BRM715北海道1200/レポート2:ステージ1/スタート->PC3(351km/351km)

 7/15(金)、朝4時起床。微妙に眠いがベッドから起き上る。ホテルの窓からは隣のビルの壁しか見えないので外が明るくなっているのかどうかもわからない。そそくさと準備をして持っていかない物は全てバイクケースに放り込んでチェックアウト、バイクケースを預けてホテルを出た。

 5時前につどーむに向けてホテルを出発。

 空には若干雲はあるものの晴れ、涼しくて気持ちがいい。
 スタート地点では既に開会式やブリーフィングが終わった頃だが、スタート時刻は5:40だし睡眠時間をできるだけ確保したかったので半ば確信犯的に寝坊した。

 道すがら後ろからトミオカさんが追い付いてきた。寝坊したとのこと。会話しながら先を急ぐ。トミオカさんは7月末から2週連続で奥さんと娘さんと一緒に北海道の400kmと600kmのブルベを走るとのこと、これで家族全員がSRを取得するらしい。トミオカさん一家は家族でFlecheを完走した実績があり、何とも凄い話だ。

 つどーむ直前の交差点でちょうどスタートしたばかりの参加者数名を見送る。

 5時過ぎにつどーむ着。そのまま自転車を押してドームの中に入る。

ドームの中では丁度5:30スタートが始まっている。場内アナウンスで出走者の名前を一人一人読み上げられていて、それを聞いているだけでぐぐっと気分が盛り上がってくる。


 出走者の大半はスタートしていき、ドーム内は閑散としてきた。

 これから1200kmを走るとは思えない程の軽装備な我がバイク。果たしてこの目論見は上手く行くのか。

 そうこうするうちに5:40スタートの出走者の名前がコールされ始めた。アクションカムでスタート風景の録画を始めようかと思ったら自分の名前がコールされてしまい記録に残し損ねてちょっと残念。スタートの車列に並んでブルべカードに出走スタンプを押してもらった。いよいよスタート、スタッフさん達に見送られながら緩々とドーム内を進み外に出た。1200kmの長旅の始まりである。

 今日はPC3北見までの352km。

 後半標高800m超の北見峠越えを含む獲得標高差は2000m。予定走行時間は17時間でPC3には23時前着を目論む。

 丘珠空港脇を過ぎて左折、東に向かって走り始める。気温22℃、晴天で気温もぼちぼち上がってきているが、湿度が低くて空気が清々しい。なかなかのサイクリングコンディションだ。

 今さっき出発したつどーむが小さく見える。

 2年前のスタート&ゴール地点だったさとらんど入口を通過。

 石狩川を渡る。

 10人位の車列に追い付いた。そこそこのペースで走っているのでこちらのペースでは追い越すまでの速度差はなく、しばらく付いていく。そのうちその集団も少しずつ大きくなってきて、このままこの大集団で走るのは窮屈なので、思い切って集団からのエスケープを試みる。しばらくハイペースで走って後方視界から集団が消えた頃を見計らってペースを緩めて単独走行に持ち込む。

 信号もなく車通りもない真っ直ぐな道を快走。

 当別ダム通過。ぼちぼち平坦基調から登り基調になって来た。

 穏やかで爽やかな風景は気持ちいいの一言。

 ぼちぼち湖畔を走っていたら序盤でエスケープした集団に追いつかれた。こちらもそれ程緩く走っていたつもりはないのだが集団のペースは結構速い。再び集団後方に付いていくことになった。

 これから1200kmを走るっていうのに序盤で結構なハイペースで進んでいるが、たまにはそういう雰囲気に呑まれてもいいかな。

 アップダウンが続く中、集団の速度も若干落ちたので再度集団からエスケープする。

 カワダさんに遭遇、会話しながらぼちぼち走る。

 序盤の小さな峠を越えて新十津川町に入る。

 びゅーんと下る。爽快。

 80km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは8:30。

 スタッフさんにブルべカードにチェックを入れてもらう。
 軽トラックに乗ったおじさんがやってきて「直ぐそこにトイレや水道があるから使いな」と親切に教えてくれた。

 通過チェックの目の前の自動販売機では先着のライダー達が大勢休憩していた。喉が渇いていてたのでそこでジュースを買って、フロントバッグに入れておいたパンを食べながら休憩。ここでたけさんやちゃりけんさんと遭遇。
 20分程休憩して出発。

