BRM903東京200

 先週末のBRM903東京200を走り終えてから2日半が経過、攣りまくった両脚の筋肉痛が酷く昨日は歩行に支障が出る程の痛みだったが今朝になってかなり治まってきた。自転車に乗れそうだが大事を取って今日も車通勤にする。取りあえず走行レポートをアップする。

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 9/3(土)、朝4時半起床。9月に入って何となく涼しい日が続いていて早朝は空気が冷やっとする感じ。出発直前に天気予報をチェックすると、午前中は曇りで15時以降に雨が降り易くなる見込み。バイクは前日の内に積み込んであるので、財布やら携帯やらを持って車に乗り込む。5時に自宅を出発。

 6時にとどろきアリーナ傍のコインパーキングに到着。直ぐにバイクを降ろしてスタート地点に向かう。

 とどろきアリーナ前の広場は既に6時のスタートは終わっていて閑散としていた。
 受付を済ませてトイレに行ってからR東京スタッフのナオキさんに装備チェックをしてもらう。

 今日のコースは川崎から国道1号に出て小田原を通過して熱海まで行って折り返してくる200km。

 今年のBRM110東京200とゴール地点がわずかに移動した以外は全く同じルートだ。大きな峠越えはなくアップダウンだけの獲得標高差1500m。交通渋滞を除けば難易度はそれ程高くなく、余裕を持って臨めるブルベだ。

 定刻の6時半に出発する。

 高津区市街をぼちぼち走る。市街地は早朝でも車通りは多く信号でちょくちょく止まるが、そういうブルべたど思って臨めばそれ程ストレスにはならない。曇り基調だが雨の心配はなさそうだ。

 序盤は市街地のアップダウンが続く。茅ヶ崎という標識を見ると何となく横浜近郊を走っているというイメージが湧く。

 相模川を渡る。ここまで40km弱を消化、序盤のアップダウンが終わる。
 風向きは良く分からないが何となく追い風な感じがして順調に距離を消化していく。

 47km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:42。

 ボトルは2本付けきたが1本は空のまま、もう1本の水も気温がそれ程高くないせいか余り減っていない。念のために空の方にもアクエリアスを入れておく。15分程休憩の後出発。

 国道1号の車通りは普段通り。何度も走っていい加減慣れたのでストレスはない。

 いつもの最初の海の定点観測ポイント通過。

 酒匂川を渡る。箱根辺りの山々が綺麗に見える。

 小田原市街通過。
 国道135号に乗って中盤のアップダウンが始まる。いつの間にか空の雲が少なくなって日差しがしっかり出てきた。ボトルを2本とも満たしておいて良かった。

 海沿いは風向きも悪くなく順調に進む。

 真鶴通過。

 湯河原市街に入って車通りが多くなってきた。

 湯河原から熱海へ入る登りが今日1番の長さ。それでもせいぜい2km、標高は100m程度なので大したことはない。脚もそこそこ回るのですんなりクリアして熱海市街に入る。折り返しのPC2まであと12km位のところで先頭と思しきライダーとスライドする。速いなあ、1時間半くらいの差がある。

 お宮の松通過。
 熱海市街を抜けて再びアップダウンが始まる。往路はトンネル三か所で迂回路を走ることになっているが最初のトンネルで迂回路の入り口を間違い、うっかりトンネルに向かって走ってしまった。幸い歩道を走っていたのでそのまま折り返すことができたが、後ろを付いてきていたライダーを一人巻き添えにしてしまい申し訳ないことをした。

