2015BRM321たまがわ200

 今朝は天気は良いが微妙に寒い。三寒四温といったところか。土曜日のブルベの疲労は全く残ってなく通常モードでの自転車通勤。
 先週土曜のBRM321たまがわ200のレポートは以下の通り。

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 3/21(土)、朝4:00起床。バイクその他の必要装備は前夜のうちに車に積み込んでおいたので余裕をかまし過ぎて結局出発したのが4:30過ぎ、真っ暗な中を高速に乗って一路船橋を目指す。首都高は渋滞もなくあっという間に船橋出口、ICを出てちょっと走ったらもう目的地の駐車場に辿り着いた。スタート地点の船橋港親水公園周辺には駐車場がそこそこあるのだが、ららぽーとなどの商業施設が多く駐車料金が高い。事前に上限料金の設定のあるコインパーキングを調べておいたのだが住宅街の細い路地に面したところで車庫入れに一苦労、でも料金には代えられない。急いでバイクを降ろしてスタート地点に向かう。

 6時ちょっと前に船橋港親水公園に到着、受付を済ませる。スタートは第2ウェーブの6:40となった。

 空はどんよりと曇っているが風もなく気温も低くないので気候的コンディションはそれ程悪くない。

 今日は船橋から千葉の内陸部を通って鴨川で折り返してくるコース。

 獲得標高差は2000m位あるのでそこそこの登りはあるが、高い山越えはないので山岳コースと言う程ではない。

 ブリーフィングが終了し、6:30の第1ウェーブのスタートを見送るうちに雨が降り始めた。今日は降らないだろうとタカを括ってレインジャケットも泥除けも持ってこなかったのは失敗だったか。先々週の埼玉200のスタッフ認定試走に続いて雨天走行になるのはちょっと憂鬱だ。

 6:40にスタート、ウォーターフロントの倉庫街をぼちぼち走る。県道15号は道幅も広く走り易い。

 道路標識にQVCマリンフィールドと書いてあったが何だろうと思ったら千葉マリンスタジアムのことだった。ネーミングライツだと思われるがいつ変わったんだろう。割と見慣れた幕張メッセなど横目に見ながら湾岸道路を走る。

 千葉市街に入ると交差点も多くなりちょっと走り辛くなるが、都会はこんなもんだろう。4人程の前走者がいたのだが、微妙にペースが合わずにちょっとつっかえる感じ。どこかで抜いて先行したいのだが、信号待ちでちょくちょく止まるのでなかなかパスするタイミングが見つからない。雨はいつの間にか止んでいたが、路面は濡れていて前走者の後輪が泥水を跳ね上げるのも困りものなので早く単独走行に持ち込みたいところだ。

 茂原街道を右折して車通りが少なくなったのを見計らって一気に4人をパスして先行する。ここまで抑えて走ってきたので少し踏みを入れてガシガシ走る。後続が見えなくなったところで通常の巡航ペースに戻し、普段通りの落ち着いた単独走行になった。

 事前の地図読みではPC1までに小さな丘越えが確か3つあったと記憶していたので、数えながら走っていたら確かに3つ超えたところでPC1が見えてきた。


 53km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:51。


 ここのコンビニで補給食にはもってこいの物を発見。このサイズ・値段で474kcalも摂取できるのはなかなか凄い。個人的にはレーズンバターは好きだし、実際かなり旨かったのでこれは是非今後とも使いたいところだ。

 15分程の休憩の後、出発。走り始めは結構寒い。

 ちょっと走ったら湖に出た。湖面に船を浮かべたバス釣りと思しき釣り人が点在している。

 菜の花が満開で春らしい匂いが漂っている。

 先に進むと小さな駅の傍を通った。駅名は月崎だったが、ということは去年の1月の千葉ブルベで路面凍結で落車した場所はこの近くらしい、と思ったらその場所に出た。千葉ブルベでは終盤でここを通るのだが今日はここを逆走して南に向かうことになる。


 この道を左折して枝道に入ったところで勾配がきつくなった。どうやら前半の山道に入った様だ。車通りもなく静かな山村の道をのんびり走る。こういうちょっとした山道は走っていて楽しいし、サイクリングの醍醐味がしっかり味わえる。

 今日のコースで最も高い標高地点となる三石山を目指して登る。

 途中ブリーフィングで説明のあったダート区間を通過、路面はそれ程悪くなかったので大して気にならなかった。

 長閑な山村風景。春はもう到着済み。

 三石山山頂を通過して一気に下ると湖畔に出た。

 片倉ダム通過。
 ここでもバス釣りと思われる釣り人が多数、立木が何本も湖面から突き出た景色を眺めながら走っていたら私の中で眠っている釣り人魂がちょっとだけ目覚めた気がした。

 ちょっと走ったら鴨川有料道路に入った。

 料金所で停車、料金は20円。

 緩やかな峠を越えたら鴨川に入った。

 96km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:03。

 事前の予報では今日の昼頃には15℃近くまで上がるとあったが、気温はそこまで上がっておらず体感は結構寒い。ウェアをちょっと軽めにしようかと思ったが完全冬バージョンで正解だった様だ。
 15分程休憩して出発、走り始めはやっぱり寒い。

