2018BRM414埼玉400

 今週末のブルベはなし。先週末のBRM414埼玉400アタック白河の疲れは癒えたものの平日の会社副業の疲れが残っていたので土曜日の日中はだらだら過ごしつつ走行レポートをつらつらと書いていた。寝る前に書き上げられたので早速アップする。

 

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 4/14(土)、5時半起床。外はどんより曇っているが雨は降っていない。寒く感じる程ではないのだが今日の予報では夜間は雨で気温は1桁台まで落ちるらしいので冬用ウェア選択する。春先の400kmと言えば2013年のBRM420埼玉400で低体温症になりかける程の寒さで酷いことになったのでレインウェア上下も携帯して寒さ対策は万全にする。今朝までに届いていたDNS連絡を確認し、ブルベカードの調整分を印刷して6時半に自宅を出発する。

 7時前に入間豊水橋下に到着。スタート地点の設営をして出走者の受付を開始。

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 悪天候予報で参加者は少な目。

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 8時スタートのブリーフィング中。 

 今日のコースは入間からひたすら北上し白河で折り返して戻って来る400km。

 大きな山越えはないが獲得標高差2500mほど、そこそこの難易度のコースだが問題は天候だ。予報では夕方から翌日午前中まで雨予報で気温も一桁台まで落ちるらしいので、天候次第では難易度が高くなる。

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 9時スタートの装備チェック中。出走者を順次見送る。

 出走者を送り出してから9時過ぎに出発する。

 400kmスタートの時は200や300とは違って独特のプレッシャーがかかる。長旅というか冒険というか、相当なしんどさと不安を打ち消すだけの気力がちょっとだけ勝った状態。やはり400kmというのは長い。

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 気温は10℃を超えた位で運動強度を上げなければ冬用ウェアでも不快にならない感じ。とにかく先は長いので疲れない様に抑えて走る。

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 入間川を渡る。10時近くなって交通量も多い。

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 川越福田交差点の先の道は工事も終わって綺麗になっている。

 鴻巣の街中でいつも通りの重役出勤だったモリタさんに追い付かれてちょっとびっくりした。

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 鴻巣市街を抜け新幹線の高架をくぐっていよいよ”外宇宙”へ出ていく。

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 騎西城通過。

 何となく疲労感はあるが、強度を上げなければそれ程の自覚は無くて済んでいる。平坦基調を淡々と走る。

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 渡良瀬川を渡って茨城県に入る。60kmを消化。

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 鬼怒川を渡る。PCはもう直ぐ。

 91.7km地点のPC1に到着、チェックタイムは13:20。

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 長い区間距離だったがPC1までで全行程の4分の1を消化したというのは精神衛生上かなり宜しい。いつもは次のPC2で補給に使う”飲むヨーグルト1L”をここで投入。20分程休憩して出発。

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 走り始めは寒い。気温は朝から横ばいでこの調子だと予報通り夜になると寒くなりそうだ。やはり冬用ウェアは正解だったかも知れない。

 どんよりと曇った空の下に筑波山が見える。

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 国道294号を北上。並走する真岡鉄道の電車を久し振りに見かけて思わず写真を撮る。良く見ると真岡鉄道って電化されていないのか。今まで全然気付いていなかった。

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 祖母井の街中を通過。123kmを消化。

 再びモリタさんに追い付かれ、抜かれる。モリタさんに「前を牽きましょうか?」と声を掛けられたが付いて行けそうにないので先に行ってもらう。力強いペダリングで先行していくモリタさんがどんどん視界から遠ざかっていく。なんか調子良さそうというよりは速いじゃないか。疲労感もあって巡航速度が上がらないのでひたすらマイペースで進む。

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 県道64号に入って今日最初のちゃんとした登り坂に差し掛かる。身体が重いがぼちぼち登って那須烏山市に入る。

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 左折して那珂川方面へ。137kmを消化。

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 興野大橋の手前でモリタさんとオグラさんに追い付いた。興野大橋で那珂川を渡る。

