2015BRM328青葉200

 4月になった。年度の切り替わりに大した意味が感じられないままごちゃごちゃと忙しい日々が続いている。毎年この時期はこんなもんなのだが、今年は花粉症の症状がちょっと酷く出ているので体調的な不快感もあって調子はいまいち。とりあえず先週末のBRM328青葉200のレポートは下記の通り。

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 3/28(土)、朝4時起床。先週と同じくルーティーンなブルベの朝を迎えた。前日にバイクその他の積み込みを完了していたので、のんびり着替えをする。直前の天気予報では山中湖の日中の気温は15℃を超える見込みなので、ウェアは長袖ジャージ+レーパン+ロングレッグウォーマーを選択。シューズは取りあえずウインターシューズとノーマルシューズの両方を積み込んである。4時半過ぎに自宅を出発する。

 あざみ野駅前に5時半に到着。駅傍のコインパーキングに車を停めて支度をする。予報では晴れだったのにスタート地点は曇って少し肌寒い位なのでウィンターシューズを穿く。バイクに跨り直ぐ近くのスタート地点に向かう。

 あざみ野駅傍のマンション前の広場がスタート地点で既に装備チェックが始まっていた。今回の青葉200は事前にブルべカードが送られてきており(御丁寧に名前や住所まで印刷されていた)、当日の集合時間は5:45で集合と同時に受付を兼ねた装備チェックが始まりそのままスタートとなる。通常のブルベなら受付の後ブリーフィングを経て装備チェックとなるのだが、今回の方式はなかなか画期的だ。

 装備チェックの列に並び順番を待つ。
 ブルべカードにサインをもらって6時ちょっと前にスタートする。

 今日のコースはあざみ野駅をスタートし道志道を通って山中湖を回って富士吉田で折り返し、再び道志道を通ってあざみ野市街まで戻ってくるというもの。

 2012年3月にもこのコースを走ったが、途中の一部ルートと折り返し地点が河口湖近くから富士吉田に変更になっており、獲得標高差が若干増えている。

 今日のブルベはメンテナンスでメーカーから戻って来たGOKISOホイールの試走を兼ねている。去年の後半から後輪のハブから異音を発していたので今年の年初にメーカーに点検調査を依頼していたのだが、メーカーでは異音の再現・特定には至らなかなったものの一通りのメンテナンスをしてもらったのでその結果を確かめる。

 あざみ野駅前から住宅街を抜け県道12号に出る。しばらくは市街地を走らなければならず、路線バスが前を走っていたりして走り辛い。

 高田橋を渡る。
 前回は上溝から新小倉橋経由で青山の交差点から道志道に入るが、今回は高田橋から宮が瀬湖経由で道志道に合流するというふうにルートが変更されており宮が瀬湖までの登りの分で獲得標高差が増えている。

 宮が瀬湖までは交通量も殆どなく走り易い。前回の新小倉橋までの市街地道路は交通量が非常に多くて走り辛かったので、多少登りがきつくても今回のコース変更は歓迎だ。

 静かな湖面の宮が瀬湖。

 44km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:24。

 結構な人数の参加者達で賑わっている。

 バイクラックが2本も置いてあった。ここは自転車乗りの来客が多いところなのだろうか。15分程休憩して出発。

 PCを出てちょっと走ると道志道に合流。ここから山伏峠まで約35kmの登りが始まる。

 道志はもう何度も走っているのでコースプロフィールほぼ完全に掌握できている。心拍ペースを一定に保ちながら久し振りの道志の登りを楽しんで走る。久々のGOKISOホイールの回り具合は、しばらく使い続けていたMAVIC/KYSLIUMとの比較においても、体感的にそのスムーズさを改めて認識した。時折意識的に重いギアにしてトルクをかけながら後輪ハブに負荷をかけてみるが今のところ異音が発生する気配はないのでちょっと嬉しくなった。

