2015BRM1003東京200

 BRM1003東京200を走って2日が経過、疲労感はないが走行中に攣った両脚の縫工筋が微妙に痛い。攣るということは筋肉がそれなりのダメージを食っているということが良く分かる。取り敢えず3週連続のブルベ日程は終了したのでちょっと練習は抜き気味にする。そんなわけで走行レポートは下記の通り。

    • -

 10/3(土)、3:50に起床、眠い。秋になって起きるのが辛くなってきた。外は真っ暗。手早く身支度をして4時過ぎに自宅を出発、川崎に向かう。
 5時過ぎに等々力緑地に到着。早朝だと1時間で行けるのか。スタート地点の川崎市民ミュージアムのすぐ前の駐車場に車を停めた。

 受付を済ませる。200kmブルベだが参加者は少ない。エントリーリストでは30人位だった。

 ブリーフィング中。
 今日のコースは川崎を出発し、道志道から道坂トンネルを越えて都留で折り返し、甲武トンネルを越えて檜原街道から川崎街道を経てゴールする200km。

 主な峠越えは道坂トンネル、甲武トンネルを含む4つ。80km地点から140km地点までほぼ20km置きに配置されているのでわかり易い。獲得標高差は2900mの中級山岳コース。

 装備チェックをパスして6時前にスタート。

 等々力競技場傍を通過。
 川崎市街は信号は多いが、早朝で車通りはそれ程多くないのでストレスは少ない。

 町田を通過。空には雲が多く日差しは蔭りがち。今日の予報は晴れで気温も20℃台後半まで上がる見込みだが、これ位の空模様だと走り易いだろう。

 高田橋を渡る。
 高田橋を越えてぼちぼち登りが始まる。ここまで前後に参加者が連なりちょっと長い車列ができていたのだが最初の上り坂でばらけた。

 県道54号を右に逸れて県道65に入ったらきつい勾配の登り坂が出てきた。

 三増トンネル通過。

 国道412号に入って青山の交差点に向かう。ここを左折すると道志道に入る。

 道志道。ここからしばらく山中湖に向かって走る。
 序盤のアップダウンをこなしながら順調に進む。いつの間にか空には青空が広がりしっかりした日差しが出てきた。この分だと日中は予報通り暑くなりそうだ。

 3人組のサイクリストが後ろからやって来て一人が「今日は何キロですか?」と尋ねて来る。こちらがブルベ中と分かっている様で200kmと答えたらサムアップで爽やかに抜いて行った。

 56km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:34。

 たくさんのサイクリストやバイカーで賑わっている。まだ序盤で特に空腹感もないのでジュースを1本だけ飲んで10分程の休憩で出発。

 PCを出て直ぐに平丸トンネルへ登る。

 久し振りの道志道、アップダウンをこなしながらジワジワと山中湖に向かって標高を上げていく道のりは楽しい。

 道志役場前通過。

 道志道を右に逸れて県道24号に入る。ここから道坂トンネルへの登りが始まる。

 勾配はそこそこ、距離は5km位。何となく疲労感が両脚にあって調子はいまいちな感じではあるが、それでももうちょっと踏み込んでいけそうな余力が感じられるので前向きなモチベーションをもって確実に登っていく。

 日差しは強いが木陰に遮られて涼しい。この登りが今日の最高標高地点なのでここをこなしてしまえば後は気が楽だ。

 10:11、82km地点・標高1000mの道坂トンネル到達。
 ここまでの登りの動画を撮っていたアクションカムの停止ボタンを押そうと思ったら既に電源が落ちていてちゃんと録画できていなかったらしい。路面からの衝撃でバッテリーが一瞬非接触になったか?

