2014BRM119千葉200

 今朝は5時に起床。昨日曜日のブルベから3日が経過したがまだブログに手を付けていなかったので、出勤時間までに書き上げるべく執筆開始。

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 1/19、5時に起床。寒い。冬のブルベは布団から出るのが一勝負だ。何とか起き上がり、身支度をしてバイクを車に積み6時前に自宅を出発。
 朝の首都高はすいすいだが、何故かナビの案内がいつものルートと違ったので逆らって進んだら川崎方面に行ってしまいいきなりのミスコース。先が思いやられる。

 7時過ぎにスタート地点の袖ヶ浦海浜公園に到着。快晴だが強烈な北風で寒い。往路は追い風だが復路は大変なことになりそうだ。

 今日の富士山ははっきり見える。東京湾の波は高し。

 顔見知りに挨拶をしつつ受付。8:10のスタートとなる。

 エントリーが瞬殺だった通り、大賑わいのスタート地点。
 冷たい風が吹きすさぶ中スタートを待っていると、数日前から発症していた咳が再び出始めてちょっと不安がよぎる。
 ブリーフィングでは、昨夜の降雪の名残で途中に凍結箇所が散在しているとのこと。
 今日のコース。

 袖ヶ浦から南下して、房総半島を回って戻ってくるというスタンダートなルート。登りも少なくシーズン初めには丁度いい感じのマイルドなコースだ。但し、今日は強い北風と路面凍結というリマークが付いているので、すんなりというわけにはいかないだろう。シーズン初めと言うこともあり、まずは怪我なく確実な完走を目指す。

 8:10前、装備チェックが始まりいよいよスタート。

 追い風に乗って、すいすいと走り始める。昨夜土壇場でチェーンを交換したので、駆動系の調子はすこぶる良くて気分がいい。

 終盤に走ると結構苦痛な国道16号〜県道90号も序盤だと気持ちがいい。後続のライダー達にどんどん抜かれるが、マイペースで走る。

 新舞子海水浴場裏の道。落ち着いた感じがよくてやっぱり住んでみたい気がする。

 佐貫町駅通過。
 ぼちぼち身体も暖まって来て安定走行モードに入った感じだ。追い風も手伝って快調に進む。

 41km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:51。既に多くの先着ライダーさん達で賑わっている。スタート前に補給はしっかり摂ったし次のPCまでは45km程なので補給は軽め、休憩も短めでスタートする。

 PC1を出ると直ぐに峠区間に入る。峠に差し掛かった辺りでスタッフさんが道端に待機していて路面凍結の注意喚起をしてくれた。路面を確認しながら走行していると、日影では確かに凍結しているところがある。日差しがしっかりあるので、まさか凍ってないだろうと高を括ると危険だ。と思ったら道幅いっぱいがっちり凍っている区間が現れた。

 これは厳しい。前方で先行するライダーさんが滑って落車している。車の轍の跡を選んで慎重に進む。

 勾配のきつい部分は後輪にトルクをかけると簡単にスリップするので、これは無理と降車して押し歩く。普通なら何のことはない峠もこれではかなり難儀する。

 何とか頂上に辿り着き下り始めるが、下りでも日影で凍っているところがありスピードを殺して注意深く下る。
 途中、凍結した道の真ん中にサイクルコンピュータが落ちていたので誰かが落車のはずみで落としたのだろうと拾って先に進んでいたら、前方から戻ってくるライダーさんがいたので声をかけたら案の定持ち主だった。無事に引き渡して一安心。
 一つ目の峠を下り終えると直ぐに2つ目が始まる。こちらも大したことはないが凍結が心配だ。

 千葉の白石峠を通過。
 下りの途中で、道の真ん中に止まった車が前輪を交換している。どうやら凍結でスリップして反対車線の土手にぶつかった様だ。こういう車との接触事故にも注意しなければならない。

 前半の山道はこれで終わりしばらくは平坦路を走る。

 館山市に入る。長い直線道路では追い風が手伝って40km/h超の巡航速度で快調に走る。後半に向かい風でペースダウンすることを考えれば、ここで貯金を稼いでおきたいところだ。
 館山市街に入ると、信号と渋滞でちょっと難儀する。

 市街地を抜けて海に出た。
 海沿いの道を走るが、海からの風が砂浜の砂を巻き上げ前方の視界が曇っている。せっかく替えたばかりの新品のチェーンに砂が絡んでちょっとナーバスになる。


