BRM715北海道1200/レポート6:帰宅まで/総括

 7/19(日)、朝5時過ぎに目が覚めた。もう早起きをする必要はないしそこそこ疲れているはずなのに、やっぱりこの時間に目が覚める。もうこれはある種の職業病だな。何となく眠いので二度寝を試みる。うつらうつらして次に時計を見たら7時過ぎ。部屋は前泊の時と同じで窓が隣のビルの壁にくっつく様に付いているので外の光が殆ど入らず今が朝なのかどうかすらわからない。パッキングも大方終了して特にすることもないのでタブレットPCでネットを眺めながらぼやぼや過ごす。
 9時半になったのでホテルをチェックアウト。今回泊まったホテルは、部屋の窓から外の光が全く入ってこなかったこととWiFiや携帯の電波が入りにくかったことと1階から2階のエレベーターがなかったことを除けば値段は安めだし駅から近いし自転車の部屋入れもOKだったので総合判断としてはGood、次回もここにしようかと思う。
 札幌駅にバイクケースを引き摺りながら向かう。全身に微妙な倦怠感と胃腸のもたれ感がある。これは1200kmの疲れというよりは二日酔いな感じか。

 札幌の天気は曇り、それ程暑くなく過ごし易い。

 あっという間に札幌駅に着いた。やっぱり駅から近いホテルは便利。

 遅滞なく移動して快速エアポートに乗車。札幌から離脱。
 胃はむかむかするけど空腹感はしっかりあるのでちょっと面倒な状況。13:30のフライトなので空港ではゆっくり昼食を食べよう。
 11時過ぎに千歳空港着。まずはバイクケースを預けに行く。

 手荷物カウンターを目指して歩いていたら長蛇の列。何事かと思ったら手荷物検査の列だった。取りあえず並んだが遅々として進まない。そうこうするうちに私の後ろにもどんどん人が連なり列が長くなっていく。フライトまでに時間がない乗客がたくさんいてそれらをさばく地上係員もてんやわんやな状況だ。こんなに混むなんて全く想定していなかった。
 結局列に並んでバイクケースを預けるまでに1時間かかった。せっかくゆっくり御飯食べようと思っていたのに時間が全然無くなってしまった。
 急いで御土産を買って、レストランのフロアに上がる。

 目当ての弟子屈ラーメンはこれまた長蛇の列で断念。

 止む無く豚丼を食す。確か2年前もこの店だったと思う。
 時間がないので急いで食べて搭乗口に向かう。保安検査場はそれ程混んでいなかった。
 搭乗口ではタカトリさんに遭遇。彼も首尾よく完走、さよならパーティーには参加せずに今日帰京とのこと。定刻通り13:30に搭乗、北海道を離れる。

 15時過ぎに羽田着。飛行機を降りた途端にもわっとした暑い空気に取り巻かれる。あーあ、さっきまで爽やかな北海道にいたのがまるで無かったかの様だ。

 バイクケースがなかなか出てこなかったが、それ程待たなくても乗れるリムジンバスがあってラッキーだった。
 バス、電車と乗り継いで19時前に帰宅。これにて北海道遠征は無事に終了した。

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 BRM715北海道1200、大きなトラブルもなく無事に走り切ることができた。2年間に台風で中止になった雪辱を首尾良く果たすことができたことは、その時に走っていた参加者の皆さんは勿論のこと、主催者のAJ北海道さんを始め多くのスタッフの方々も安堵されたことと思う。前回の中止からたった2年間で再度の開催まで持っていったスタッフの皆さんの御苦労を思うと、同じスタッフとして大きな敬意と賞賛の意を表したいし参加者として大きな感謝の意を表したいと思うばかりだ。

 今回のコースについて、まず、スタート時間が前回の21時から5時に変更になったことは、走行プランを考える上で夜スタートのPBPの時の様に「初日に徹夜で450kmを頑張って走り、2日目以降を徐々に短くしていく」という走り方が1200kmの個人的なリファレンスになっていたので、5時スタートをどう走るかちょっと迷った。日中走って夜は寝るという生活サイクルを崩さないようにすると、4日間を均等に走らなければならず、そうすると後半に疲労が蓄積して相対的にきつくなるという不安があった。300km以上を3日連続で走るということについては、幸い今回に先立つ5月のBAJ2400で300km以上5日間というを経験してハードルは少し下がった。
 仮眠については、今回1泊目と3泊目をPCとしたが、事前予想では集団雑魚寝で睡眠が思う様に取れないのではと思っていたが、実際には大集団よりも若干早めにPCに入れたこともあり、PC3北見・PC8かなやま共にちゃんとした布団の敷かれた小さな部屋で寝ることができたので思いの外快適だった。ただ、耳栓はもっとしっかりした物を持っていればもっとちゃんと寝ることができたと思う。2泊目の弟子屈も含め大体正味5時間の平均睡眠時間は確保できた。