 一気に下って都留市街を目指す。

 都留市街を抜ける。確か先週は反対から河口湖へ走った。

 リニアと学園のまち、都留市。

 ここを右折して2つ目の登りに入る。

 勾配は結構きついが距離は1kmちょっと。

 日差しが強いので木陰の多い登りの方が涼しくて快適だ。

 2つ目の峠の山頂通過、大月市に入る。

 距離的にも100kmを超え大体この辺りが折り返し、ここを右折して東京方面に戻り始める。時刻もまだ11時、いいペースでここまで来ている。この分なら17時前にはゴールできそうだ。

 105km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは11:01。

 日なたはかなり暑い。レーパンを見るとちょっと塩を吹いている。そう言えばさっきから右耳の耳管開放症が発症している。思った以上に発汗している様だ。とりあえず水分を補給して、プリンを一つ食べて10分程の休憩で出発する。

 甲州街道を東京に向かって走る。八王子まで54km、ゴールまで見通せそうな数字で今日の進行が非常に早く感じる。

 大月バイパスを通る。

 正面に見える山がくっきり。抜群の快晴だがちょっと暑過ぎる。塩分補給のためポケットに入れてある塩梅を食べながら走る。

 ここを左折して3つ目の峠越え開始。

 のっけから急勾配、ダンシングでえっちらおっちら登っていく。

 急勾配の道が続く。事前の地図読みではそんな風に見えなかったが、次の甲武トンネルの勾配はそれ程でもないので恐らくこの3つ目の峠の勾配が一番きついと思われる。

 県道30号か。まだまだ登りは続く。

 3km程登ってようやく市境が見えてきた。山頂はもう直ぐか。
 直ぐに山頂に到達し、気持ち良く下りを楽しむ。車通りも少なくこの道はかなり走り易い。

 県道30号を左に逸れて、細い道に入る。距離的に直ぐに甲武トンネルへの登りが始まるはずだから恐らく県道33号へのショートカットの道だろう。

 県道33号に出た。ここから最後の峠越えとなる甲武トンネルを目指す。約8kmをじわじわと登っていく。

 時刻は12時半を過ぎ、太陽は高く真夏の様な日差しが容赦なく照り付ける。ちょっとばて気味になって来た。登りの途中で道端に止まってしきりに脚のストレッチをする参加者をパスしてきたが、恐らく脚が攣っていたに違いない。この暑さならそうなってもおかしくない。こちらもいつもの両太腿の縫工筋辺りが何となく攣りそうな雰囲気があってちょっと気になる。この峠で脚攣りを発生させない様に、踏み過ぎずに慎重に登っていく。

 ちょうど1月前、BRM905東京200でここを登ったが、その時は曇り空で涼しかったので特に苦も無く登り切った印象があったが、今日は登りがとても長く感じる。さっきまでの峠越えとは違い木々の日陰か少ないので暑さが一層堪える。とりあえず脚は回っているが攣るのが怖くてペースを上げられない。

 ようやくトンネルが見えてきた。もうひと頑張り。

 13:01、141km地点の甲武トンネル到達。

 東京都に入った。これで今日の登りはほぼ終わり。脚が攣らずに済んでよかった。ほっとして下りを楽しむ。

 あっという間に上川乗まで下って来た。ここまで下る途中で結構な数のサイクリストが坂を上っていた。交差点脇の看板を見たら明日10/4はここでヒルクライムレースがあるらしいのでその下見なのかも知れない。

 檜原街道を五日市までのんびり下る。沢山のサイクリストとすれ違う。

 五日市駅通過。

 165km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:52。

 ここは最終PC。残りは40km弱、2時間程でゴールなのでジュースを1本飲んで10分程の休憩で出発。
 県道7号を八王子方面に向かって走る。
 後ろから一人の参加者が結構な勢いで抜いて行ったが、ちょっと先の交差点で赤信号で停車しようとしていた車を右から追い抜いて信号無視で交差点を突っ切って行ってしまった。
 しばらくして別の参加者に抜かれたが、その人は交差点で停車している車列の路肩が狭いのを無理矢理車の右側に出てせり上がっていった。
 もうゴールまで距離はないのにそんなに無茶して急ぐこともないだろうに。私が直ぐ後ろにいることは知っているはずなのに、そんな走り方をするというのは普段から当たり前の様にそういう風に走っているということなんだろうな。人の振り見て我が振り直せ、安全確保と車との摩擦を避けることは勿論のこと、何時誰に見られても恥ずかしくない走り方をしなければと改めて認識した。

