2018BRM512宮城200

 今週末はブルベは休み。先週末のブルベでやらかしたハンガーノックの影響が週中まで残り、妙な疲労感を週末まで引き摺って、今朝起きると両太腿に妙なこわばりが残っていた。午前中の練習は多摩湖CR2周回で、午後はしっかり昼寝して疲労回復に努める。

 そんなわけでBRM512 宮城200の走行レポートは下記の通り。

 

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 5/11(金)、今日は有給休暇を取得して明日のBRM512宮城200のための移動日とした。

 サイクルキャリアは屋根にもあるが、一人移動の場合は車内に1台積み。今までミノウラの1台用車内アタッチメントを使っていたのだが横Gに弱くて曲がる時に時たまバイクが倒れてしまうのがストレスだった。ミノウラから新型が発売されているのを知り、中古で安く入手できたので早速今回の遠征で試してみることにする。

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 旧品よりベースバーが長く、フォーク固定位置がバーの直上に変更されているので安定感は高そうだ。

 15時過ぎに自宅を出発、400km先の宮城県大崎市を目指す。関越所沢インターから高速に乗って走り始めてから何となく違和感があって、数分前の料金所通過の記憶を辿ったらでETCレーンではなく一般レーンを通過したかも知れないことに気が付いた。そう言えばETC装置のゲート通過時のピピっという電子音を聞いていないし、どうやらやらかしてしまった様だ。こんなミスは初めてだが、途中で降りても目的地まで行っても手続きは変わらんだろうと開き直って宮城に向かってひた走る。中間地点サービスエリアでこういう時の対処方法をネットで調べたらETCカード上は出発地未定で出口で料金未精算になるので、そのまま高速を出て後日精算手続きをせよとの案内があったので安堵してリスタートした。20時前に宮城県の古川インターに到着、とりあえず料金所を出てから併設の管理事務所で精算手続きをしようと思ったらETCゲートが開かずつかまってしまった。そのままゲートを通過できるかと思ったが駄目な様だ。係員がやってきて事情を説明するとETCカードを渡して管理事務所の駐車場で待機する様に言われてゲートを開けてくれた。駐車場で待つこと数分、係員が戻ってきて、こちらの申告通り関越所沢インターからのETC料金の支払い手続きを済ませてもらってETCカードと領収書を受け取って無罪放免。ETCゲートで待たせてしまった後続車のドライバーさんと応対してくれた係員さんには申し訳ないことをしてしまった。
 20時過ぎにインターから程近いホテルに到着。去年泊まったところと同じだ。

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 早速チェックインすると去年と同じ部屋だった。個人的には洋室よりも和室の方が好みなので有難い。
 風呂に入って軽食を食べてうだうだしつつ、アラームを4時45分にセットして22時半に消灯。

 5/12(土)、4時半に目が覚めた。窓の外は明るくなっているが空は雲に覆われて青空は全く見えない。爽快な朝焼けを期待していたのにちょっとがっかりだ。気温は思った程低くなく、念のため用意していたアームウォーマーとニーウォーマーは付る必要はなさそう。もそもそと身支度をして5時にホテルをチェックアウト。

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 値段も安くスタート地点に近いのでこのホテルの利便性は高い。ここは宮城ブルベの前泊としては常宿になりそうだ。

 スタート地点まではホテルの前から一本道、のはずがうろ覚えでうっかり反対方向に進んでしまい元に戻るのにうねうねと遠回りをしてしまった。5時半にスタート地点の岩出山体育センターに到着、駐車場が満車になっていないか心配だったが無事に停めることができた。

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 受付を済ませてブリーフィング。参加者はパッと見30名程か。
 今日のコースは宮城と岩手を跨いで時計回りに周遊する200km。サブタイトルにある通り前半に平泉を通過する。

 去年初めて宮城ブルベを走って初めて岩手県に入ったが距離的にはほんのわずかだった。今回はしっかり岩手県に入って長い距離を走ることになる。高い山は全くないが序盤から中盤にかけてアップダウンが続く、獲得標高差は2000mを超えるそこそこの山岳コースと言って差し支えないだろう。

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 装備チェックを受けて定刻6時にスタートする。

 久し振りに御会いしたちゃりけんさんの後ろを走る。バイクのホイールが小さく見えるのは気のせい?

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 国道47号を北上する。空は相変わらず雲が立ち込めている。今日の予報は降水確率0%の快晴のはずだが、いずれ晴れてくれるのだろうか。

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 池月交差点を曲がると直ぐに登りが始まる。走り始めてペースが掴めていないうちにこの登りは結構きつい。ゴール直前にこの峠を登り返さなければならないのでちょっとげんなりする。

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 最初の峠の山頂通過。

 10kmも走れば車通りは殆どなくなり信号もなくなった。宮城らしいサイクリングにはもってこいの道を早くも堪能し始める。

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 カントリーサインには必ず何かのキャラクターの絵が添えられている。これは何だろう?獅子舞?

