ペダル交換

 10月29日で今年のブルベ全日程が終了して、溜めていた走行レポートを全部こなしてからブログを書くのがすっかり億劫になってしまっていた。気が付いたら12月も終わりでブルベのオフシーズンももうあと1週間で終わるところまで来てしまっていた。オフシーズンの間に色々とやりたいことがあってブログのネタもたくさんあるので、ぼちぼち消化しなければ。

 

 オフシーズンの間にまずやらなければいけないのはバイクのメンテナンス。ブルベ用も通勤用も酷使しているのであちこち手を入れないといけない所がある。

 ちょっと前に2台共にペダルのガタつきが出ていたので、取り敢えずペダルを外す。

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 2台ともペダルはシマノのPD-7810を使用。中古品を買ってもう10年位ずっと使い続けている。その間にシマノのデュラエースのペダルは何代もモデルチェンジして今はカーボンボディになっているのだが、個人的にはアルミのボディが信頼性が高そうでシマノらしいので買い替えずにここまで来た。使っているとペダルシャフトに時々ガタが出るのでシャフトのベアリングの玉当たりを再調整しながら使っていた。

 今回も使っているうちにシャフトが緩んだのだろうといつもの様に玉当たり調整をしようと思ったのだが、シャフトのナットを目一杯締めてもガタが直らない。要するに調整不能な状態になっていた。これは変だと原因を調べるためにバラバラにしてみた。

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 これがシャフト。これを眺めていたらちょっと驚くべき事実が判明した。

 ベアリングが当たる溝の部分が削れて大きく広がっていたのだ。

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 黄色の枠線で囲んだ部分が一周ぐるっと削れてなくなってしまっている。この状態ならば調整不能になるのも頷ける。

 今までペダルのガタが出るのは使っているうちにシャフトのナットが緩んでしまっていたのだとばかり思い込んでいたのだが、これを見て実はシャフトが削れてクリアランスが広がったことによるものだと知って認識が一変してしまった。それにしてもここまで削れてしまうとは、10年近くも使い続けるということがどういうことなのかが良く分かった。ペダルも消耗品ということか。

 これはもうシャフトを交換するしかない。シマノは交換用部品が簡単に入手できるので取り敢えず値段を調べてみたら1本6000円位する。1セット分交換したら12000円だ。この費用をかけてまでここまで使い倒したペダルを修理するなら、新型のペダルを調達した方が良いのではないかと思い始めた。

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 思案の末、カーボンボディの走行距離の浅そうな程度の良い中古を適価で見つけてゲットした。

 PD-7810の中古品はもう殆ど市場に出回らなくなったし、ブルベと通勤で年間2万km位走ることを考えれば、ペダルは消耗品と考えてデュラのモデルチェンジのサイクルで新品を買うのが合理的な気がしてきた。

 

 長い間使い続けたPD-7810がもう使えなくなるのは残念だが、擦り減ったシャフトを見て、こんなになるまでペダルを回し続けたことへのそこはかとない満足感がある。