 コース自体は、関東のブルべを走る身としては難易度はそれ程高くないと思う。峠越えもそれ程高くなく勾配も程々に緩いので走り易い峠が多く、PBPの様にアップダウンが延々と続くのではなくある程度登りと平坦のメリハリがついたコースだったように思う。それに何と言っても信号が少なく車通りも少ないのが北海道の最大のメリットだろう。BAJの時の様に無茶な運転をする車には今回は殆ど遭遇しなかったし、北海道のブルべの優位性を改めて感じた。あと、ゴール間際の10kmの登りで山頂ゴールというのは、個人的にはニヤリとする設定で最後の最後まで手を抜かずに楽しませてくれたという主催者の徹底的な愛を感じた。
 天候にも恵まれ、雨に降られたのは3日目の後半から最終日の前半まで。全行程半袖ジャージとレーパンで通したが、寒いと感じたのはPC8直前の狩勝峠を下り終えてからの30分だけだった。結果的に今回防寒具や雨具を携行せず荷物を大幅に減らす作戦は成功したと思う。まあこれこそ天候に”恵まれ”た結果であり、次回も上手く行くかどうかは分からないが。
 完走時間は79時間48分とPBPと比べて7時間近く早かったが、これはそういう走行プランを組んでその通りに走った結果そうなったということだろう。

 走り方としては1日目に集団走行でオーバーペースになり膝を痛めかけたのはちょっと反省点。機材的には、出発直前にリヤハブのメンテをして事前の走行チェックを怠ったのと、普段全くメンテしていなかったヴぇロプラグの劣化を見落としていたことで、走行中にちょっとしたトラブルに見舞われたが、これを経験に次回は確実に修正したい。

 今回の北海道遠征の要点を下記にまとめる。

*持ち物リスト
1.バイク携行品
①車載用グッズ
 ・ナビ:GARMIN/eTrex20x
 ・サイクルコンピュータ:POLAR/CS500
 ・フロントライト:FENIX/LD20 2本
 ・リアライト:CATEYE/TL-LD155-R2個
 ・ボトル:750ml 2本
 ・ポンプ:TOPEAK/RACE ROCKET HPX
②フロントバッグ(モンベル)収納分
 ・チューブ3本
 ・シフトワイヤー1本
 ・チェーンオイル
 ・単3電池(エネループ)6本
 ・アクションカム用バッテリー2個
 ・USB充電器4ポート
 ・USB充電ケーブル4本
 ・Tシャツ
 ・パンツ
 ・短パン
 ・カロリーメイト3袋
③サドルバッグ(フィジーク/KLI:K BAG Small)収納分
 ・チューブ2本
 ・タイヤブート
 ・集合工具
 ・タイヤレバー2本
 ・レスキューパッチ

2.ドロップバッグ
 ・タイヤ1本
 ・シフトケーブル1本
 ・チューブ2本
 ・ナビバックアップ用:GARMIN/OREGON400
 ・単3電池(エネループ)6本
 ・ジャージ2枚
 ・レーパン1枚
 ・アームウォーマー
 ・ニーウォーマー
 ・ウインドブレーカー
 ・胃薬
 ・下痢止め
 ・湿布塗り薬
 ・オロナインH軟膏
 ・ティッシュ
 ・絆創膏

*空港へはフライトの3時間前には着くように計画する。(高速渋滞や手荷物検査渋滞など不測の事態に備える)

*スタート直後のハイペースに乗っからない。最初から最後までマイペースで。

*走行プランはあくまで関東ブルべでの時間感覚で立てること。(北海道マージンは織り込まない)

*出発直前にやり慣れないメンテナンスはやらない。やっても事前試走は必ずやること。日頃気にしない部分も念入りにチェックしておくこと。

*PCの仮眠所は使える。ただししっかりとした耳栓が必要。

*PCで供される食事は全く問題なし。

*夜中に走らなければ、少々の雨でも7月ならば半袖レーパンでも凌げる。

*今回も尻痛は最後まで出なかった。パールイズミの最新モデルのレーパン(新型3Dパッド)1枚だけで全行程走り切った。

輪行ケースはACORのバイクポータープロを使用したが往復とも飛行機での超過料金は発生しなかった。

*フライト及びホテルの予約はとにかく早めに。(半年前には終わらせる)

*今回の費用総額は、参加費、航空運賃、ホテル代、現地経費等込々で約10万円弱だった。

 これでBAJ2400と北海道1200という今年2つのメインイベントをコンプリートした。今年後半はもう長い距離のブルべは走らない。予定では200kmを8本走って今年は終わるつもりだ。
 積年の目標という意味でも今年RM認定の1200km超のブルべを2本とも完走したということで、名目上の目標クリアも実質的な経験値アップということでもステップアップが果たせたと思う。この結果を受けてちょっと気は早いが来年の目標をぼちぼち考える。取りあえずSR600を1本(Nihon Alpsかな)とFlecheを1本走って2回目のR5000とR10000の受賞基準をクリアしておきたい。そして、つい先日ふと目に留まったとあるビッグイベントへの出走を検討していきたい(これはもう少しリサーチしてエントリーの意思を固めてから公表したいと思う)。

 それにしても今回の北海道は楽しかったなあ。毎年1回は北海道ブルべを走りたい感じだ。まあ弱小サラリーマンには贅沢な話ではあるが、隙あらば来年も北海道ブルべエントリーを画策したいと思う。聞くところによると次回北海道1200は2年後の2018年開催とのこと、当然エントリーの方向で楽しみに待ちたいと思う。