Paris-Brest-Paris 2015/レポート11:8th Stage/Brest - Carhaix (85km/703km)

 8/18、12:15にBrestを出発。ほぼ予定通り。折り返してパリを目指して走り始める。


 ウワンさんに別れを告げて先を急ぐ。

 Carhaixまでは85km。往路と区間距離は同じだがルートが一部違う。

 Brestの街から出るルートは往路と違うので橋は渡らない。

 街の中はアップダウンが多い。そんな中、数人のライダーと意図したわけではないが追い抜きあいが始まる。下りでは勢い良く抜かれてしまうが登りではこちらが抜き返してしまうということを何度も繰り返す。4年前も似たようなことが何度もあったのを覚えている。大雑把な言い方だが走行中に感じていた外国人との相対比較での登坂でのアドバンテージは4年前と同じ印象だ。

 Guipavasの街を通過。アップダウンの攻防はまだ続いている。

 Landerneauという街を通過。川沿いの街は大勢の観光客で賑わっている。

 Sizunの街に入った。街には活気があってライダー達も大勢立ち寄って休憩している。前方にヤマグチさんの背中が見えたが、カフェで休憩なのか右に曲がっていった。特に疲れもないので私は素通り。

 Trevezel山への長い長い登り返しが始まる。

 登りの途中でエマージェンシーシートを広げて眠る人。気持ち良さげ。

 4年前、往路で野宿したのは多分この左手の小さな小屋の前だったと思う。

 往路同様脚は良く回るし疲労も余り感じないので楽しんで登る。

 頂上到達。

 観客が結構いる。全員がPBPのライダー達を見に来ているわけではないだろうが、声援はありがたい。

 山頂を過ぎて長い長い下り。ほぼ直線的に下っていくのでスピードがどんどん上がる。前から登ってくるこれからBrestに向かうライダー達とすれ違う。ゼッケンを見ると中にはBrestのクローズ時間に間に合いそうにない人もいるが、皆頑張ってBrestを目指している。時折手を挙げて挨拶を交わす。

 ここでも寝ている人が。道端でひっくり返って寝ている人は珍しくない。

 とにかく下りが長い。路面が余り良くないので無暗にスピードを上げ過ぎると危ない。路面からの振動も凄く手が痛くなりそうだ。いつの間にか空は雲に覆われて、青空が見えなくなっていた。一瞬雨がぱらついたが直ぐに止んでしまった。

 ようやく下りが終わって全身の緊張が解けた。Carhaixまではあと20km足らず。

 16時前にCarhaixの街に入った。

 PC着。コントロールに向かう。

 チェックタイムは8/18の15:53。

 余り空腹感もなく疲れもないので、ここではオランジーナ2本の水分補給のみ。どこのPCでも思うことだがコーラやジュースは大きくても350mlサイズの缶のみ。大抵は200mlサイズなので2本飲んでも足りない位。おまけに値段が1.5ユーロはするので高い。日本みたいに500mlのペットボトルや缶がとてもありがたく思える。滞在時間は20分程で直ぐに出発する。