2017BRM320青葉200

 今週末は久し振りにブルベもバンドもない完全フリーな週末だ。何して過ごそうかと思っていたが、取り敢えず久し振りに荒川上流方面に走りに行くことにした。
 荒川・入間川CRをつないだ100kmのノンストップLSD練習は、以前は毎週の様に走っていたがブルベを頻繁に走るようになってからいつも間にか行かなくなっていて、最後に行ったのは2015年12月29日だったから実に1年3か月振りだ。
 いつもの様にLSDペースで流してきたが、ブルベで車道をあくせく走るより車通りも人気もないサイクリングロードをのんびり走るのはやっぱり楽しい。この感覚、久しく忘れていた。しばらく行かないうちに道も所々綺麗になっていて走り易くなっていてちょっと嬉しくなった。今日の走行軌跡はこんな感じ。

 またちょくちょく走りに行きたいものだ。
 そんなわけで今週頭にあったBRM320青葉200の走行レポートをアップする。

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 3/20(月)、朝5時起床。季節もかなり進み外はだいぶ明るくなったがまだ寒い。ウェアをどうするかちょっと悩んだが今日から衣替えを決断、上はインナーなしの裏起毛長袖ジャージで下はレーパンにレッグウォーマー、ノーマルシューズにトゥカバーにした。5時半過ぎに自宅を出発、稲城を目指す。
 南多摩駅前のいつものコインパーキングに着いたので6時半、急いでバイクを降ろしてスタート地点の大丸公園に向かう。

 大丸公園に到着すると既にスタートが始まっていた。急いで受付をしてスタートの車列の後方に並ぶ。

 今日のコースは稲城から宮が瀬湖を経由して道志道を走って山中湖畔を通って河口湖傍で折り返し、再び山中湖から道志道を通って相模原市街地を抜けて稲城に戻る200km。

 VCR青葉の定番ルートで去年のBRM828青葉200で走ったが、折り返し地点が前回より気持ち手前に変更されている。獲得標高差3000mの本格山岳ブルべだ。

 スタート直前、オダ埼スタッフのオグラさんに呼び止められる。何やらナビのルートデータが表示されないとのこと。私もガーミンのナビだがいまいち使い方を理解していなくて一緒になって悩んでいたら、よくわからないうちに表示されるようになって事無きを得た。御役に立てず済みません。

 定刻7時に出発。大丸公園スタート恒例のいきなりの登り開始。衣替えでちょっと寒く感じていたのも束の間、直ぐに身体が温まった。

 尾根幹をぼちぼち走る。後続からどんどん抜かれるのはいつものことだが、この先登りがたくさんあるのであくまでマイペース。

 宮が瀬湖へのアプローチ開始。一月前のBRM211青葉200では前日の降雪で路面凍結し押し歩いたが流石に3月になるとそんな心配は全くない。
 麓から宮が瀬湖までの4km程のこの区間は勾配きつめでどちらかと言うと直線的に登るので私的には好みじゃないはずなんだけど、今日は割と楽しく感じる。

 宮が瀬は今日は穏やか。
 湖畔を過ぎるとPCは目前。

 41km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:09。

 PCは大賑わい。トイレも行列ができていたので、それ程切羽詰っている状況ではないので見送り。いつもの様に100円スナックを2袋買ってフロントバッグに突っ込み水分補給だけして10分程の休憩の後出発。

 道志道に入る。これから40kmの長丁場、ぼちぼち登っていく。

 今日は向かい風基調、登りの向かい風は面白くはないが復路の道志道の下りが向かい風だとより辛くなるので今日は好条件と割り切る。

 真っ白な富士山頂がちらっと見えてきた。

 私的に本格登り開始地点と定める赤玉園の看板通過。ここから約4kmが今日の一番の頑張りどころ。トンネルまでは練習と思ってタレない様にしっかりと踏んで登っていく。

 私的に道志の登りで一番きついところ。終盤で勾配もそこそこきつく、視覚的にもこの真っ直ぐな登りはかなり堪える。辛抱強く登って行く。山頂近くは気温10℃を超えている。冬用ウェアだと大変なことになっていた。

