BRM512青葉200

 昨日はBRM512青葉200を走ってきた。

 当日朝は4:00に起床。ここのところ早起き練習で5:00前後に目が覚めていたのでそれほど苦にならずに布団から脱出、そそくさと準備する。車にバイクを積み4:30出発、スタート地点の二子玉川の兵庫島公園を目指す。
 5:30に二子玉川駅近くのコインパーキングに駐車して慌ててバイクを降ろし急いでスタート地点を目指す。スタート地点では既にブリーフィングが始まっていた。受付を済ませ一安心。早朝の天気は快晴だがかなり気温は低い、日中は気温が上がるだろうと読んで半袖ジャージ&レーパンにしたが正直寒い。周りを見回しても皆長袖ジャージやウインドブレーカを着ていて私一人だけ浮いている。集まったライダーはパッと見50人強といったところか。

 今日のコースは風張峠を登り、山梨県丹波山の道の駅を折り返し復路はR411を下って途中小沢トンネルを通過して飯能経由で戻ってくるというルートで獲得標高差は2400m、難易度的にはまずまずの山岳コースである。

往路

復路

 VCR青葉主催の都市部近郊をスタート&ゴール地点とする所謂”都市型ブルべ”という試みで、序盤と終盤は都市部を走行するので信号待ちや渋滞でそれほどペースは上がらないと見て、とりあえず目標は9時間を切れれば御の字、9時間台前半での完走を目指す。そして今日はニューバイク”Titania/OZ-R210”の初の実戦投入ということで本格的なインプレッションを兼ての走行となる。

 車検を済ませ6:00ジャストにスタート、まずは多摩川沿いをゆるゆると走る。半袖&指切りグローブではちょっと寒いがいずれ日が高くなれば解消されるだろうと構わず走る。集団走行で街中の入り組んだ道を走り予想通り信号にちょくちょく引っ掛かる。予め分かっていたことなのでウォーミングアップ代わりにぼちぼち走る。
 私の直ぐ前をとんでもなく太いタイヤを履いた重戦車の様なMTBが走っている。どう見てもこれはオフロード用オートバイのタイヤだ。前輪のハブにもスプロケットが付いていて前後輪が交換可能らしい。ライダーはジーパンにスニーカーでフラットペダルを漕いでいるが、ロードバイクの巡航速度30km/hに余裕で付いている。信号待ちでライダーさんに聞いてみたところタイヤは3.7inchで車重は16kgとのこと、こんなバイクでブルべを走るとはまさに漢(オトコ)である。

 石田大橋で多摩川を渡りモノレールの軌道下を走る。道は広くなったが信号待ちは相変わらず。もう暫くは我慢の走りが続きそうだ。
 Titaniaはすこぶる快調だ。ポジションがきっちり出ているのでライディングフォームが安定してクランクを回し易い。同じチタンフレームのBERGに比べて気持ちマイルドな感じの剛性感だがかといって力が逃げている感じはない。踏んだら踏んだだけちゃんと推進力に変わっている感じだ。これがチタンフレームのバネ的弾力性というやつなのだろうか。各所の調整もばっちり決まっていて、これだけちゃんと組み上がったバイクを操るのは非常に楽しい。我ながら自分のメカニックの腕前に惚れ惚れする。

 武蔵五日市駅前を左折し、ほどなく46km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:12。序盤ということもあり多くのブルべライダーで賑わっている。今日は出走前にしっかりパンを食べてきたのであまり腹は減っておらず、コーヒー牛乳とチョコエクレアを軽く補給。
 いよいよ風張峠へのアプローチ開始だ。この道は幾度となく走っているので素性は頭に入っていてペース配分も良くわかっている。30kmの登りで後半から勾配がきつくなるので序盤は上げ過ぎずにとにかく一定ペースで登るのが肝要である。
 前半の緩い勾配では他のサイクリストにがんがん抜かれるがペースを乱すことなく淡々と上る。ほぼ中間地点の上川乗を通過して少しずつ勾配がきつくなっていく。Titaniaでの初のロングレンジのヒルクライムだ。車重は7.5kgと軽量バイクとは言い難いが、力が逃げる感じはないので着実に登っていく感じだ。重量バランスが良いのかダンシングでもバイクを振り易い。何よりポジションがちゃんと出ているので後ろ荷重でペダリングがし易い。ヒルクライムにもばっちり対応できている。

 久し振りの風張峠は5月の気持ち良い風が爽やかで非常に走り易く楽しい。体調もばっちりで気分良く登っていく。
 難なく風張峠を越え今度は長い下りである。急勾配のワインディングロードでもバイクの安定性はばっちり、下ハンも持ち易くバイクコントロールが容易で苦手なダウンヒルでも恐怖感が軽減される感じだ。

