2017BRM819千葉200

 8/19(土)、朝5時半起床。今日のBRM819千葉200kmのスタート時間は8:00なのでいつものブルベの起床時間より遅くても大丈夫なのはありがたい。そそくさと身支度をして6時過ぎに自宅を出発。

 道の駅しょうなんには7時20分頃到着。バイクを降ろしてスタート地点に向かう。

 スタート地点で顔見知りに挨拶しつつ受付を済ませる。スタートは第2ウェーブの8:10と決定。

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 AJ千葉スタッフのべいさんが小型ドローンを飛ばしていた。私も以前から目を付けていたやつだったので興味津々、結構煩い音を立てるが思ったより安定して飛んでいた。バッテリーはあっという間に切れるらしい。どんな映像が撮れたのか是非見てみたいところ。

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 ブリーフィング。今日は雨予報なので参加者は少な目。でもこのブルベはむしろ雨の方が全然走り易い。

 今日のコースは道の駅しょうなんをスタートして筑波経由で茂木で折り返して戻って来る200km。今年で4回目となるこのコースはおおよそのコースレイアウトは頭に入っている。

 登りは不動峠・風返し峠、一本杉峠、道祖神峠等々と結構な数の峠越えがある獲得標高差2600mの中級山岳コース。でもこのブルベの難易度は峠ではなく暑さが大きく左右する。初めてこのブルベを走った2013年は完走率20%の灼熱地獄で私自身もDNFの瀬戸際に追い込まれた。そんなキツイブルベを今年開催するAJ千葉さんもそれに毎回エントリーする私も御互いかなりな意地っ張りだ。ただ今年はこの天気なので灼熱地獄はなさそうなので一安心。

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 8:10スタート。

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 スタート時点でまだ雨は降っていない。気温も低めでかなり快適。3日前にゴールしたSR600KNの疲れはまだ残っているがそこそこ脚は回るしまあこの気温ならば200kmは何とかこなせるのではないだろうか。

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 最初の不動峠の登りが始まる50km辺りまでは平坦基調。順調に進む。

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 徐々に集団が大きくなってかなり長い列になって来た。頃合いを見計らって集団からエスケープする。

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 つくば学園都市を通過。

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 40.6km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:06。

 プリンとピルクルを補給して20分程の休憩の後、出発。

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 不動峠の麓までは平坦基調。多少日差しが出てきてちょっと暑くなってきた。

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 広域農道から向かうべき山を望む。

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 麓に辿り着いた。そろそろ登りが始まる。山方面には雲がかかっている。

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 登り始めると辺りが一気に暗くなった。下から見えた通り低い雲の中にいる様だ。

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 勾配10%のキツイ区間も出てくるがメリハリがあって登り易い坂だ。

 登って行くうちに霧が出て来た。

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 4km弱を登って不動峠をクリア、そのまま先を急ぐ。

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 県道236号に乗ると霧が更に深くなり、雨も降り出した。

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 風返し峠クリア、そのまま下りに入る。

 路面に水が浮いた急勾配の九十九折を慎重に下って行く。

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 下り終えると雨は降っておらず路面は乾いたまま。山だけ雨雲がかかっていた様だ。復路との重複区間の分岐点を左折。去年のBRM813千葉200でここを直進してしばらく行ってしまったので今年な抜かりなく曲がる。

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 登りが始まると再び雨。路面の濡れ落ち葉でタイヤが時々スリップするので注意しながら登る。

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  東筑波ユートピア通過。今日はあの脱力ソングは聞こえてこない。

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 一旦県道7号に出て直ぐにきのこ山方面に右折。登りは続く。

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 雨は幾分強くなって降り続いている。体感的には涼しいので快適。

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 路面状態は良くないのでかなり走り辛い。きつい勾配の坂が更にきつく感じる。

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 県道7号から5km程登って、パラグライダー滑走路に出た。下界は雲に覆われて何も見えない。

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 ウインドパワーつくばも見えない。音だけ聞こえるのでちょっと不気味。

 下りが始まるが、急勾配でただでさえ路面状態が悪いのに雨でウェットで更に小枝や落ち葉などの落下物が多数散乱しているので非常に危険な状態。ちょっと気を抜くと簡単に落車しそうなので慎重に下る。

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 5km程の危険な下りが終わり、全身の緊張が解けた。下界に降りると雨は止んでいた。

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 国道50号に出ると通過チェックは目前。

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 96.4km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは13:32。

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 バケツプリンを食す。大きいだけで余り美味しくなかった。丼プリンはファミリーマートのやつが旨い。20分程休憩して出発。

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 県道257号を北上。平坦区間は雨が降った形跡がない。降っているのは山間部だけか。

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 茂木方面に左折。直ぐに登りが始まる。

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 向かうべき山にはやっぱり雲がかかっている。

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 黄色の縞模様のこの道はいつ走ってもきつく感じる。今日もやっぱりきつい。