 前方に富士山の頭が見えてきた。

 ぼちぼち勾配がきつくなってきた。

 私的にはこの「赤玉園」の看板が山伏峠への最終アプローチの開始地点。
 勾配はきついが山頂までの距離を把握できているので楽に頑張れる。

 山伏トンネルに到達。

 トンネルを越えて平野の交差点まで一気に下る。


 山中湖畔に出て富士山を眺める。山中湖村は快晴、富士山もくっきり。
 山中湖畔は観光客で賑わっている。予想ではまだ寒いと思っていたがぽかぽか陽気で気持ちいい。もう完全に春。湖畔を半周して一旦湖から離れる。

 忍野村方面に向かう。

 道も広くて走り易い。昼近くなって日差しもしっかりあるので標高は高いが気温は高い。今日のウェアでも結構汗を掻いている。

 102km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:17。

 ここで折り返し。山中湖に戻って山伏峠を数km登り返せば後は下り基調なので気分的にはかなり楽。補給も軽めで15分位休憩して直ぐに出発。

 富士吉田からの富士山の眺め。

 ちょっと走ったらいきなりの激坂。今日1番の急勾配にえっちらおっちら登る。

 忍野村から富士山を眺めつつ再び山中湖へ戻る。

 短い時間だったけど山中湖から離脱。

 山伏峠への登りはまるで追い風基調の様にすいすい登ってあっという間にトンネルに到達。

 トンネルを越えるといよいよ下り基調の40km、勢いに任せて一気に下っていく。それにしてもGOKISOハブは良く回るし、多少路面の悪いところでも車体が安定してバイクコントロールが楽なのは十分に体感できる。久々の道志の下りも楽しんで走る。

 途中でトミナガさんとzucchaさんにパスされる。超高速な二人にはスタートして直ぐにパスされたはずだが、きっとのんびり昼食を摂っていたに違いない。

 155km地点のPC3に到着、チェックタイムは13:39。

 先着していたトミナガさん達としばし会話。休憩も程々に出発。

 下り基調ではあるもののちょこちょこアップダウンを繰り返しながら進んでいく。

 再び高田橋を渡って市街地に入っていく。

 上溝辺りから今までの長閑は風景が嘘の様な交通量の激しさにちょっと面食らう。時間的にも余裕たっぷりなので車の流れに無暗に逆らわずにたらたらと走る。

 何となく走っていたらいつの間にか青葉区に入っていた。ゴールはもう目の前。

 県道12号を逸れてちょっと走ったところでゴールの大場かやのき公園に到着。

 VCR青葉のスタッフさんにゴール受付をしてもらう。ゴールタイムは15:56、認定完走タイムは9時間56分だった。
 青葉の午後はスタート時点とは打って変わって好天で気温も高い。今日の出で立ちでは暑過ぎるくらいだ。
 しばしの間のスタッフさん達との会話の後、その場を後にして駅前の駐車場へと向かう。

 桜並木は今にもポンと咲きそうな感じ。

 あざみの駅前でちょっと迷ってしまったが駐車場に戻ってきた。

 GOKISOホイールの試走は無事終了。200km走ったが連続的な異音の発生はなく、取り敢えずメーカーメンテナンスで解消されたのではないかと思われる。異音の原因は結局メンテナンス不足と言う結論になるのだろうか。
 着替えようと思ったら着替え一式を忘れてきてしまい、仕方なくウェアのまま車に乗る。
 帰りはあちこち渋滞に嵌って2時間かかって、トドメは自宅直前の住宅街の中の路地で離合づまりにはまり込んで足止めを食ってしまった。西武ドームの試合終了後の帰宅客の渋滞から逃れようとした連中が迂回路を探してガンガン入ってくるので地元の住民としては非常に迷惑だ。折角楽しいブルベだったのに最後に水を差されてしまった。

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 久々に道志道や山中湖を走ったが、熟知したルートをマイペースで淡々と走るサイクリングはプレッシャーも少なくあっという間に走り切ってしまった印象だ。これまた久々のGOKISOホイールは、懸念されていた異音の発生もなく良く回るハブの乗り心地を体感できて一安心、今日のサイクリングが更に楽しいものになった。
 これで2週連続の200kmブルベは無事終了。そして1〜3月の月3本の計9本のブルベを予定通り走り終えることができた。4月以降のスケジュールはまだ見通せてないが取りあえずは4月中に400kmを確実に完走することを当面の目標としたい。