 PCはもう目前。

 102km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:08。

 それ程空腹感はないのでプリンを1個食べて、空になったボトル1本を満水にして15分程の休憩の後出発。

 元来た道を戻り始める。何となく向かい風だが、それ程強くないので支障はない。

 熱海市街通過。昼になって空はすっかり晴れ渡り夏の日差しになった。雨が降るどころか完全夏日になったが、酷暑という程の暑さまでは行ってないのでまだ耐えられる。

 折り返しのアップダウンが始まる。取り敢えず小田原まで行けば海沿いのアップダウンは終わるのでそこを目指して進んでいく。

 真鶴駅前通過。

 青い空と青い海、まだまだ夏の風景。

 早川まで戻ってきた。海を眺めながら走るのはここまで。

 小田原市街に入ってボトルの水が心細くなってきたので、道端の自販機で小休止、ジュースを1本飲んで出発。

 国道1号のアップダウンが微妙にきつく感じてきた。ちょっとバテて来たか。
 小田原市から出て進んでいくうちにまた喉が渇いてきた。

 PCまではあと15km位だが大事を取って再び自販機でコーラをがぶ飲みする。

 国道1号を離れて北に向かって走り始めると微妙に向かい風が強くなってきた。この夏日に北風とはちょっと腑に落ちないが、どうにもならないのでとにかく進む。

 PCまであと数kmの農道に入った辺りで右脚の縫工筋が攣った。事前の予報ではここまで暑くなるとは思ってなかったので塩タブレットを持ってきていなかったのだがそれが裏目に出た格好だか、反省しつつ次のPCで買うことにする。


 156km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:00。

 取りあえず空になったボトルを2本とも満水にしてジュースをがぶ飲みする。空腹感はなかったし後45km位なので固形物の補給はなしで15分程休憩して出発。

 走り始めてそう言えば干し梅を買うのを忘れていたことに気が付いたが戻るのも面倒だったのでそのまま進む。
 しばらく走っていたら両脚の縫工筋が攣った。かなりバテ気味になってきて、ちょっと危うい感じがしてきたので次にコンビニを見つけたらそこで干し梅を買おうと決めた。

 県道22号に乗ってちょっと走ったらコンビニがあったので停まって干し梅を買う。
 レジで精算をしてその場を離れようと1、2歩歩いたところで突然右脚が攣った、というより全く動かなくなってしまった。”あれ?何が起こったんだ?”と頭で思ってとにかく歩こうと思うのだがとにかく全く動かせないのだ。激痛で動かせないのではなく、何をやっても動かなくなった脚を俯いて眺めたままどうしてよいか分からず暫く固まっていたら、異変に気付いた店員さんが「大丈夫ですか?今椅子と水を持ってきますから」と声をかけてくれた。直ぐに椅子を持ってきてくれてそれに手をかける様に腰を曲げたらほんのわずかに脚が動く様になったのでその椅子に何とか座ることができた。「熱中症みたいですね。しばらくそこで休んで下さい」と氷水を手渡してくれた。レジの前の通路に座っているなんて、みっともないし邪魔だが今はそうする他はなかった。数分間そのまま座ってちょっと身体が動かせるようになったので、店の入り口横のダストボックスまで椅子ごと移動することができた。そこで氷水と買ったばかりの干し梅を一袋全部食べて10分程休んだ。
 とりあえず立ち上がることができたので店員さんに御礼を言って店を出た。ローソンの店員さんの心遣いに感謝!
 
 あと40km、2時間走れば休めると思ってとにかくバイクに乗って走り始めた。

 走り始めて直ぐに再び両脚がビキビキに攣る。腰やら肩やらも攣るというより思う様に動かせなくなってきたのでこれはマジでヤバいと、戸田交差点で停車してバイクを降りた。バイクを降りて思う様に動かない身体を何とか歩道の端まで持って行って一旦座ったもののその瞬間に下半身全体が攣ってしまいこのままだと2度と立ち上がれなくなるのではないかと焦って何とか立ち上がった。とにかく立ってじっとしている以外なす術がない。その内目の前に星が飛び始めて視界が白くなってきた。”これ、やばいなあ。このまま倒れて死ぬかも”と今回ばかりはこの難局を乗り切れなさそうな予感がして携帯で救急車を呼ぼうかと考えた。とにかくもう一度座ろうと再度試みたら今度はそこそこ身体が動いて体育座りができたのでその態勢のまま休んだ。