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 道脇の水田には水が張られ、田植えの準備が進められている。

 スタートから30km程の小さな橋を渡ったところで信号に引っかかった。交差点の向こうに白衣を着た初老の紳士が立っていたのだが、いきなり「200km?」と声をかけられ面食らった。この方はここがブルベのルートであることを知っているらしい。「一番通過だよ」と声をかけられ嬉しくなった。まさかこんなところで声援を受けるとは思いもよらなかったが有難いことだ。

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 34km地点、国道457号に沿って左折。平泉方面の標識がある。

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 遠くに見える山にはまだ雪がしっかり残っている。東北らしい眺め。

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 45kmを過ぎて岩手県に入った。

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 50kmを過ぎてちょこちょことアップダウンが続く。美人どころか人が全然いない。

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 62km、平泉町に入った。

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 達谷窟毘沙門堂を通過。

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 毛越寺前を通過。

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 平泉の街中に入った。古びた町を想像していたのだが現代に綺麗に整備された町で何となく違和感がなくはない。

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 中尊寺傍。あまりピンと来なかったので素通りする。

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 PC目前で最後の登りをこなす。気温15℃、スタート時点と同じだがサイクリングする分にはちょうど良い感じ。

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 76.6km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:53。

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 ゴールドピルクルなるものを見つけて試してみる。ちょっと薬っぽい味がしてそれ程美味しいと思わなかった。15分程休憩して出発。

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 80km過ぎ、北上川を渡る。

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 川幅一杯に流れる水を見ると、荒川や多摩川がインチキ臭く見える。

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 北上川を渡って程無く登りが始まった。

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 結構距離があるなあと思っていたら勾配もきつくなってきた。

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 3km程登って山頂通過、一関市に入る。

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 下ったと思ったらまた登る。この区間は結構きつい。しかし山間部を走る分、車も信号も皆無なので落ち着いてのんびり走ることができるのはメリット。

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 国道456号をひた走る。半分を消化、残り100km。

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 110km地点の千厩街中で左折。ここから折り返しのPCを目指す。

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 直ぐに登り基調になった。今までとは打って変わってそこそこ車通りが多いし、勾配は緩いが真っ直ぐで視覚的にも結構きつく感じる登りだ。なかなか山頂が見えてこない。

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 6km程登ってようやく頂上を越えて下りに入る。PCを折り返して再びこの峠を越えるのかと思うとちょっと嫌になる。

 117km地点のPC2に到着、チェックタイムは10:45。

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 参加者が少ないせいか誰もいない。ここではノーマルのピルクルで補給。15分程の休憩の後出発。

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 登り返しは往路ほどの距離はないのが有難い。これからPCに向かう参加者達とスライドしつつ来た道を戻る。

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 135km付近、藤沢町の街中を国道456号に沿って左折。

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 138km地点を過ぎて今日の最高標高地点となる峠越えが始まる。最高標高と言っても300m程なので大したことはない。気温17℃、朝からあまり気温は上がっていない。青空はないがむしろこの位の気温の方が走り易くて良いかも知れない。

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 真っ直ぐな登り、5%程度だが視覚的にきつく感じる。ペースキープで淡々と登る。

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 3km程の登りの半分を過ぎた辺りから勾配がぐっときつくなった。10%はないと思うがそこそこきつい。

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 141km地点の七曲峠を通過。山頂で宮城県に入った。この峠を終えるとゴール直前までは平坦基調だ。

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 山間部を終えてほっと一息、順調に距離を消化していく。この辺りの田んぼも田植え直前の様子。

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 150kmを消化、残り4分の1。ひたすら真っ直ぐ走る。

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 157kmを過ぎ、北上川を再び渡る。

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 登米市の市街地に入って来た。PCは目前。

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 164km地点のPC3に到着。と思ったらここのコンビニが改装工事中で驚いた。間違えたかと思ってナビデータとキューシートを見直すが間違っていない。店舗入口の店名を確認したかったがバリケードが張られていて敷地内には入れない。もしかしたらキューシートが古いのかと思って、スマホで改めてR宮城のサイトからキューシートをダウンロードしたが持参したキューシートと同じ版で変更はなかった。止むを得ずR宮城のスタッフさんに電話をしてPCが改装中である旨を伝えると、まだ情報が入っていなかったらしく確認するとの返答があり、ちょっとの間をおいてやはり改装中であることが向こうでも確認できた様で意思の疎通を取り敢えず図ることができた。取り敢えずコンビニの写真を撮って来るということで良いかどうか尋ねたところOKということで電話を切った。ちょうどその時一人到着したので、今のやり取りを伝えて写真を撮り出発した。結果として15分程の休憩となった。

 

