との闘いが始まった。

 道は相変わらずの田舎道で細かいアップダウンを繰り返す。街を抜けてしまうともう道端はただの暗闇、森か草むらである。街の電話ボックスとかバス停を探すのだが、いいところを見つけると既に先客が寝ている。優柔不断にあたりを見回しながら走っていると街を抜けてしまい再び何もない田舎道を走る羽目になるということを何度も繰り返した。どんどん睡魔の勢いが増してきて、視界がぼやけて来た。いよいよヤバい、もうどこでもいいから横になりたい・・・と思いながら下り坂をよろよろ下って行ったら往路で通った見覚えのある川のほとりの公園が前方に見えた(後で調べたらAmbrieres-les-Valleesという街だった)。そのまま吸い込まれるように公園に滑り込み、花壇の芝生に横になる。とりあえずアラームを20分後にセットしそのまま気を失った。

 アラームの音で目を覚ます。寝起きはそれほど悪くない。割とシャキッとしている。とりあえず走り出せそうだ。
 再びバイクに跨る。とりあえず睡魔は一旦退散したようだ。睡魔さえ襲ってこなければ脚はそれなりに回るので、そこそこのペースで走ることができる。残り距離を何とか走り切り、無事VILLAINES-LA-JUHELに辿り着いた。チェックタイムは5:19。
 バイク置き場にはそこそこのバイクが止まっている。何気に止まっているバイクのゼッケンを眺めていると、80Hクラスのナンバーがちらほら見える。まだ80Hクラスの分散範囲の中に自分もいることが分かって精神的に楽になった。

 疲労感はあるがまだまだ走れる感じがあるのはありがたい。腹ごしらえだがメニューが少ないのでパンを買い、そしてカッフィーのラージを注文する。丼の様な大きな器になみなみとコーヒーを注いでくれる。胃が心配だが、ここはカフェイン摂取が最優先、もう一発勝負だ。30分程休憩する。