PBP2011参加レポート16:第13ステージ

第13ステージ:VILLAINES-LA-JUHEL〜MORTAGNE-AU-PERCHE(区間距離:81km、総距離:1090km)
http://www.paris-brest-paris.org/pbp2011/index2.php?lang=en&cat=randonnee&page=Etape13

 6時前にスタート。寒いのでウインドブレーカーは着たまま。遠くの空が白んで来た。もうすぐ夜が明ける。天気はよさそうだ。何故だかわからないがやたらに脚が回る。ここまで来てこれほど走れるとは自分でもかなり驚きだ。巡航速度も30km/hは維持できている感じ。先行者をぽつりぽつりとキャッチしていく。いつの間にか後ろにツキイチのライダーがいることに気付いたが、これだけ走れていれば全く気にならない。構わず先頭を引き続ける。

 ここに来て尻の痛みが酷くなってきた。表面部分が擦過傷のような状態になっているようだ。シャーミークリームの効果も切れたか。どこかでオロナインを塗りたいところ。
 途中でフロントライトの電池が切れたので交換する。この隙にツキイチのライダーは行ってしまった。再び一人旅、調子に乗ってオーバーペースにならない様に抑え気味で走る。少し胃がむかむかする。やはり丼コーヒーはやり過ぎたか。
 車通りのそこそこある幹線道路に出た。登り基調で真っ直ぐな道がずっと先まで続いている。勾配は緩いので平地の様に走ることができる。尻の痛みを除けばかなり好調に走れている。いよいよ蝋燭が燃え尽きる前の輝きっていう感じだろうか。このあたりで身体もかなり温まり、袖のバタつきが空気抵抗を生むと思ってウインドブレーカーを脱ぐ。走り出すと気持ち軽くなった感じ。

 暫く走るとまた風景が変化する。真っ直ぐな道の先に丘が見えるのだが地平線がそのまませり上がっている様な丘が幾重にも見える。左右は広大な畑や牧草地だ。そこを目指してどんどん進んで丘を越えると、また再び真っ直ぐな道のずっと先に丘が見える。そこに朝日が昇って来て、思わず途方に暮れてしまう程風景に吸い込まれそうになる。日本では見たことがない。あるとすれば北海道か九州は阿蘇の草千里といった感じか。
 この区間を過ぎると再び車通りの少ない道路に入る。左右が森がちでアップダウンがそこそこある。前方にぱらぱらと前走者が見え、後ろからも数名のライダーが追い抜いて行った。ちょっとライダー密度が上がってきた。

 目的地直前の長い急坂を登って無事にMORTAGNE-AU-PERCHEに到着。チェックタイムは9:26。残り後140km、残り時間を逆算してもマージンは充分、余程のトラブルがない限り時間内にゴールできるだろう。ここで完走の手応えを強く意識した。尻の痛み以外は目立った痛みはない。腰や肩は凝ってはいるが痛くはない。膝もちょっと違和感を覚えた時もあったが今は全く問題ない。とりあえず缶コーラ2本とパンで軽く補給。20分程休憩する。