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 那珂川はいつもと変わらぬ佇まい。

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 モリタトレインに乗せてもらい引っ張ってもらう。私の中のモリタさんの印象ががらりと変わった。PCはもう直ぐ。

 151.5km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:12。

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 ここから白河までは50km、3時間弱で折り返しかと考えればちょっと気が楽になる。オグラさん、モリタさんと歓談しつつ20分程休憩して出発。 

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 走り始めはやはり寒い。直ぐに馬頭温泉郷の登りがやって来たのでここを越えれば寒さは消えるだろう。

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 まだ身体は重く感じるが、序盤よりは回復基調な気がする。後半に少しでも調子が戻って来てくれることを期待しつつペース堅持で登る。

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 県道27号の平坦基調をひた走る。大田原市に入った。向かい風基調だがそれ程苦にならないのが幸い。予報だと午後から明日にかけて南風のはずなのに北風なのは腑に落ちないが、折り返してから追い風になってくれればありがたいので是非このままで御願いしたいところ。

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 道端の桜は満開。何となく桜前線に追い付いたか。

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 那須町に入った。179kmを消化。

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 白河方面へ左折。この分岐まで来ると白河は目の前という気がしてくる。前半のルートはアタック磐梯山などで白河に向かう定番ルートなので、風景が頭の中にしっかり残っていると自分の位置が良く理解できて都合が良い。PCまでは20km弱だがその前に白河関越えがある。

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 徐々に登り基調になっていく。できれば明るいうちに白河関を越えたかったがちょっと無理そうだ。

 走るうちにぽつりぽつりと雨が落ちて来た。このまま降られなければラッキーと思っていたが予報は正確だったか。

 白河関をぼちぼち登る。雨は強くなりそうでならずに路面に水は浮かないのでまだ走り易い。暗くなりかけの林道をぼちぼち登って行く。

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 18:30、194km地点の白河関を通過。薄暮がぎりぎり残る中を下りに入る。

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 下り基調で進む途中、道端にライトアップされた見事な桜の木があったが残念ながらうまく撮影できなかった。

 徐々に雨が強くなってきて路面に水が浮き始めた。気温も下がって来たのでこのままずぶ濡れになってしまうのは拙い展開だが、PCまであと数kmなのでレインウェアを着るのはそこまで我慢する。

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 国道289号線に乗った。白河市街の縁だがいきなり車通りが増えて賑やかになった。PCは目前。

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 203.2km地点のPC3に到着、チェックタイムは18:58。

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 ようやく半分が終了してほっと一息。ここで大休止を取ることにする。イートインでパスタ大盛りをゆっくり食べる。

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 AJたまがわスタッフのみいさんに作って頂いたフロントバッグカバー2号機。初号機から更に性能アップで浸水皆無、今日も大活躍。

 レインウェア上下をしっかり着込んでグローブも指付きレイングローブに交換し万全の態勢を取る。30分程の休憩の後出発。

 PCを出て直ぐに南下を開始、白河から離れて入間を目指して戻り始める。アタック磐梯山の時はここから更に150km北上するのだが、それを考えると150km戻ればもうゴールまでは3時間の所まで到達できるのでかなり気は楽だ。ブルベは気の持ち様で体感難易度は大きく左右されるスポーツ、心理的なイメージの組み立てをどうするかというのは重要な要素だ。

 雨は本格的に降り出し完全な雨天走行になった。レインウェアはちゃんと持ってきたのに泥除けを忘れたのは詰めが甘かった。でもまあレインパンツをはいているので特段支障はない。

 レインウェアを着てしまうとバックポケットのカメラを取り出すのが大変で写真を撮るのが面倒なので、ただ黙々と走る。

 雨が降っていること以外、下り基調で向かい風も大したことなくそこそこ支障なく走ることができる。体感的な疲労感も前半に比べればそれ程でもなくなってきたので順調に距離を消化していく。

