経緯台換装

 10月末に今年最後のブルベを終えて自転車の公式イベントは全て終了した。11,12月は自転車はオフシーズンとなるが、ブルベの予定のない週末はプレッシャーもないが何となく予定がスカスカな感じでシーズン中に結構リキを入れて走っていた反動が何となく出ている。とりあえず予定していた24本のブルベを全て走り終えてすっきりと区切りがつけられたので、この2か月は自転車以外のことに軸足を移そうと思っている。とりあえずは音楽機材と天体観測の環境整備をぼちぼちやっていこうかと思う。既にネタは幾つもあってブログの執筆待ちが溜まっているのだが、ブルベの走行レポート優先でなかなか書けなかったのでこれから少しずつ吐き出していく予定。

 まずは手始めに天体望遠鏡弄りから。

 我が家の屋根裏には口径15cmの屈折望遠鏡が埃を被っている。ここ数年はブルベに本腰を入れたこともあり、また以前ちょくちょく悩まされていた寝つきの悪さや不眠症が全くと言って良い程なくなりすっかり朝方の人間になってしまった。夜に起きていられなくなれば必然的に星を見ることも疎かになるのだが、天体望遠鏡を覗かなくなった理由で個人的に大きいと思い込んでいるものがあってそれは赤道儀の取り回しが非常に面倒臭いことだ。我が家のベランダは南向きで北の空は当たり前だが家に邪魔されて見えない。赤道儀はまず北の空に極軸を向けてセットするのだがこれが面倒で時間を食うのでどうしても億劫になってしまう。勿論ちゃんと極軸を合わせなくても使うことはできるのだが、赤道儀の構造上、鏡筒をいろんな方向に素早く振り回すには使い勝手が悪い。そんなことを気にせずにパッとベランダに出して短時間覗いてパッと仕舞える様にしないと今のままでは全く星を見ないだろう。そのために経緯台に替えたいという思いはずっと前からあったのだが、そこそこ追加投資が必要なのでなかなか踏み切れずにずるずると月日が経ってしまっていた。

 「今年こそは!」と中古の経緯台をネットを徘徊してぼちぼち探していたら、先月ネットのフリーマーケットで手頃な値段の出物を見つけてゲットした。

 ビクセンHF経緯台の誠報社バージョン。ユニバーサルプレートがビクセンの物と異なっている。

 屋根裏から降ろしてきた望遠鏡。早速換装作業開始。
 赤道儀はミザール製だが三脚ベースに特に不都合もなく経緯台を載せることができた。

 経緯台と鏡筒の接合はアリガタ・アリミゾを介して行う。ビクセンのアリミゾプレートを別途購入して経緯台のユニバーサルプレートを取り付ける。互換性は全く問題なし。

 あっさり完成。

 軽く鏡筒を動かしてみたが、赤道儀とは比べ物にならない位簡単に向きを変えられる。何でもっと早くこうしなかったんだろう。

 さて早速覗いてみよう…と行きたいところだが今夜はあいにく曇り空でこの連休中も天気が悪そう、ファーストライトはしばらく御預けになりそうだ。