 20分程じっとしていたら何となく身体が動かせるようになってきたのでよろよろと立ち上がった。立ち上がる時に脚は攣らなかったのでバイクに乗れそうだ。取りあえず先に進もう。
 バイクに跨って再び走り始めた。
 さっきまでと比べて普通に身体が動かせるようになっていたのでそろりそろりとペダルを回す。
 ちょっと踏み込むとやっぱり脚が攣るが、でも激痛に至るところまではいかずに簡単に治まるようになってきた。これは今年のBRM604東京300の時と同じパターンだ。明らかにさっき食べた干し梅の効果が出ている。結局塩が足りなかったのか。

 レーパンが白くなる程に噴き出た塩が凄いことになっている。二の腕にこびりついている塩の結晶を舐めてみたがとんでもなく塩辛い。水分、しかもスポーツドリンクを充分に摂っていたので行けるかと思っていたが、塩の補給を怠るとこんな状態に陥るとはまだ見積もりが甘かった。思えばPC3で干し梅を買って食べておけばこんなことにならずに済んだかも知れない。あそこの状況判断を誤ったのは大失敗だった。夏場はいかなる天気でも必ず塩タブレットや干し梅を携帯しなければいけないと反省しながら走る。

 横浜泉区まで戻ってきた。
 終盤のアップダウンが始まっているが、気が付いたら登り坂でも脚が攣らなくなっている。さっきまでの状態がまるでなかったかの様に普通に走れている。干し梅の即効性はかなり凄い。さっきはDNFを覚悟していたので今走り続けられていることが妙に嬉しい。
 何となく後輪に違和感を感じて信号待ちで止まった時にチェックしてみたら、微妙に空気が抜けていた。どうやらスローパンクらしい。あと20kmもないので何とかこのまま持って欲しいところ。

 いつの間にか空は曇っていて進行方向の空に虹が見えた。
 市街地に入って渋滞が酷くなりペースダウン。どうせ病み上がりな状態なのでむしろ好都合だ。もう直ぐゴールだし、ここまで来れば完走できそうなので今更急ぐ必要もない。

 この先の交差点を左折すればあとはゴールまで2km、ただし登りだ。

 BRM110の時のゴール地点。今回のゴールはもうちょっと上。

 何とか無事にゴールに辿り着いた。後輪も何とか最後まで持ってくれた。

 ゴールタイムは17:24。

 反省の意を込めて干し梅を買う。
 目の前のゴール受付に向かう。

 認定手続き完了、完走タイムは10時間54分だった。
 コーラと御菓子を頂いてそそくさと退席、自走で駐車場まで戻る。
 駐車場に戻ってバイクを積み込みさて着替えようかと思ったら着替えを忘れていてかなりがっくり。帰宅途中で何か食べて帰ろうかと思ったがこの汚いジャージ姿で店に入るのは憚られるので諦めて自宅に直帰することに。
 川崎街道の渋滞が酷く、なかなか進まない。そのうち両手の指が攣り始めたので先程買った干し梅を食べてちょっとしたらやっぱり治った。やっぱ干し梅は効くわ。

 結局自宅に帰り着いたのが20時半。これにて遠征ブルベは”無事”終了。

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 今回のブルベは今年1月に走ったものと同じだしコースレイアウトも難易度は高くないので正直楽勝かと思っていたら、思わぬところで足元をすくわれて想定外のサバイバルブルベになってしまった。
 天気を曇りと呼んで塩タブレットを持たずに出たのがそもそもの敗因だが、それにしてもここまで酷い症状になるとは思いもしなかった。ネットでいろいろと調べてみたらどうやら今回の症状は”熱痙攣”というものらしい。これは水分は充分に摂っているが塩分が不足することで血中の塩分濃度が低下して筋肉の攣りや痙攣が起こるもの。確かに今回は充分に水分は摂っていたし、実際帰宅して体重を測ってみたが普段と余り変わらなかった。水だけを摂るだけでは駄目だということが今回身に染みて分かったので次回からは常に塩タブレットや干し梅を携帯することにしよう。
 それにしてもあのコンビニでの失態は情けないやら恥ずかしいやらだが、店員さんの親切な対応に改めて感謝!

 次回ブルベはBRM917神奈川200、同じ失敗を繰り返さないようにしなければ。