 カワダさんとランデブーで走る。
 走るうちに少しずつ人数が増えて行って7、8人の集団になった。向かい風基調になって何となく先頭交代が始まった。

 北竜町に入る。先頭に出るとちょっとした向かい風で30km/h近い巡航速度を維持するのにミドルレンジ後半まで心拍が上がるのでオーバーペースだが、たまにはローテーションもいいかなと暫くの間ローテーションに加わった。

 カワダさんがガンガン牽く。
 もうそろそろPC1という辺りで、微妙に左膝が痛くなってきたので、序盤で踏み過ぎて膝を壊すわけにはいかないので、集団から千切れる。

 130km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:34。

 ここでリュウさんやみいさんに遭遇、皆さん元気に走行中だ。

 ガラナをがぶ飲み。20分程休憩して出発。

 ここから再び単独走行。PC2までは155kmと長いので丁度中間地点辺りのコンビニに休憩ポイントを設定してある。

 北海道らしい真っ直ぐな道が続く。両膝とも何となく痛みがあるがまだ疲労的な痛みなのでいきなり大事というわけではない。右太腿が緩く攣り気味になったりと、PC1までのオーバーペースが明らかに祟っているのだが、単独走行になっても心拍はミドルレンジ前半でやはりオーバーペース気味な状態が続く。気持ち的には落とそうと思っても信号もなく真っ直ぐな道が続くのでつい踏み気味になってしまう。

 今日2つ目の峠越えが始まった。勾配は緩いのでぼちぼち上っていく。

 山頂の湯内トンネル到達。

 トンネルを抜けると旭川市に入った。

 下り基調を快走。巡回スタッフカーが手を振りながらパスしていった。

 再び石狩川を渡る。スタートして直ぐに渡った時より川幅が随分狭くなった。

 旭川新道に入ってぐっと車通りが多くなった。旭川中心部には行かないルートだ。

 稚内まで243kmと見て何となく近く感じるのはかなり距離感がおかしくなっているな。

 比布町に入る。この辺りでおおよそ今日の半分。

 真っ直ぐは道が続くとどうしても踏んでしまう。

 国道39号に乗って愛別町に入った。

 またまた石狩川を渡る。更に細くなって相当上流に来た感じだ。

 北見峠に向かってじわじわと登っていく。

 208km地点の休憩ポイントに到着、チェックタイムは14:15。

 ここではまるでPCの様に多くのライダーが休憩していた。気温は25℃位でかなり暑くなった。またまたガラナをがぶ飲みする。
 30分近く休憩して出発。

 出発して程なく登り始めた。今日の最高標高地点の北見峠を目指す。


 標高800m超まで登るので距離はかなり長い。多分20km位は登るはずだ。曇り空になって日も陰ったのでかなり走り易くなった。200km以上を走ってまだまだ脚は回るので調子はまずまず、順調に標高を上げていく。

