5/6(土)7時10分、チーム”第2次カマノ内閣”は福島駅前をスタート。2017Flecheの始まりだ。
今回のコースは福島駅前から会津若松、鬼怒川、日光、栃木、加須、鴻巣、川越、所沢、府中を通って武蔵小杉にゴールする376km。
スタート直後にいきなり標高1600mの浄土平まで30kmの登りが設定されたちょっとびっくりなルートはサトウさんの作品。獲得標高差は3300mで距離はFleche規定ぎりぎりなるもそんなに楽じゃない。
クロサワ機関車を先頭に、まずは脚慣らし的に緩々と進む。
これから向かうべき山の頂にはまだ雪が見える。
目の前に登り坂が見えてきた。さて皆で頑張って登って行こうか…と思いきや、
いきなりカマノ総理がキツイとストップ。総理の荷物をシムラさんのサドルバックに移し、バイクを軽くして再スタート。
総理を先頭に登って行く。
総理がぼやきながら登る。見るからにきつそう。
クロサワさんがサドルを押してアシスト。
11%の急勾配が更に総理を苦しめる。
「もう駄目だー」と叫んで総理が道端に倒れ込んだ。スタートしてまだ15kmも進んでいない。しばらく休憩してリスタート。
中間地点を過ぎた辺り。一定勾配の登りが延々と続くのでメリハリが少なく余り休めない。
スピードが遅いので各ライダーの周りにハエや蚊が大挙してたかって鬱陶しい。時折総理の「あ˝ーっうざい!」という叫び声が聞こえる。クロサワさんは「ア・バオア・クーの様だ」と一言(ガンダムを知っている人ならこの意味が分かる)。
リアスプロケットのギアが足りないとの総理の訴えに、シムラさんとリアホイール交換。総理のバイクに32Tが付いた。
標高1000mを超えてまだまだ登りは続く。
かなり風景が変わって来た。
奥様御一行様が沿道から声援を送る。
森林限界を超え風景が一変。まだ雪がしっかり残っている。辺り一面硫黄臭が充満して息苦しい。
山頂まであと1km。
やっとのことで浄土平に到着。30kmの登りを3時間半かけて踏破。
標高1600mの山の上は流石に寒い。おまけに雨がぱらついている。先回りしていた奥様御一行としばし歓談の後、出発。
この区間の最高標高地点通過。標高1622m。
道の両脇にはまだ雪がガッツリ残っているが見た目程寒くはない。半袖レーパンでも何とかなるレベル。
長い長い下りをどんどん下る。雨はぱらつく程度で下るうちにいつの間にか止んでいた。
下りが終わって猪苗代町をひた走る。PCはもう直ぐ。
61.2km地点のPC1に到着、チェックタイムは11:49。
ここまで4時間半かかってしまったが、まあ長い登りだったことを考えればこんなものか。
30分弱の休憩の後出発。
磐梯山が良く見える。
磐梯町に入る。平坦基調になって順調なペースで進む。この感じなら山岳での遅れをすんなり取り戻せそうだ。
気温17℃。まだ昼過ぎだというのに雲が厚くて薄暗い。
この道は見覚えがある。確かオダ埼のブルベで走ったはずだ。
鶴ヶ城跡通過。
会津若松市街を通過。日差しが出てきて暑くなってきた。
97.3km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:44。
ここのコンビニのイートインは広くてゆっくりできる。仮眠するには持って来いだが残念ながら今回は時間帯が合わなかった。30分程の休憩の後出発。
PCを出て再び山岳地帯に向かう。標高的に浄土平に比べれは低いがそれなりに登る見込みだ。
大内宿方面へ。
ぼちぼち登りが本格化してきた。
浄土平と同様、総理を守りながらぼちぼち登って行く。
8%は結構きつい。
山頂通過。
大内ダム湖畔を通過。
下り基調で大内宿に到着。
見学を兼ねてここでしばし休憩。
現在時刻は15:50、ここまで120kmを走って来て8時間半かかっていることを考えれば、単純計算だとあと240kmで17時間かかることになり借金を背負った状態、ちょっと拙い。でもまあ何とかなるかな。
大内宿を出発して再び上り始めたがこれは直ぐに終わった。
快調に下る。
144.4km地点のPC3に到着、チェックタイムは17:04。
何となく雲行きが怪しいと思ったら会津若松の方では雨が降っているらしい。サトウさんとカマノさんがいよいよその魔力を発揮し始めたか?
豆パン発見。北海道のとはちょっと違うけどなかなか旨い。30分程休憩して出発。
PCを出発してしばらく走ったら雨が降り出した。走るうちに雨脚が強くなってきた。
そのうちまた登りが始まった。緩やかだけど結構長い。
山頂のトンネルを越えて栃木県日光に入った。160kmを走ってようやく福島県から出た。
鬼怒川の辺りまで来てようやく雨が上がった。
213km地点のPC4に到着、チェックタイムは20:42。
ようやく200kmを超えてきた。ここまで13時間半、残り11時間半で160kmだから借金を完済して若干の貯金ができた。気持ち的にちょっと余裕が出てしばし休憩、これからいよいよ深夜走行というところで英気を養う。