DURA-ACE 9000

 先週末、チタンバイクのグレードアッププランの最終段となるDURA-ACE9000のコンポーネント換装を遂に実行に移した。

 DURA9000は去年の年末に正式発売になったのだが、フルセットを一度に買えるだけの経済的余裕はなかったので、オークションで安い出物を一つずつ拾い集めてブレーキ、FD、RD、STIレバーを3か月かけて揃えた。その後クランクとスプロケットがなかなか出回らないので、痺れを切らして奮発して遂に一式揃った。

 翌週から2週連続で400kmブルベが控えており、この週末で換装作業と試走を完了しておかなければならない。土曜の夜から作業開始。

 換装前のバイク。DURA7900もなかなか良いコンポだった。

 全てのパーツを外したところ。コンポの換装に合わせてハンドルを5mm上げた。400km超を想定して少しコンフォートなポジションにしてみた。

 主要パーツを取り付けたところでその日の作業は終了。

 翌日曜日の午前中からワイヤーを張るところから作業開始。シフトワイヤーについて、79DURAの時は純正1.2mmのワイヤーではケーブルの引きが重くてまともにディレーラーが動かずに難儀して、結局サードパーティーの1.1mmのワイヤーに変えて難を逃れたのだが、90DURAではここをちゃんと改善してきている。純正1.2mmワイヤーでも抵抗感なく軽い動きをしている。新型純正ワイヤーの特殊表面加工も摩擦低減に寄与しているようだ。

 とりあえず取り付け作業は全て終了。ここからディレーラーとブレーキの調整を開始した。リアディレーラーは簡単に調整できたがフロントディレーラーの調整にはかなり手間取った。何度もケーブルを張り直したりしながら調整を繰り返すがどうもしっくりこない。アウターに変速した際にどうしてもチェーンがガイドプレートに擦れてしまう。アウター側にケーブルが引き切れていない感じだ。3時間程悪戦苦闘したが、納得できるところまで結局追い込むことはできずギブアップ。そこそこ調整できたところで昼食休憩を挟んで試走することに。

 強い風が吹き付ける中、多摩湖CRに向かう。STIレバーのブラケットの握りは79DURAに比べてかなり細くなった。78DURAに近い感じだ。手の小さい私としては79DURAはかなり太く感じたので、良い方向の改変だ。そして変速シフトの操作感は噂に違わず相当に軽くなっている。想像以上の軽さにかなり驚いた。ここまで軽いと電動コンポの優位性はかなり薄れてしまうと思う。走りながら変速テストを繰り返すが、相変わらずFDの変速調整はいまいち、フロントアウターでリアをトップから3枚位まではFDのガイドプレートにチェーンが当たってしまう。DURA-ACEがデフォルトでこんな使用状況になるわけは当然ないので、これは単に調整が下手なだけだろう。ブレーキのタッチも軽くそして79DURAよりも更に効くようになっている。ちょっと効き過ぎる感じがあるので、慣れるまでにちょっと時間がかかりそうだ。

 多摩湖を2周回って帰宅し、再度FD調整にトライする。

 FDをよくよく調べてみると、90DURAは78DURAではあったのに79DURAではなくなっていたトリム機構が再びついたのだが、これがアウター側だけではなくインナー側でもついていることに気が付いた。即ち90DURAのFDには4つのポジションがあるのだ。これを頭に入れて、ケーブルアジャスターを使わなくともインナー側でケーブルのだぶつきがほぼなくなるところまで張り気味で調整してみた。すると今までの中途半端な動きが見違えるようにきちっと動作するようになりアウターもインナーもガイドプレートにチェーンが擦れることがなくなった。やはりDURAはこうでなければいけない。スプロケが11速になりチェーンがよりワイドに振られるようになったのをインナーとアウターそれぞれにトリム機構を持たせることで使えるように工夫されている。その分調整は難しくなったが、とりあえず調整のコツは掴めたので次回からはそれ程苦労せずに済みそうだ。

 クランクの新しいデザインに最初は驚いたが、慣れてくるとスパルタンなイメージでかなりカッコよく見える。DURA-ACEアイデンティティをそのまま具現化した様な革新的なデザインはかなり気に入っている。

 これでバイクのグレードアップ計画は全て完了した。GOKISOハブ&90DURAを載せたこのバイクは世界最強の650Cロングライドマシンである(と勝手に思っている)。

 いよいよ今週末のBRM413埼玉400で実戦投入である。インプレッションレポートは後日記載の予定。