 240km程走って若干雨も弱まりかけ、これから先は落ち着いて走れるかと思った矢先、川沿いに出たところでいきなりの強い風になって一気にペースダウンした。これも予報通りならゴールまで150kmはこの風の中を走る羽目になる。これはしんどいと一気にモチベーションダウンする。が、しばらく我慢して走っていたら若干風も弱まり巡航速度も多少回復してホッと一息、淡々とPCを目指して夜道を走る。

 川沿いを離れ250kmを過ぎた辺りからアップダウンが出て来た。後半は登りはないと思い込んでいたので結構これがきつい。10km程のアップダウン区間をやり過ごしてようやくPCが見えて来た。

 265km地点のPC4に到着、チェックタイムは22:22。

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 空腹感はないのでモンスターエナジーを飲んで、脚攣り防止で干し梅を食べる。15分程休憩して出発。

 次のPCまでは93kmと今回のブルベで最長の区間距離となる。後半に入って疲労も溜まってきているはずなので中間地点で小休止を入れるつもりで走る。

 一旦弱まった雨も再び強まって来た。土砂降りという程ではないし、向かい風も強くならないまま落ち着いているのでそれ程抵抗は感じない。淡々と、とにかく淡々とクランクを回し続ける。

 走行中、フロント変速がアウターに上がらなくなってしまった。どうやらシフトワイヤーが切れてしまった様だ。シフトワイヤーのスペアは持っているが、どうせ向かい風だし闇夜の中で交換するのも面倒なのでそのままインナー縛りで走り続ける。

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 国道293号を南下、夜道でも見慣れた宇都宮の道は走っていて何となく安心する。右折方面は鶴カントリーから森林公園へと向かう。今日は直進。

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 290km地点の田野町交差点通過。右折すれば森林公園だが今日は左折して南下する。

 もう10km程走って過去に休憩ポイントとしてよく使った壬生のコンビニを今日も休憩ポイントと定めて走る。

 307.5km地点のPC4.5に到着、チェックタイムは00:47。

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 ここでもモンスターエナジー。珍しいはちみつゼリーなるものを試してみたが、まあ不味くはなかった。休憩していたら4人程の参加者グループがやってきた。ここを休憩ポイントとする人は多そうだ。15分程休憩して出発。

 ゴールまではブルベで何度も走っているルートなので走行イメージはしっかり持って走ることができる。この先はいつもしんどい思いをする広域農道が待ち構えている。

 雨も上がり寒さも緩んでちょっと暑く感じて来たので取り敢えず走りながらグローブも指切りに替える。路面が乾いて来てもう雨が降りそうにないことを見計らって、一旦停止してレインウェアの上を脱ぐ。

 313km付近の交差点を左折して広域農道に乗る。恐れていた南風は大したことはなく雨も殆ど上がったので普通に走ることができる。更に夜道で単調な風景も殆ど見えないので淡々と走る分には精神的苦痛も少ない。但しインナー縛りは向かい風が弱い分、微妙にストレスに感じる。アウターが使えればもう少し巡航を上げられるのに。

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 蛭沼交差点を右折して広域農道区間も終了。335km を消化。

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 渡良瀬川に差し掛かる。今まではここを左折して渡良瀬川を渡っていたが今回からはこの先の橋を使う。

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 館林市街を通過、ここを左折すればPCはもう直ぐ。

 358.3km地点のPC5に到着、チェックタイムは03:27。

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 ようやくここまで戻って来た。ゴールまではあと50km、3時間で終わりだ。今のところ眠気はないが、とりあえずあと1時間半走れば空も白んでくるのでそこまでは集中力を切らさずに走らなければならない。モンスターエナジー3本目を飲んで小さな洋菓子をひとつ食べて15分程の休憩の後出発。

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 PCを出て直ぐに新しくできた交差点に差し掛かる。キューシートNo.73の大佐貫南交差点。まだルートラボにもグーグルマップにも載っていなかった。

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 国道17号を横切る。ゴールまで残り40kmを切った。

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 大芦橋で荒川を渡る。太陽系に戻って来たというイメージ。心理的にかなりホッとする。