 10kmのダウンヒルをあっという間に下り終え、奥多摩湖畔に出る。R411を左折しアップダウンを繰り返しながら山梨県に入ってちょっと行ったところで98km地点のPC2に到着、チェックタイムは10:50。ここは道の駅、おみやげ売り場で補給食になりそうなものを探すが饅頭くらいしか見つからなかったのでとりあえずそれを買う。食べてみるとこれが旨い。腹持ちも良さそうだし、補給食としてはばっちりだ。

 ここは折り返し地点、来た道を戻る。途中あの重戦車MTBさんとすれ違い挨拶を交わす。タイム差もあまりなく、あのバイクで風張峠を越えて来たのかと思うと改めてライダーさんの健脚振りに脱帽だ。

 奥多摩湖畔を走るのだが向かい風基調でペースが上がらない。でもまあもうちょっと走れば長い下りが待っているので悲壮感は余りない。Titaniaだが向かい風が余り苦にならないのは気のせいか。向かい風を切り裂いてガンガン進むという感じではないが、遅いなりに余り苦痛は感じない。これはもしかしてエアロフォークのプラセボ効果というやつか、もしそうならばしてやったりである。
 小河内ダムを過ぎここから本格的な下り基調に入る。向かい風が程良くブレーキをかけてくれて走り易い。向かい風が良いのはこういう場合のみである。
 軍畑駅前まであっという間に下り切り、左折して再び登りである。距離は短いが急勾配の登りをえっちらおっちら登る。ちょうど昼頃の日差しは強く汗が目に入って痛い。松の木トンネルを越え、いよいよ今日の最終難関小沢トンネルへの登り開始である、頭上に見えるトンネル入り口までの真っ直ぐな急勾配の登りはいつみても精神的にダメージは大きいが忍の一字で登る。無事にトンネルを越えて今日のメインイベントは全て終了、後は概ね下り基調でゴールを目指すのみである。

 149km地点のPC3に到着、チェックタイムは12:51。暑いのでたまらずコーラをがぶ飲みする。
 ここから暫くは微妙に向かい風基調でペースが上がらない。でも脚は体力も気力もまだ余裕があるので余り苦にならない。ペースを守って淡々と走る。青梅市街地では信号に引っ掛かりまくりさっぱりペースが上がらない。この分だとどうやっても9時間切りは無理なので、スパッと諦めて無理せず走る。残り30km、小作から奥多摩街道に入った所からようやく追い風基調になり楽々走行、相変わらず信号と渋滞でストップ&ゴーの繰り返しだがまあこれが都市型ブルべの特徴と割り切って走る。途中ちらっと雨がぱらついたが直ぐに止み再び日差しが戻って来た。

 立川市街地を過ぎ再び多摩川沿いを走り始めたところで追い風基調が鮮明になりペースアップ、脚もばっちり残っていて快走モードで気分良く走る。
 あっという間に狛江市街地まで戻って来て、序盤と同様住宅街をくねくねと走って、ゴール地点のコンビニに到着、総距離204kmを走り切りチェックタイムは15:30だった。

 再び駐車場に戻り、帰り支度をする。それにしても200km総標高差2400mを走破した直後なのに、脚も気力もまだ十分に残っている。ぶっちゃけ200km走った気がしない。前回のBRM428信濃200の時とは大違いである。要因は色々あると思うが、やはりバイクの違いは大きい。ばっちりポジションが出て、サドルはFizik/Aliante、コンパクトクランクが装備されたバイクはやはり山岳ブルべでは疲労が軽減されるのは明らかだ。ニューフレームTitaniaの乗り味もこの結果を見れば良好である。ロングライド用に組み上げた目論見がまずは当たったようで嬉しい限りである。

 バイクを車に積んでゴール受付のファミリーレストランへと向かう。VCR青葉ならではのファミレスゴールだ。既に何人かのライダーがゴールしていた。スタッフにブルべカードとレシートを渡し無事に完走が確認された。認定完走タイムは9時間30分、目標には届かなかったがゴール後の疲労感を考えれば十分過ぎる結果に非常に満足だ。休憩がてら折角ファミレスなんでパフェなどを頂く。走行直後ということでウエイトレスさんの目を気にすることなくパフェが注文できるのはいいね。
 そそくさとファミレスを後にして帰途に就く。帰宅まで渋滞に巻き込まれまくって2時間以上かかり、ブルべを走るより疲れた感じだ。
 

 ニューバイクTitaniaの初の実戦投入は期待以上の成功だったと思う。この感じで400kmブルべが走れるならかなり疲労感が軽減されるものと期待が膨らむ。次回のBRM616埼玉400が楽しみだ。