 少し走って外房黒潮ラインに入った。この道は千葉ブルベで何度も走っているので風景は良く覚えている。
 安房小湊から内陸部へ向かう。後半の山岳部が始まって、ぼちぼち登っていく。内浦県民の森への道は今年1月の千葉200で走ったルートなので記憶に新しい。その時も雨がぱらついていたので似た様な雰囲気の中を走る。

 勝浦ダム手前の立ち入り禁止の看板に前回は翻弄されたが今日は構わず立ち入る。

 ダムを通過し県道178号を少し走って右折、細い枝道に入った。ここからまた登りが始まったが、ここもまた道は狭いけどなかなか良い感じの林道。

 ひっそりと佇むトンネル。

 路面にコケが生えている様な裏道だが、静かな森の中を淡々と走るのは精神衛生上実に宜しい。

 鉄道の軌道にも春は来ている。

 大多喜県民の森への道を走っている辺りで再び雨が落ちてきたが、進行方向の空の雲は薄く明るいのでちょっと走れば止むだろう。

 149km地点のPC3に到着、チェックタイムは13:39。

 ここには先着者はおらずブルべ走行中の雰囲気は薄い。スタッフ認定試走しているみたいだ。残り50kmちょっとなので軽く補給して出発。

 平坦基調になり、風は無風から気持ち追い風と言う感じ。脚はまだ十分残っているので回るに任せて走る。途中で一人のローディーをパスしたら、その人が後ろから追い付いてきて話しかけられた。JCRCに入っているかといきなり聞かれてちょっと面食らいつつ入ってないと答えたら「入りませんか」と誘われた。ちょっと答えに困りつつ会話を交わしたが、その人はJCRCに登録しているらしくLSD練習中とのことだった。少しの間ランデブーして挨拶をして別れた。

 残り40km辺りでちょっとした登り区間に差し掛かる。PC3前までで登りは終わったと思っていたのでちょっと想定外だったが勾配も大したことはないので慌てず登る。

 登りが終わった辺りで空は雲が切れて青空が見え始め、日差しが出て来た。

 序盤は天気はどうなることかと思っていたが結局それ程悪くなることはなく、むしろサイクリングコンディションとしては良い感じで走り終えることができそうだ。

 茂原街道に入って往路に合流、ここからゴールに向かって往路を遡っていく。

 徐々に市街地に入って行き、交通量が格段に増える。信号待ちでちょくちょく引っ掛かるが残り距離が少ないので大して苦にならない。

 再び湾岸道路に出てラストスパート。結構脚が残っていたのでちょっとタイムトライアル張りに踏みを入れてみる。

 204km地点のゴールのコンビニに到着、ゴールタイムは16:01。

 コーラを1本飲んでゴール受付をやっているスタート地点の船橋港親水公園に戻る。千葉のウォータフロントの風景を眺めながら3km程をのんびり流す。倉庫街の向こう側には巨大なマンションが幾つも目に入る。”やっぱり猫が好き”の恩田三姉妹はこんな場所に住んでいたのだろうか(幕張だから微妙に違うか)。

 親水公園前はスタート時とは打って変わって大渋滞でららぽーとの駐車場も満杯、買い物客が大勢歩いていて賑わっている。公園内のスタート受付と同じ場所でゴール受付、無事に認定手続きを終えた。認定完走タイムは9時間21分。

 AJたまがわのスタッフさんや先着の人達としばし会話、スタート時にオダ埼のジャージを見かけたのでどなただろうと思っていたらNamikiさんだった。相変わらず御速い。今日の一番時計は今日が初ブルベでロードバイクを買って1年に満たない24歳の若者、これからの伸びシロを考えると末恐ろしい感じ。

 午後の千葉ウォータフロントは賑やかだけど穏やか。ちょっと曇り空だけどそれはそれでいい雰囲気。

 帰りの渋滞が酷くなる前に帰らねばとそそくさとその場を後にする。駐車場に戻りバイクを収納し着替えて人心地ついて、駐車料金を精算したら事前調査の通り700円。次回もここに停めよう。

 帰りは船橋市街と首都高でちょっと渋滞に嵌ったが概ね順調に帰宅、本日のブルベは無事に終了した。

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 シティーブルベを得意とするAJたまがわの初の船橋スタートのコースは、千葉の内陸部を適度なアップダウンを交えて走るシーズン序盤に相応しいマイルドなコースだった。千葉のブルベは高い山もなく道も良く信号も少なく、更に冬場は気温が高いので非常に走り易い印象があるのだが、今回のブルベもそれと全く同じで走行後の後味の良いものだった。スタート地点へのアクセスも良く是非次回もエントリーしたいと思う。

 来週はBRM328青葉200、定番の道志道往復コースだ。2週連続のブルベだが今回と同じ様にトレーニングのつもりでしっかり楽しく走ろう。