MGM2018/Report 2:スペインへ移動

 8/16(木)、とうとうその日が来てしまった。もう後には引けない。覚悟を決めて行動するのみ。

 パスポートやら何やら、手持ちの必携品を再度確認する。フライトは18:30だが、ちょっと早めに11時半過ぎに出発する。今回の輪行ケースはマドリッド空港のコインロッカーに荷物を預け入れることを考慮し、折り畳んで小さくできるOS-500を選択。これはキャスターが付いていないので自宅から最寄り駅までの1kmを抱えて歩くのが非常に重労働。

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 汗だくになって西所沢の駅に到着。もうここまででぐったり。

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 所沢駅のリムジンバス乗り場に到着。今回は予約して料金も決済済みなので時間的に間に合ってしまえば余裕。予定通り12:50発の成田空港行に乗車。いよいよ未知の旅が始まる。

 楽しい休暇旅行のはずなのに高揚感はない。スペイン行きの心理的重圧は相変わらず。まあ、これからやるべきことはすべて決まっているのでそれを流れに乗って消化しているのみだ。

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 15:10に成田空港第2ターミナルに到着。最初の難関はバイクケースの預け入れ。10日程前、事前の準備段階でキャセイパシフィック航空の手荷物預かりの要綱をチェックしようとオフィシャルページに行ったら、自転車は出発の72時間前までに預け入れのリクエストをしなければならないとの記述があり、慌てて窓口に電話したら「チケットを買った旅行代理店を通してリクエストしてくれ」と言われたので楽天トラベルにリクエストを御願いして取り敢えず受理されたとの返事をもらった。その際ケースのサイズを申告しなければならなかったのだがOS-500のカタログスペック(135×21×82=三辺合計238cm)をそのまま申告した。キャセイの無料預かりのサイズ上限三辺合計203cmを超えるのだが、リクエスト受領の段階では特段のリマークは付いていなかったので大丈夫じゃないかとは思うのだが実際にカウンターに行ってみないと分からない。

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 去年のLEL以来の成田空港。考えてみれば3年連続で海外遠征をしているわけで、結構贅沢をしているな。

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 キャセイのカウンター前で地上係員にチェックインは自動機でやれと言われたので早速トライ。

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 取り敢えず乗継便も含めたフライトチケットと荷物用のタグが印刷されて出て来た。取り敢えずチェックインは完了した様なのでバイクケースを預け入れるためにカウンターに行く。

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 カウンター前にはそこそこの行列。緊張の時間。

 私の番になりカウンターに行ったら、ケースサイズを測られることもなく中身の確認もなくすんなり預け入れられた。バイクケースは事前申告さえしておけば特別扱いということか。いずれにしても最初の難関が無事突破できて安堵した。

 次に軍資金の調達。ATMを探して現金を下ろし、EUROに両替。去年のLELの時、ホテルに着いて初めて現地現金決済だったことが分かり、手持ちの現金が無くて近くのATMでクレジットカードキャッシングで何とか凌いだという失敗を繰り返さないために、今回は現地決済であることは確認済みでクレジットカード払いができないことも想定して宿代を含めた多めのEURO(€600)を両替しておく(GPA外貨両替専門店が他の銀行系の店に比べて安かった)。

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 取り敢えず空港でやるべきことは全てこなしたところで、御腹が空いたのでラーメンを食べる。麺屋空海の辛とんこつ、替玉付き。

 ラーメンを食べ終えて、搭乗口に向かう。次なる関門は保安検査。手荷物の中にはかなりの数の充電池が入っているので引っ掛かるのではないかとかなり心配だったが、X線検査では何の御咎めもなく無事通過。

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 17時に搭乗口に無事に辿り着いた。ここまでは何のトラブルもなく順調に来ているが、凄く疲れた。ホテルに辿り着くまでに全精力を使い果たしてしまいそうだ。時差ボケもあるだろうしスタートまでに果たしてどこまで回復できるかかなり不安だ。まあスタートまでに丸2日あるからひたすら寝てれば何とかなるかと前向きに考えつつフライトを待つ。

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 定刻通り18:10に搭乗開始。

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 気兼ねなく背もたれを倒せるように後ろが壁の座席を選んだのだが、背もたれが動かないタイプのシートだったので関係なかった。

 定刻通り18:30に出発。機上の人となる。香港までは約5時間のフライト。

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 いつもの様にビールとトマトジュースを貰ってセルフレッドアイを頂く。

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 機内食はまずまず美味しいが、茹で過ぎふにゃふにゃの日本そばはどこの航空会社も同じ。

 機内食を食べ終えて、IFEは使わずに寝て過ごす。

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 現地時間22時半過ぎに香港国際空港着。5年前に仕事で来た時以来か。

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 香港国際空港では乗継でも保安検査がある。バッテリーが引っかからないか緊張しつつかなり長い行列に並ぶ。保安検査で手荷物はパスしたものの身体検査で止められて焦ったが、首から下げたパスポートケースをチェックされただけで無罪放免。

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 見覚えのある出発ロビーは以前の印象通り長い。

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 てくてく歩いて搭乗口に到着。フライトは00:50、まだ1時間以上ある。搭乗口近くの椅子に座って待つ。空港内のフリーwifiにつなげてiphoneでネットを徘徊しながら暇潰し。

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 香港は雨。外はそこそこ暑いはずだけど、空港内はクーラーの効き過ぎで寒い。機内も寒かったし、Tシャツ半パンで着たのを後悔。

