2年前に手に入れたYAMAHA/SG-1300、入手した時の状態は何故かブリッジがオリジナルからノーマルSGのものに取り換えられていた。
ノーマルSGのブリッジ。他の金属パーツの錆やくすみの具合と比較しても明らかに新しく交換されていることが一目で分かる。
オリジナルのSG-1300にはナローブリッジと呼ばれる幅の狭いブリッジが搭載されており、それに合わせてテールピースとの間隔も狭くレイアウトされている。そこにノーマルのブリッジが付けられると見た目に収まりが悪い。やはりここにはオリジナルのブリッジを付けたいと思ったのだが、なんせ30年前のギターなのでメーカーに問い合わせても在庫部品はとっくの昔に品切れで入手不可、中古のパーツがネットオークションで出てくるのを辛抱強く待ち続けた。
ギターを手に入れて半年位してネットオークションに出て来たので競りに加わったのだがあっという間に3万円の値段が付いてしまいとても競りには付いて行けず脱落。やはり滅多に出てこない希少価値の高いオールドパーツは狙っている輩も多くとんでもない高値が付いてしまうので弱小サラリーマンには手を出せない領域なのかと半ば諦めていた。それから1年半位が経過して再びオークションに中古パーツが出て来たので駄目元で競りに臨んだら、意外にも大台を超える手前で運良く落札することができた。
これがオリジナルのナローブリッジ。見た目にはかなりくたびれているが機能的には問題なさそう。
ブルベもオフシーズンになって休日に余裕が出て来たのを見計らって早速交換する。
いい感じの経年劣化の見た目が他の金属パーツと丁度良い具合にマッチして違和感がなくなった。テールピースとの間隔も自然になった。
私的に一番良いと思っているソリッドのエレキギターを最良のアッセンブリーに戻すことができて更に愛着が増した。辛抱強く待った甲斐があったというものだ。この先も大事に使い続けていこう。