エレガットのメンテナンス

 去年の春にGodinのエレガットを手に入れてから、それまで使っていたエレガットを屋根裏にしまい込んでいた。そいつはもう使用機会はなかろうと売却しようかと思って屋根裏から引っ張り出してきた。

 VantageというメーカーのVTC40というモデルのギターだ。これは20年近く前に三鷹の南口にあったアコギ専門の店に何の気なしに入って見つけたもの。ボディートップに成形不良があるB級品だったが確か3万円に満たない値付けだった。ちょうどエレガットが欲しいと思っていたしこの値段なら余り悩むこともなかろうとその場で買った。

 Vantageなんてブランドは聞いたことはなかったが、どうやら韓国のメーカーらしい。買っては見たものの結構弾き難いギターでアンプに繋いでもショボい音しか出てこないので正直気に入らなかった。それでも他に代わりはないので去年までずっと使い続けてきた。

 ペグの動きが渋くてチューニングがやり難い。随分前にペグが壊れたので、ゴミ捨て場に捨てられていた廃品のギターから取ったペグを付けていた。よく見たら6弦の軸が曲がっている。今まで気づかなかった。
 相変わらず弾き難いのは以前の印象のままだが、その理由は弦高がかなり高いからだ。測ってみると6弦の12フレット付近で6mmある。私的には相当高く感じる。

 ブリッジのサドルをよく見てみると、ネックの指板はフラットに近いのに結構アールが付いている。これも弾き難さを助長しているものと思われる。
 ネックをよく見てみると反りは余りないので、どうやらサドルが高いのがそのまま弦高に影響している様だ。ならばサドルを削ってしまえば弦高は下がるじゃないかと思い立ち、ちょっと手を加えてみることにした。

 ブリッジのサドルを外す。接着されているわけではないの弦を外せば簡単に外れる。

 取りあえずオリジナルのサドルはそのまま取っておいて交換用のサドルをネットオークションで買ってきた。材質はプラスチックで200円程度。弦が当たる部分のアールはオリジナルと比較してほぼフラットに近いので削らずに使えそうだ。

 高さを3mm程削ることにする。ヤスリでガリガリと削っていく。

 サドル完成。

 次にペグの交換。交換用のペグはアマゾンで送料込み1000円を切る程度の物。

 交換作業は簡単。木ネジの位置が微妙に違って斜めにねじ込まれるのが1,2本あったが気にしない。

 サドルを取り付けて弦を張る。サドルの高さは目論見通り。弦高を測ってみると4.5mm位まで下がった。
 早速試奏。かなり弾き易くなった。サドルが低くなってサドルに弦が当たる角度が浅くなったので弦のテンションが下がり押さえ易くなったことが、弦高が下がったこととの相乗効果として表れているのではないかと思われる。
 しばらく弾いているうちに売る気がすっかり失せてしまった。もうしばらく手元に置いておくことにしよう。