BRM217埼玉200 & GOKISOファースト・インプレッション

 今朝は良い天気。昨日のブルベの疲労感は殆ど残っていないのでリカバリーランで自転車通勤をしたかったのだが午後からは雨ということで車で通勤。定時後会社を出たら雨は降ってなかったので少しばかりの敗北感に苛まれる。そんなわけで昨日のブルベレポートをさっさとまとめてしまおう。

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 朝5時過ぎに目を覚ます。寒い寒い寒い。布団から出るのが一苦労だ。身支度をしてバイクを持って家を出る。

 今朝も朝焼けが綺麗。天気は問題なさそうだがとにかく寒い。車に乗ってスタート地点の入間豊水橋を目指す。

 6時過ぎに豊水橋着。今年の埼玉ブルベの初日はいつもの埼玉の賑わい。
 今年の小田原城ルートは去年までと若干違っていて全般的に登りは少なくなったが後半に山岳が集中するなかなかエグいレイアウトになっている。

 今回のコースアレンジはこの人の手による。

 今日はこの人の初主催ブルベ、いよいよオダックス埼玉スタッフ本格デビューだ。

 いよいよGOKISOハブの実戦投入。GOKISOのファースト・インプレッションは後程纏めて書く。

 車検をパスして定刻通り7:00にスタートする。

 今日はPCが4つもあって区間距離はそれ程長くないので、補給に余り神経を使う必要もなく、新ホイールの慣らしを意識して確実な完走を目指す。
 昨日とは打って変わって風も穏やかで寒さを除けばコンディションは良い方だ。青梅〜あきる野と抜け南下するが信号が多くやたらに引っかかってペースが上がらない。こればかりはどうしようもないので諦めて淡々と走る。新ホイールの素性が徐々に判ってきて走るのが楽しくなってきた。

 55km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:22。次のPCまでの区間距離は40kmなのでパンを1個だけ食べて出発する。
 厚木〜伊勢原〜平塚を走り抜けるが相変わらず信号にちょこちょこ引っかかる。当初は9時間切りを目論んでいたがこの調子では無理だろうと早々に目標を9時間半を切れれば御の字に引き下げた。

 国道1号線に出た。右折して小田原を目指す。距離にして残り15km程。国道1号線は結構な数のローディーが走っていた。小田原の市街地で先頭と思しきブルべライダーとすれ違う。その差20分といったところか。意外に先頭に近い所を走っていることに気付いてちょっと驚く。

 96km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:11。ここで御会いしたイーチョさんにチョコレートを頂戴した。感謝である。

 ここでは有人チェックを受ける。ここでも補給は軽め、サンドイッチとハーフサイズのコーラを飲んで出発する。PC2は折り返し地点、元来た道を戻っていく。

 朝方は雲も少なく日差しもしっかりあったのだがこの時間は雲も多めで日差しも弱い。休憩している間に身体が冷えてしまい走り始めがかなり寒い。ちょっと走った所でナビの異変に気付く。コースと自車の位置表示のずれが激しい。どこか設定をいじってしまいおかしくなったようだが、どうすれば戻るのかよくわからない。信号待ちで止まる度に設定をいじってみるが一向に直らない。そうこうするうちに1号線を左折するポイントを通り過ぎてコースアウトしてしまった。慌てて戻って元来た道を北上する。
 この辺のルートは過去のブルベで何度も使われているので覚えていて走り易い。伊勢原辺りで徐々に登り基調がはっきりしてきて、「分かれ道」交差点を左折して往路とは別のルートに入った。ここに来てようやくナビの不調の原因がわかった。位置ズレは単に地図の表示の縮尺が変わってしまい誤差が大きく見えていただけだった。いついじったのか覚えていないが、倍率を元通りにしたら呆気なく直ってしまった。これで落ち着いて走り続けることができる。

 130km地点のPC3に到着、チェックタイムは12:55。このPCも過去のブルベで何度も使われている。イーチョさんが先着していた。相変わらず速い。
 ここからいよいよ山岳地帯に入る。PCを出てから直ぐに登坂開始、きょうのメインイベントである土山峠だ。脚は十分に残っていてしっかりと登って行ける。今日は新ホイールに11-23tのスプロケを付けてきたが普段の12-25tと同じ感覚で登って行ける。やはりGOKISOの威力は本物か。
 無難に土山峠を登り切り宮ケ瀬湖畔を走る。コースは完全に覚えているので余裕を持って走ることができる。
 ちょこちょことアップダウンを繰り返しかなり汗を掻いてきた。あきる野を抜け武蔵五日市の駅前を通り過ぎ、PC4まで後数kmだ。