 山伏トンネルまで何とか強度を落とさずにクリアできた。トンネルを抜けてそのまま下りに入る。


 山中湖半に出た。
 湖畔は車通りも少なく走り易い。

 今日の富士山は完璧。


 山中湖半を離れ河口湖方面に向かう。
 花の都公園の人出はまばら、まだ観光シーズンには早いか。折り返しのPCまであと10kmちょっと。

 花の都公園からのルートはなかなか気持ち良い道なのだが路面が荒れているのが玉に瑕。

 新倉河口湖トンネル。全長3km弱とかなり長い。去年はそのまま車道を走ったが交通量が多く道幅も狭いのでちょっと怖かった。今年はトンネル直前の案内表示に従い右側車線の分離歩道を走る。トンネル内は微妙の登り基調なのできつく感じる。

 105km地点のPC2に到着、チェックタイムは12:23。

 空腹感はないので水分補給だけ。トイレを済ませて15分程の休憩の後出発。

 再びトンネル突入、下り基調だが歩道走行でスピードが出過ぎない様に注意して走る。

 山中湖に戻るルートは往路と復路は異なる。復路ルートは距離は短いが激坂、ここが後半の頑張りどころ。きつい勾配をえっちらおっちら登っていく。路肩にはわずかだが雪が残っている。空気はひんやりと気持ち良い。
 忍野を走行中突然リヤブレーキから物凄い擦れ音が聞こえてきてびっくりした。何事かとあわててバイクを止めてリヤブレーキのブレーキシューをチェックしたら大きな金属片が刺さっていてリムを削っていた。その場で取り除き異音は解消、気を取り直して先に進む。


 富士山を眺めながら山中湖に戻る。今日は十二分に富士山を堪能できた。もう暫く見なくてもいいかな。

 再び山中湖畔を走る。今度は微妙に追い風な感じで気持ち良く進む。

 平野の交差点を左折、山中湖に別れを告げて再び道志道に入る。

 山伏トンネルまではそこそこ登っているが毎回それ程きつく感じない。今日もさくっと山頂到達。

 さてここからしばらくは下り基調。風向きは午前と変わらず弱いながらも追い風基調なので快調に進む。

 山間部でも梅は満開。もう見頃は過ぎたかな。

 あっという間に166km地点のPC3に到着チェックタイムは14:55。

 残り40kmを切って2時間程でゴールなのでモンスターエナジーを1本飲んで直ぐに出発。

 道志道を右に逸れて県道64号に乗る。往路は右から来たが復路は左折。
 小倉橋への緩やかな登りで右太腿の縫工筋が攣った。それ程酷い攣り方ではないが取り敢えず携帯していた干し梅を食べ、ここで初めてボトルの水を飲んだ。さすがにちょっと補給が少なかったか。
 後ろからオダ埼ブルべの常連ケイタさんが牽く3人の集団に追い付かれた。そのまま先を譲るが、市街地に入って信号待ちが多く何となく後ろに付いて走ることになった。もうゴールまで距離はないのでそのまま後ろで車間を開けつつ走る。

 尾根幹に戻ってきた。まだ日は残っているうちにここまで来れたので明るいうちにゴールできそうだ。

 往路との分岐まで戻って来た。もうゴールは目前。
 渋滞が酷くなってきたが予測済みなのでストレスは少ない。ぼちぼち進む。


 無事大丸公園に戻ってきた。ゴールタイムは16:48、認定完走タイムは9時間48分だった。
 コーラや御菓子を頂きつつ、その場に居合わせた人達としばし歓談の後、大丸公園を後にする。

 駐車場に戻って着替えたら猛烈に御腹が空いてきた。車を運転しながら夕食の店を思案する。

 最近贔屓の狭山ヶ丘の嘉宴楼でニラレバー定食、うっかり焼き餃子も注文してしまった。あっという間に平らげて満足満足。19時半に自宅に帰着した。

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 今回の走行軌跡はこんな感じ。

 VCR青葉の定番コース道志道200は最近あちこちで聞かれる”アオバヒドイ”ってことはなくて、正統派の山岳ブルベコースだと思う。今回は天候に恵まれ、寒過ぎず風も穏やかで非常に走り易く、私的には終始楽しくそして翌日に疲労を残すこともなく非常に後味の良いブルベだった。シーズン序盤の定番コースとして来年以降も開催されるのであれば是非エントリーしたいと思う。

 次回ブルベは我がオダ埼清水班のBRM415埼玉400の認定試走だ。苦手な400kmだが、新コースということもありしっかり下見をしなければならない。確実に完走すべく準備を進める。