 県道7号を左に逸れて多摩川河川敷の運動場を通過。この道は随分前のブルベで反対側から走ってきたことがあった。ここを走行中、いきなり右太腿の縫工筋が攣った。激痛にダンシングで耐えながら何とか止まらずに走っていたら今度は左脚の縫工筋が攣ってしまった。ゴールまで持たなかったか、塩梅の残り全部を口の中に放り込んだ。

 国道16号に出て登り坂が始まる。PC2を出てから基本平坦だが小さな登りが2つあってそのひとつがこれだ。今日越えて来た大物の峠に比べればどうってことない登りだが攣り気味の脚にはちょっと堪える。きつい西日の照り付ける中えっちらおっちら登って何とかクリア。

 日野橋近くの多摩モノレールの軌道下に出た。

 この辺りは余り走ることがなく、モノレールの軌道を見上げて走るのはちょっと新鮮。

 ちょっとだけ多摩川沿いの裏道を走る。

 百草園から川崎街道へ出た。野猿街道との交差点。普段はこの交差点を通って野猿街道を自転車通勤をしている。

 聖蹟桜ヶ丘からぐっと車通りが多くなってきた。ぼちぼち夕方だし、どうやっても渋滞に巻き込まれるのは避けられそうにない。ゴールまで20kmを切っているので1時間もあればゴールできるだろう。

 聖蹟桜ヶ丘を過ぎて最後の登りが始まる。これが結構長い。とりあえず脚攣りは治まっているので再発させない様に慎重に登っていく。

 稲城市に入った。これで本日の登りは全て終了。あとは川崎街道をひたすら走るのみ。

 矢野口駅傍、残り10km。

 川崎市高津区に入った。車通りは多くそこそこ渋滞するがBRM905東京200の時の様に酷くはない。クールダウンのつもりでのんびりと流す。

 ゴール直前の真っ直ぐな並木道。信号も無くてちょっといい感じ。

 204km地点のゴールに到着、ゴールタイムは15:49。

 今日のゴール受付はこの先のデニーズ、ここでの飲食を考慮してここでは何も摂らずに直ぐにゴール受付に向かう。

 4km程走ってデニーズに到着。
 店内でゴール受付を済ませる。認定完走時間は9時間49分だった。

 小さいパフェを注文。汗まみれの薄汚れたオヤジがパフェをつつくのは全く絵にならないがそんなことは一切気にしない。旨いです。

 そそくさと店を後にしてスタート地点の市民ミュージアムの駐車場へと向かう。
 駐車場に戻りバイクを車に積み込んで着替えて、公衆トイレの水道で顔を洗ったらすっきりした。相変わらず右耳の耳管は開きっ放し、水道で水をがぶ飲みするがなかなか治ってくれない。
 帰宅途上の川崎街道ではゴールへ向かう何人かの参加者とスライド。夕暮れになって渋滞は酷くなってきているがゴールまではもうちょっと、頑張って!
 川崎街道、府中街道の渋滞は酷く今朝は1時間だったのに帰路は2時間でも着きそうにない。ブルべ腹を満たそうと帰宅後は古都に行こうかと思っていたのだが、時間が遅くなってしまったので近場のすた丼に初めて行ってみることにした。

 すた丼に肉増し、ミニサラダを付けてみたが、味も量もいまいち。古都のスタミナ定食の方が旨いし、肉の量もこの3倍はある。コストパフォーマンスの差は圧倒的である。時間が遅くなっても古都に行けばよかったとかなり後悔しつつ20時前に帰宅。これにて本日のブルベは終了した。

    • -

 今回のコースはBRM905、BRM926と比べて獲得標高差に大きな差はなく大物の峠越えにもそれ程の差はないが、終盤のアップダウンがなかった分楽に感じた。暑さ対策を怠って水分や塩分補給が疎かになり終盤で脚を攣ってしまったのは反省点だ。耳管開放症は結局帰宅まで治らず家で2L位水を飲んでようやく治まった。

 さて、今日のブルベの完走をもってブルベを走り始めてから通算の完走数が99になった。100完走に王手、次回BRM1018青葉200で確実に達成を果たしたいところだ。