 遠軽町に入る。山頂はもう目前。


 山頂で写真撮影をしていた小集団をパス、この中にはイナガキ会長やタナカさんやヨシダさんの姿があった。山頂を通過して下りに突入、長く登った分長い下りが始まった。

 途中でイナガキ会長を先頭に先程の皆さんにパスされる。皆下りが速い。

 ひとしきり下って勾配が緩んだ辺りでイナガキさん達は自販機で休憩するとのこと、再び単独走行で先に進む。

 向かう先の雲行きが微妙に怪しい。雨が降らなければよいのだが。

 PC2まであと10kmといった辺りで後輪がパンクした。道端に停まって修理を始めるが、穴がなかなか見つからない。タイヤをチェックしても何かが刺さった痕跡を見つけられない。やっとのことでチューブの穴を見つけたら、タイヤ側ではなくリム側だったので嫌な予感がしつつ穴の位置辺りのリムの内側を調べたら、その部分のホイールのスポーク穴を塞いでいるヴェロプラグが一部ささくれていて尖り気味の突起が出ているのを見つけた。これは盲点だった。こんなところがこんなことになるなんて思いつきもしなかったので事前チェックは全くしていなかった。ここで初めてヴェロプラグも劣化するということが判って経験値が上がったが、状況が拙い。取り敢えず指の爪で突起部分を潰して角が立たない様にしてチューブを交換したが、いまいち不安なので空気圧を低めにする。取り敢えず替えチューブにはまだ余裕があるのでいきなりDNFの危機と言うわけではないが、この先どこかでガムテープか何かを劣化したヴェロプラグの上に貼った方が良いかも知れない。修理には30分を要し、再スタートする。

 気温16℃、体感的にはもうちょっと高め。走り易い気温だ。PCはもう目前。

 285km地点のPC2に到着、チェックタイムは17:34。

 今日の仮眠ポイントとなるPC3北見市自然休養村センターまでは70kmを切ったのでかなり気分的には軽い感じだ。30分近く休憩の後、出発。

 PCを出てから20kmちょっと先に今日最後の峠越えとなる金華峠がある。できれば暗くなる前に下り切ってしまいたかったので、峠まではちょっとペースを上げ目で進む。

 300kmを消化。今が18時半であと50kmなら21時にはPC3に着けそうだ。
 標高が上がるにつれて徐々に勾配がきつくなってきた。えっちらおっちら登る。

 金華峠山頂到達。北見氏に入る。

 なんとか明るいうちに峠を越えて、国道39号に出るとそこそこ車通りが出てきた。この道は2年前、大会キャンセルになった後に北見から旭川に向かって反対方向に走った道だ。
 北見が近付くにつれて道の両脇の店が徐々に増えてきて信号に停まる機会が増えてきた。もう直ぐ食事と風呂と仮眠ができるかと思うとほっとする。

 国道39号を逸れて支線に入ると車通りは少なくなったものの信号ストップの回数が増えた。ほぼ全ての交差点で止まる感じでさすがに辟易する。

 この交差点を右折すると市街地を出る。信号峠からようやく解放されそうだ。
 登り基調になったが今日のゴールはもう目前、クールダウンを兼ねてのんびり走る。


 自然休養村センターの敷地に入って、見覚えのある建物までの最後の急坂をえっちらおっちら登って無事到着。センター本棟の入り口でスタッフさんからここで仮眠する人は別棟の建物の中に自転車を停める様、案内されたのでその建物にバイクを停めてからセンターに入った。

 352km地点のPC3に到着、チェックタイムは20:41。予定では23時前の到着かと思っていたが2時間早く辿り着けたのはかなり嬉しい。これであのパンクがなければ更に早く着けたのにと思ったが、そうでなくても上出来だ。受付でここで仮眠すると伝えるとスタッフさんが”ふじ”という和室の相部屋を割り振ってくれた。まずはドロップバッグを受け取って部屋に向かう。ここで先着していたワタナベさんに遭遇。順調そうで何より。
 部屋に入るとまだ殆ど布団は埋まっていなかったので入り口傍の隅を取ってまずは風呂に向かう。まだ混み始める前だったのでゆったり入ることができた。汗と汚れを洗い流して湯船に浸かるともう極楽極楽!ブルベの仮眠場所で大きい風呂に入れるのは何と贅沢なことか。後から入って来た外人さんが湯船に浸かる時に気持ちよさそうに唸り声をあげているのを聞いてちょっと新鮮な感じだ。

 風呂から上がってすっきりして、共用の充電コーナーにアクションカムの充電をセットしてから夕食。




 2年前同様、食べ物は素晴らしく充実している。

 豚汁と御飯をがっつり頂く。もう旨いのなんの、漬物も塩気の抜けた身体には最高に旨い。

 デザート。2年前もここでこの御菓子を食べた。美味。
 食事を終えて御腹が一杯になったので、部屋に戻って布団に入る。少しだけネットチェックをして、翌日の目覚ましを5時にセット、耳栓代わりのイヤフォンを両耳に突っ込んで22時半前に就寝。