 176km地点のPC4に到着、チェックタイムは15:01。ゴールまで後24kmなのでエナジージェルとオレンジジュースを飲んで直ぐに出発する。
 PC4を出てから直ぐに今日2番目の登坂区間、二ツ塚峠へアタック開始である。まだまだ余力は十分、これが今日最後の登りだと思うと気分的にも余裕でこなせる。峠越えを果たし一気に下って後はゴールまで平坦基調をひた走る。
 青梅駅手前で、事前に聞いていた青梅マラソンのための交通規制に引っ掛かり迂回を余儀なくされたが予め迂回コースを聞いていたので迷うことなくやり過ごすことができた。終盤も信号にちょこちょこ引っ掛かったがここまで来ればもう慌てることはない。思った以上に脚が残っているのは新ホイールの御蔭かただのプラセボ効果か。どっちに転んでも楽に走れたのならそれで良い。見慣れた入間の街並みに入っていく。9時間切りには届きそうにないが、9時間半は余裕で切れそうだ。

 まだ夕日も高い中、無事に入間豊水橋に戻ってきた。16:10ゴール、完走タイムは9時間10分だった。

 ブルベカードとレシートを提出し無事に認定手続き完了。結構汗を掻いていた様で、スタッフさんから顔中に吹いた塩を笑われた。残念ながらいつもの豚汁はまだ仕込中だったので頂けなかったが、飲み物と御菓子をちょっと頂いてその場を後にした。


 で、GOKISOハブのファースト・インプレッションである。まず土曜日の初試走では、かなりの強風だったのでスピード感などはよく判らなかったのだが明確に違いが出たのは悪路の走行感である。多摩湖CRのある区間アスファルトの状態がかなり悪くいつも走る度に不快な思いをしていたので、この部分をGOKISOで走るとどうなるかチェックポイントとして予め決めていた場所であった。この区間を走ってみると、振動衝撃が相当に緩和され不快感が相当に軽減された。これは予想以上の好結果だった。
 30mmハイトのアルミクリンチャーリムにスポークテンションは高めで組んだ全体的に固めのホイール、タイヤの空気圧は普段と同じ7気圧にセッティングしたのだが、それでもこの走行感の違いは歴然である。このハブの売りの一つである「衝撃吸収・弾性体構造」の効果はかなりなものである。

 そしてブルベでのインプレッションだが、まず感じたのがするするぬるぬるとした走行感だ。風は殆どなかったので判別し易かったということもあるが、漕ぎ出しが劇的に軽いということはないのだが、ある程度スピードに乗せて脚を止めるとバイクが惰性でするすると進む。今まで使っていたホイールとは明らかに速度減衰率が低く感じる。これは下りでスピードが今まで以上に伸びることや下りの直後の登りの駆け上がりでのスピードの残り具合でも十分に感じ取ることができた。

 次に安定感。衝撃吸収性は先に述べた通りだかそれに加えて安定感があるというか軸がぶれないというか、バイクの安定性が幾分か増した感じがあった。路面の凹凸情報の伝わりが鈍くなってバイク全体がなまった感じがあるが、スピードが落ちているのかと思えばそんなことはない。実際に出ているスピードとバイクの挙動が今までのバイクで身に染み付いている感覚と一致しないのである。
 それとしばらく走っていて何となく感じたことだが、今まではペダリングの際、特にダンシングの時にペダルを踏み込むとほんのかすかだが”クッと”踏み込む抵抗感があった(この微妙な抵抗感がペダルを踏んでいる感に繋がっていたと思われる)のだが、GOKISOの場合はそれが感じられない。”スッと”空振りの様に膝が抜けてしまう感じがある。まあこれは微妙な差なのでプラセボ効果かも知れない。

 フリーのラチェット音は”ジー”っという虫が鳴くような小さな音、走行中は耳を澄まさないと聞こえない。止め脚から踏み込みへの動作遷移に即座に反応、僅かな遅れもなくホイールにトルクが掛かる。このレスポンスの良さは小気味よい。92分割のラチェット構造のなせる業か。ここにも”精密機械”を体感できる。

 今回のブルベでは敢えて11-23tのスプロケを付けてみた。このギアで普段の12-25tと同じ様な振る舞いで走ることができれば、文字通り”ギア一枚分軽くなった”と言えるからだ。結果的には後半の山岳ルートでは23tで普通にこなし切った。(まあもしかしたらどこか無意識に痩せ我慢をしていたかも知れない)
 全体的な感想として、乗り心地は非常に良いので乗っていて楽しい。なので疲労感も少ない。やはりロングライドではこの要素はかなりの好影響をもたらすものと思われる。

 まだ乗り始めたばかりだし、贔屓目も多分に含まれているだろうからもう少し乗り込んでみないと本当の素性は見えてこないだろう。でも一度このホイールの乗り心地を体感してしまったらもう今までのホイールには戻れないのは確かだ。
 来週末は再び200kmブルベ、改めてこのホイールの走りを確かめてみることにする。