LEL2017/Report 3:スタート前日

 7/29(土)、夜中に目が覚めた。時計を見るとまだ午前2時過ぎ、昨晩寝てから4時間しか経っていない。何となく眠い気がするが目が冴えてしまって全く二度寝できそうにない。日本だと昼の12時、要するに時差ぼけというやつだ。仕方がないのでPCを立ち上げてツイッターなど見ていたらこちらにいるはずの人達のツイートが結構飛び交っている。どうやら皆同じ様に眠れないらしい。こんなところで妙な連帯感が出てくるのも面白い。PC見ていたりうつらうつらしていたら部屋の小さな明かり窓の外がうっすら明るくなってきたのでベッドから起き上がる。時刻は7時過ぎ、部屋の明かり窓のすぐ向こうは隣の建物の壁なので外の様子が全く分からないのでとりあえず散歩がてら外に出ることにした。

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 Chingfordの朝は快晴!部屋の窓の明るさから曇りかと思っていたのでちょっとびっくりした。

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 駅の隣のバスターミナル。赤い2階建てのバスが如何にもロンドン。

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 Chingford駅全景。

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 メインストリートを南下してみる。昨夜はホテルの隣のバーが遅くまで随分賑やかだったか、朝はそんな気配もなく落ち着いた街並み。

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 メインストリートの南端。メインストリートは1kmに満たない。

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 南端に大きな教会があった。

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 赤いレンガ壁の住宅が連なる感じが確かにイギリスっぽい。

 小一時間散歩をしてホテルに戻り、ちょっと休んでからスタート受付の準備を始める。2か所分のドロップバッグの中身の最終確認をしてバックパックに押し込む。

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 ウェアに着替えて9時半過ぎにホテルを出発。ナビを頼りにスタート地点に向かう。初めて訪れた国の名前すら知らなかった街をナビのデータだけを頼りに初めて走るというのはなかなかスリリングで面白い。距離は7km程の道のりだが果たして無事に辿り着けるのか。


 ちょっとした坂を上ってルートを辿っていくと案の定ナビのデータは森の中のあぜ道に誘導してとてもロードバイクが走れる道ではなかった。勘を頼りに適当に迂回してみる。ところどころ迷いつつも再びナビデータの道に乗ることができ、そのまま進んでいくと目的地のLoughtonの街に入った。


London-Edinburgh-London 2017/スタート前日:スタート地点に到着

 街を抜けて住宅街の中を走っていくと前方にLELの横断幕が見えてたくさんの人や自転車が見えた。どうやら無事に到着した様だ。

 10時半過ぎにLoughtonの街にあるDavenant Foundation Schoolに到着。


London-Edinburgh-London 2017/スタート前日の出走手続き

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 バイクを停めて早速受付に向かう。

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 受付は10時から始まっているが既に長蛇の列でなかなか進まない。

 受付を終えたふぃりりんさんに出会った。ふぃりりんさんはドロップバッグは1か所しか利用しないとのこと。ブルベ界のトップクラスの速さのふぃりりんさんは今回制限時間100時間クラスで走るそうだが、その実力からすれば確かに1か所で問題ないかも知れない。

 ようやく校舎の中に入ることができて、シューズを脱いで体育館に入った。

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 まずは「Registration」に向かう。Registration会場ではライダーズナンバーの頭文字のアルファベット順、即ち出走時間順にデスクが分かれている。私はPなのでデスクBだ。

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 ここも列ができている。自分の番になってデスクの前に立つと、受付のボランティアは日本人の方だった。ここで日本語で会話できるとはありがたいけどちょっと変な気分。

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 Registrationを無事に終えてグッズを受け取ると、次はドロップバッグを受け取りに行く。

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 ドロップバックは送付先PC毎に色分けがされ、且つPC名が大きくプリントされているので非常にわかりやすい。私のはLouth用とBrampton用なので、オレンジとピンクのバッグを受け取る。その場でドロップバッグを作るのだが、予め目的地別に分けて作ってあるものをそのまま移し替えるだけなので簡単だ。

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 荷物を入れ終えたらライダーズナンバーが印刷されたタグを付けてドロップバッグは完成した。

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 様々な国の言葉で書かれた参加者達への応援の言葉。日本語がデカい。

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 参加者自身が書くメッセージボード。折角なので私も一筆加える。

 最後にドロップバッグを預けるのだが、場所は外の様だ。シューズを履いて校舎を出た。校舎を出たところでタカトリ&つかぽん御夫妻に遭遇、しばし歓談。たまたま傍のベンチで座っていた三船さんの姿を見つけて記念写真を撮ることになった。

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 ドロップバッグを預けに行く途中で、ジャージなどの購入品を受け取るブースがあったが、私は何も買っていないので素通り。後で聞いた話だと、グッズを買った人がこのブースの行列でかなり時間を喰ったらしい。

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 ドロップバッグの引き渡し場所で2個とも預けて一連の出走手続きは全て終了。時間にして小一時間。その場で数人の日本人の集まりができて皆で昼食に行くとのことだが、私はホテルでのんびりしたかったので遠慮させて頂いた。帰路は近道を探しながら戻る。たかだか7km位の道のりだが結構アップダウンがあって脚を使わされる。往きよりも分かり易いルートが見つかったので明日の朝はその道で行くことにした。

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 ホテルに戻ったが買い物に出るのが億劫だったので昼食は昨日買ったパンやスナックで御茶を濁す。食後、直ぐに眠くなってそのまま昼寝に入る。

 目覚めたら21時過ぎでかなり驚いた。2,3時間昼寝のつもりが8時間位爆睡してしまった。頭がぼーっとして倦怠感が強くベッドから起き上がるのに難儀する。時差ぼけがかなり酷い。今日の夕食もFish&Chipsにしようかと思っていたのだが、食欲がないので素直に身体からの声に従って見送る。何となく喉が痛い感じ化するので念のため葛根湯を呑んでおく。

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 今日のRegistrationで貰った袋の中身を確認。ブルベカード、バイク用ナンバープレート、スタート前の食事券、耳栓、簡易スリッパ、ブルベカードケース。耳栓は仮眠所で使うもの、簡易スリッパは各PCでサイクルシューズを脱いで移動する時に使うものらしい。

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 ブルベカード。見やすいレイアウトで進捗が一目瞭然。果たしてこの欄を全て埋めることができるのだろうか。

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 ナンバープレートを付ける場所を色々悩んだが結局この位置。小さいサイズのフレームは選択肢が少ない。

 明日はいよいよスタート、昼走って夜寝るという健康的なライフサイクルで走るプランなのに、時差ぼけが全然解消できないまま臨むのはかなり不安だ。とにかく今晩はしっかり寝ないと始まらないので余り眠くはないがベッドに入る。消灯時間は0時前。