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 東松山市街を抜け東松山バイパスを横切る。5時前で夜が明けて来た。残り25km。

 ここに来て疲労感は何となく感じなくなってきた。ランナーズハイに近い感じか。だからと言って高出力が出せるわけではない。インナー縛りなのでひたすら淡々と走るのみ。

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 坂戸市街を抜けて、県道74号に乗り南平沢までのいつもの6.5kmの直線緩斜面が始まる。今日は頑張らないと決めていたのに、いざここに差し掛かって来るとつい踏み始めてしまう。一旦上げたペースを落とさない様に強度を上げて踏み続ける。

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 インナー縛りだから巡航は上がらないがそれでもケイデンス100越えで28km/h程度の巡航を維持して登り続ける。今日も380km走って来てこの程度の脚が残せたのは、トレーニングという観点では上出来だ。

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 南平沢まで何とかタレずに登り切った。残りは10kmを切った。さあ、あとはゴールを目指すのみ。と思ったら雨が降り始めてあれよという間に強くなった。面倒なのでレインウェアは着ずにゴールを目指す。

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 上鹿山交差点を左折すればゴールまでは一直線。

 6つのアップダウンをひとつひとつ数えながら越え、今日も無事にゴールまで辿り着ける安堵感と充足感を噛み締めつつ走る。

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 無事に豊水橋を渡る。

 無事ゴール。ゴールタイムは05:58だった。

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 具沢山の味噌汁が旨い。ウインナーが入っているのが私的にはジャストミート。

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 明るい所でフロント変速の状態を調べたら、ディレーラー側で切れていた。今までは必ずSTIレバーの中で切れていたのに今回はディレーラー側というのは、91デュラのフロントディレーラーのワイヤーの引き回しが特殊だからかも知れない。でもSTIの中で切れた時のあのワイヤーの切れ端を取り出す面倒臭さを考えれば、ディレーラー側で切れてくれた方が作業が楽なので有難い。 

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 スタッフ業務に復帰して戻って来るぽつりぽつりと戻って来る参加者の皆さんを出迎える。

 ゴールクローズの12時前に最終走者を出迎えて清水班主催ブルベは終了、ゴール基地を撤収して家路についた。

 13時に自宅着、機材は車に積みっ放しで自転車だけ降ろして直ぐに寝に入る。32時間の不眠であっという間に気を失った。これにて無事に実走及びスタッフは終了した。

 

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 私的には400kmブルベは苦手で、いつも出走前には相当なプレッシャーがかかる。今回コース的にはそれ程難易度の高いものではないが、雨と後半の向かい風予報でかなりナーバスになった。400kmという距離もさることながら20時間以上も寝ずに走らなければならないという徹夜走行が精神的に重圧となる。400kmを走るにあたって、コースを分割して区切りを付けてそれをひとつひとつクリアしていくということを毎回やっているが、今回はPC2までの150km、白河までの50km、白河からゴールまでは50km毎の4分割という風に考えて走った。そうすることで400kmという距離が随分と消化し易くなって気分的に楽になる。ブルベはメンタルに依存する割合が高いスポーツだから、精神的な負担を軽減する工夫は大事だと思っている。結果、走行中は事前のプレッシャー程の苦痛はなく、雨には降られたものの精神的な余裕を常に持ったまま走り終えることができた。

 コースを改めて振り返ってみると、山も少なく清水班のブルベを何度か走ったことがある人であれば見覚えのあるルートばかりで安心して走れる難易度はそう高くない走り易いコースだと思う。400kmを苦手とする私としては毎年このコースでいいんじゃないかと思わせるコースだ。ともあれ今年も400kmを無事に完走できてほっとした。

 次のブルベはR宮城のBRM512 宮城 200だ。前回初めてR宮城のブルベを走った時には本州でも北海道を思わせる様な信号の少なさに感動したので今から楽しみだ。その前にブルベのないゴールデンウィークを大事に過ごしたいと思う。