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 2km超の坂の頂上で栃木県茂木市に入る。

 一旦下って県道286号を右に逸れてから再び登り。

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 案の定登り始めたら雨が降って来た。静かな林道をえっちらおっちら進む。

 2.5km程登ったら下り。フォトチェックポイントはもう目前。

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 113.3km地点のフォトチェックに到着、チェックタイムは14:47。証明写真を撮って直ぐに出発。ここが今日のコースの最北端、これから南に向かって戻り始める。

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 直ぐ近くにある去年までの有人チェックポイントは閉鎖されていた。有人チェックが無くなったのはこのせいだろうか。この先の仏ノ山峠をちょこっと登るとしばらくは下り基調。

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 県道1号を快調に走って笠間駅方面に左折。

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 笠間駅傍を通過。

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 個人的にはこの高速の高架をくぐったところから道祖神峠への登りが始まるイメージ。頂上までは3kmちょっと。

 登り始めるとやっぱり雨が降り始めた。

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 時々出てくる急勾配をダンシングでかわしつつ、ペースを保って登って行く。

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 このプラスチックキューブの埋め込まれた路面が出てくると山頂が近い印。何度も登っているのでペースが作り易い坂だ。私的にはきついイメージはない。

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 すんなりと山頂通過、そのまま下りに入る。

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 去年までのPCは諸般の事情により使えなくなったということで、更に先のコンビニにPCが変更になっている。峠を越えると雨は止み、快調に進む。

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 143.2km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:05。

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 セイコーマートなのでガラナと北海道プリン。どちらも美味。15分程休憩の後、出発。

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 残る峠は不動峠の登り返し。不動峠の登り口までは4km程。

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 つくば方面に左折。

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 今のところ雨は降っていないが、山に入ったらまた降られるのだろうか。

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 不動峠への登り口に差し掛かった。ここから2.5kmを登る。

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 薄暗い林道をえっちらおっちら登る。裏からの不動峠は距離は短いが急勾配が続く。

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 10%が連続するが、これで最後という意識もあって楽しく登って行く。

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 山頂通過。直ぐに下りに入る。

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 これで全ての峠越えは終了。最後の山では雨に降られることはなかった。さあ、あとは平坦基調をひたすら走るのみだ。

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 順調につくば市街まで戻って来た。PCは目前。

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 174.5km地点のPC3に到着、チェックタイムは17:47。

 ゴールまではあと30kmちょっと、モンスターエナジーを1本飲んで直ぐに出発する。

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 つくば市街は雨は降っていないが路面はしっかり濡れている。ついさっきまで降っていた様だ。

 向かう先の空には黒い雲がかかっている。どうやらこの後は雨に遭いそうだ。

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 県道19号に乗ってから雨が降り出した。最後まで楽をさせてくれそうにない。

 日が暮れてナイトラン開始。

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 国道6号手前のちょっとした丘越えが終盤だと何気にキツイ。ゴールまであと8km位。

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 大利根橋を渡る。今日はこの天気なので花火大会はやっていない様だ。

 この後、県道8号への側道に入り損ねてミスコース。リカバリーするのにちょっと苦労した。

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 結構な降りの中、何とか手賀大橋まで戻って来た。ゴールは目前。

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 無事ゴール。ゴールタイムは19:07、認定完走タイムは10時間57分だった。

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 荒天なので物資調達がままならず今日は炊き出しは中止とのこと。AJ千葉さんのスープ類は美味しいので頂けないのは残念だがこの天気ならば止むを得ない。ゆで卵を一つ頂いてそそくさとその場を後にする。

 車に戻り、道の駅の駐車場を出てから雨は更に強くなった。土砂降りの高速を走って21時過ぎに自宅着。これにて今日の遠征は無事終了。

 

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 LELでは風地獄、SR600KNは雨地獄と来て千葉200つくばでは灼熱地獄になるかと思いきや、終始悪天候でかなり雨に降られた。しかし晴れて酷暑になることに比べれば至極快適、それ程苦労することなく走り終えることができた。それぞれの峠は路面がかなり荒れていてかなりリスキーだったけどSR600KNで雨の下りを散々練習してきたのでそれ程苦にならなかった。足尾山からの下りはかなり危険な状態で実際に落車事故が数件発生した模様だが、SR600KNの時の落車のイメージがまだ残っていた御陰でそろりそろりと下って無難に切り抜けることができた。今年もこのブルベは灼熱時刻にならずに済み、SR600KNのダメージが残っていた割には意外に楽しむことができたのは良かった。8月のLELからの怒涛のスケジュールをこれで無事に消化できてほっとした。

 次のブルベはBRM902群馬200チャレンジ金精峠、SR600KNから1か月も経たないうちに再び金精峠に登る。雨が降らなければ良いのだが、さてどうなるか。