 85km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:48。ここではおにぎり2個でしっかりと補給。15分程休憩して出発。

 洲崎灯台を通過して太平洋側に出る。
 西向きに進路を取り、風向きが変わって追い風の恩恵が余り受けられなくなったがそこそこの速度は出ているのでまだ大丈夫だ。

 道端に菜の花が咲いている。成程、フラワーラインだ。それにしても日差しも強くて季節を勘違いしそうだ。気持ちいいー。
 通過チェックの道の駅南房パラダイスまではもう少し。

 99km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは12:20。

 有人チェックに待機のAJ千葉スタッフの皆さん。いつも御世話になっております。

 イチゴを頂く。旨い!
 ここから追い風だよ、とスタッフさんに脅かされつつ出発。

 海沿いの道を淡々と走る。

 冬のさなかに小春日和な海沿いを走るのんびりとした錯誤感が良い感じ。

 野島埼灯台通過。

 山の緑の空の青のくっきりとしたコントラストが映える。

 入り江で釣り糸を垂れる人。透き通った水が綺麗。

 千倉のAJ千葉忘年会の定宿前を通過。

 進路が北を向き始め、ぼちぼち向かい風基調になる。まだ25km/h位は出ているのでそれ程苦痛には感じない。

 鴨川市に入る。

 147km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:18。ここに待機していたスタッフさんと会話、この先も凍結区間が多数との情報を得る。とりあえず最後の峠は明るいうちに越えられるので何とかなるだろう。残り60kmちょっと、補給は軽めで出発する。

 PCを出て海沿いをちょっと走って内陸部に左折して直ぐに登りが始まる。本日最後にして最も標高の高い峠越えだ。

 いきなり勾配8%。
 清澄養老ラインをえっちらおっちら登る。向かい風はそれ程でもないのでちょっと安心だ。スタッフさんの情報通り日影は凍結している。

 何とかピークを越えて下り始めるが、下り方向が北斜面になることもあって凍結が酷い。クリートを外しスピードを殺し走行ラインを選んで慎重に下る。折角の下りだが恩恵には全くあずかれないが、安全第一なので止むを得ない。
 多くのトンネルを越えつつ下り基調で進むが、前半の凍結よりこっちの方が危なく感じる。前方を走っているライダーさんも落車していた。
 しばらくは何とか無事に走って来たが、178km付近辺り(後で調べたら月崎駅近く)の左カーブの凍結区間で、遂に滑って落車してしまった。幸いスピードは出ていなかったので人間もバイクも無傷だったが、一度コケてしまうと後が怖くてその後の凍結区間は押し歩くこととなった。


 山道を抜け、平野部に入って凍結区間も見られなくなり一安心。

 国道410線に入り進路が真北を向くと、いよいよ向かい風との対決だ。が、どうやっても勝てるわけもなく無暗に逆らって体力を消耗するのも無駄なので、きつくないペースを守って淡々と走る。残りは20km程なので1時間ちょっと走ればゴールできるし、慌てる必要はない。

 夕暮れに浮かぶ富士山がちょっと幻想的。

 夕闇迫る中、淡々と走る。ライトオン、明るいうちにゴールしたかったがちょっと無理だ。

 袖ヶ浦海浜公園への最後の直線の向かい風はきつかった。何とかゴールした。

 ゴールタイムは17:36。レシートも揃っていて無事に認定手続き完了、完走タイムは9時間26分だった。
 バイクを車に積み着替えてAJ千葉特製の具だくさんスープを頂く。

 旨ーい!凍えた指先に暖かいカップの熱が伝わって来て心地良い。
 スタッフさん達と歓談しつつ、自分が一番ゴールだった聞いて驚いた。最後の峠越えでも何人かのライダーさんが前方にいるのを見ていたしそんなはずはないと思ったのだが、まあ私の場合は寄り道もせずにガシガシ走るだけなのでそんなものだろう。でもまあ、狙っているわけではないが結果的に一番と言われれば悪い気はしない。兎にも角にも凍結区間でコケはしたが怪我することなく無事に帰って来られてよかった。
 スタッフさんに挨拶をしつつその場を離れ、帰途に就いた。

 帰りの首都高は渋滞は全くなしで20時前にはすんなり帰宅した。

 ブルベシーズン初めの1月の2本のブルベはこれで無事に完走できた。2月は200kmを3本走る予定なので、まずは体調を崩さない様にして疲労を貯めない程度の緩めの練習でぼちぼち準備していきたい。