 PC3で補給し損ねたが残り40kmで2時間程でゴールだから一気に行ってしまえと、街中にあったコンビニをスルーして走り続ける。

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 平坦基調だが進路が西向きになるにつれて向かい風が結構強くなってきた。事前の予報で西風であることは承知していたのだが、それにしてもきつく感じる。確かに弱い風ではないのだがそれにしてもバイクが前に進まない。疲労感も増してきて、これはもしやハンガーノックではないのか?久しくハンガーノックをやっていないので感覚を忘れてしまっていたがどうやらハンガーノックになりつつある様だ。こうなるとコンビニをスキップしたのが悔やまれるが、周りはすっかり田舎道になってしまいコンビニはありそうにない。

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 ようやくジュースの自動販売機を見つけてエネルギーになりそうなものを選んでがぶ飲み、再スタートする。
 走り始めてちょっと経ったら何となく身体の中から力が湧いてくる感じがある。ジュースが効いたとなるとこれはもうハンガーノックで間違いないだろう。

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 新幹線の軌道と一瞬並走。左折して築館方面へ。ゴールまで残り25km。

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 見覚えのある一迫のカントリーサイン。戻って来たという気分が増してきた。

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 それにしても向かい風でバイクが前に進まない。

 平坦路を向かい風に逆らいつつひた走るが再びだるさが増してきた。さっきのジュースでは摂取エネルギーが少な過ぎた。今日はPCが3か所あるから補給食を持たずに来たが、まさかこんな展開になるとは。

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 畑の畔の水車は何となく東北の風情。辛い気分が一瞬紛れる。

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 国道389号線が終わらない。まるで無間地獄に嵌まった様。しんどいなあ。まあ、脚を止めなければそのうち終わるか。

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 ようやく往路との分岐点に到達、ゴールまでは7km。

 ゴール目前だが最後の峠が登れそうにないので再び自販機を見つけてリアルゴールドを飲む。

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 残り5kmで登りが始まった。気温23℃、いつの間にか暑くなっている。もしこれで予報通りピーカンな天気で気温25℃とかになっていたらかなり悲惨なことになっていたのでむしろこの天気でほんと良かったと思う。

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 登り坂は確か2kmもなかったと思うが、とてつもなく長く感じる。這う様な速度でふらふらと登る。

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 ようやく山頂をクリア、大崎市に入った。後はゴールまで下るのみだ。

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 池月交差点を左折して直ぐにゴール。ゴールタイムは14:58だった。

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 取り敢えずコーラをがぶ飲み、死ぬ程旨い!ちょっと休憩して5km先のスタート地点に戻り始める。

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 緩々走ってスタート地点の岩出山体育センターに戻ってきた。

 体育館の中のゴール受付で早速認定手続き、認定完走時間は8時間58分だった。

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 スタッフの皆さん、今回もありがとうございました!
 ひとしきり歓談の後、そそくさとその場を後にして車に戻り、急いでバイクを積み込み着替えて帰途に就く。

 高速に乗ったのが16時、那須のSAで休憩を挟んで20時に入間インターを出た。
 コストコの手前の交差点の先頭で信号待ちで止まっていたら、左から右の直進信号が赤になって右折信号で右折車が進み始めた。その直後に赤い自転車に乗った高校生位の少年が交差点に突っ込んできた!うわっこれはやった!と思って身構えた次の瞬間、クラクションを鳴らしつつ間一髪停車した右折車の鼻っ面をノーブレーキですり抜けて渡って行った。その光景を見届けた直後に沸々と怒りが込み上げてきて、あのガキを追っかけてふん捕まえて張り倒してやろうかと思ったが我に返って家路を辿った。
 21時前に無事に自宅に帰着、これにて宮城遠征ブルベは終了した。

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 去年に続いて2度目の宮城ブルベは去年のほぼ同じ時期の200kmだったが、今年は天気にも恵まれて良いサイクリングコンディションで走ることができた。去年同様、車通りも少なく信号も殆どない道を延々と走ることができて存分に宮城ブルベを堪能させてもらった。去年に比べて山が多めだったがその分車通りの少ない道が多かったように思われ、私的には今年のコースの方が性に合っている気がする。後半でまさかのPC改装中で補給を疎かにして結果ハンガーノックに見舞われたのは反省点。最近は200kmブルベでは殆ど補給をしなくても完走で来ていたが、今回の件でぎりぎりのところでハンガーノックをまぬがれていたということが分かった。また再びPCがなくなるというハプニングがあった時にはその後のコンビニで必ず補給する様にしよう。

 今回から投入したミノウラの新しい車内アタッチメントの使用結果は上々、少々荒っぽい運転をして横Gをかけても全く問題なかった。ちゃんと性能改善されていることが確認できて、買い替えはひとまず成功だったと言える。


 次回ブルベは我がオダ埼清水班のBRM526埼玉600。当日実走予定だが、新コースなのでかなり楽しみだ。今年の600kmはこれだけなので取りこぼしの無い様にしなければ。