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 やっと搭乗開始。

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 チケットの席番を見ながら席を探したら、随分広いシートの席に辿り着いた。何かの間違いだろうと何度もチケットを見返しきょろきょろしていたらCAさんに「ここはあなたの席ですよ。座って下さい」と言われてた。チケットをよくよく眺めてみたら”PREMIUM ECONOMY”と書いてあるではないか。成田のチェックイン機では全然気付いていなかった。どういう理由でアップグレードされたのかは定かではないが、有難く御受けする。

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 席は広くてフットレストも付いている。

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 アイマスクや耳栓等も貰えた。至れり尽くせり。

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 ヘッドフォンも上等で、防音効果も期待できる。

 マドリッドまでのフライトは約14時間、シートが違うだけでリラックス度は大きく変わる。もし1万円位の価格差だったら、アップグレードする価値は十分にあると思う。(多分そんなに安くはないと思うけど)

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 機内食はまずまず美味しい。この位の量でも御腹一杯。

 このフライトでもIFEは使わずにひたすら寝て過ごす。1~2時間おきに眠ったり起きたりの繰り返し。

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 12時間が経過し朝食。あと2時間程でマドリッドに到着。

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 現地時間8時半に無事にマドリッド空港に着陸。早朝という雰囲気でそれ程暑くない。

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 遂にスペインにやって来た。これから空港を脱出する前に幾つもハードルを超えなければならず緊張と不安が支配的だがそんな中でも高揚感がちょっとある。

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 移動距離は結構長い。

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 なかなか入国審査に辿り着かない。

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 階下に降りて更に電車で移動。

 入国審査は長蛇の列。この列に並んでいる間に、ルーターにセットしてあるデータsimの動作確認を試みるがどうも上手くいかない。取り敢えずマドリッド空港内のフリーwifiにはすんなり繋がったのでネット接続はできた。

 入国審査はすんなり通過。まず最初の関門はバイクケースの受け取り。その前に自走態勢を整えるべくトイレに入ってジャージ&レーパンに着替える。

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 手荷物受け取り場所に行くが、バイクケースがなかなか出てこない。そのうち大方の荷物は引き取られていき、人もいなくなった。いきなりロストしたかと不安になってバゲッジクレームカウンターに行こうとしたら、地上係員らしき女性が「荷物探してる?黒くて大きいバッグ?それならあっちにあるよ」と声を掛けてくれた。彼女が指さす方向に行ってみる。

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 あった!取り敢えずバイクケースは無事確保完了、第一関門突破。次なる関門はバイクの組み立てとバイクケースの預け入れだ。

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 ここはターミナル4。到着ロビーに出て直ぐ左を向くと”Consigna”の案内があるのでそこに向かって進む。ネットで見た通りの風景でちょっと安心。

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 この先の細い通路の左側の部屋がどうやらコインロッカーの部屋らしい。

 部屋に入ったがコインロッカーらしきものはない。取り敢えずカウンターにいた人にネットのコインロッカーの写真を見せて「この写真の場所はここですか?」と尋ねたらそうだという返事が返って来た。カウンターの後ろの扉の奥がどうやらコインロッカールームになっている様だ。ネットの情報に従えばまずカウンターでパスポートを見せて備え付けのX線装置で荷物を確認してもらってからロッカールームに入るということなのでその手順通りに進めたら、カウンターの人から「ロッカールームには入れない」と言われて焦った。どうやら以前とシステムが違うらしい。慌ててこちらの勘違いを説明して一旦バイクケースを取り返し、その部屋の中でバイクを組み立てさせてもらってバイクケースだけを改めて預かってもらった。「預かり票を無くすと荷物を受け取れないから絶対無くすなよ」と係員に念を押されつつ部屋を出た。

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 何とかバイクの組み立て及びバイクケースの預け入れは完了、第2関門突破。空港職員の通用口らしきところから外に出た。

 バイクの組み立て中に左のSTIレバーが盛大に曲がっていたので、それを直しつつ改めてバイク各所をチェック。STIレバーの曲がり以外に壊れた所はなさそうなので何とか走れそうだ。荷物を中身を再確認して自走準備完了。バックパックがずっしり重く。これを背負って40kmも走るのかと考えるとげんなり。さっきの入国審査待ちでうまくいかなかったルータのデータsim認識作業に再度トライ、試行錯誤を繰り返すうちに何とかつながって一安心。これで取り敢えず空港に着いてやるべきことは全て完了した。空港に到着してから何だかんだで結局ここまで2時間以上を費やした。ホテルにはチェックイン時間の13時よりだいぶ早く着きそうだからどこかで時間を潰さなければと考えていたが全然そんな必要はなさそうだ。

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 この場所は空港職員の自転車置き場らしい。この場所から私のスペイン滞在が始まるというのも何か感慨深いものがある。

 さて、覚悟を決めて自走を開始する。

 事前に選定したルートはこれ。とにかく走って見なければわからない。

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 ターミナル4の入り口前を通過。ぶっつけ本番の右側走行に戸惑いながらも緩々と進む。

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 幾つかの分岐を経て空港ビルの敷地から離脱成功。車通りは殆どなく路肩も広く。思っていた以上に走り易い。空港を抜けて急激に緊張が緩みそこを埋めるかの様に高揚感が広がって来た。

 スペインの道を走っている!遂に来たぜ!

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 遠巻きに空港ビルを眺める。離れてみると相当に広く感じる。

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 日差しは強いが気温はそれ程高くない25℃位か。湿度は殆どなくそよ風が気持ち良い。

 久し振りの右側走行、ラウンドアバウトに海外の道を走っていることを実感する。

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 滑走路の下をくぐる長いトンネルに突入。高速道路の様に見えるが路肩のレーンにはちゃんと自転車のマークがあったので間違いなく自転車走行可能。空港ビルに職員の自転車が何台もあった様に空港へのアクセスは自転車でも可能であることが改めて確認できて一安心。

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 前方にサイクリスト発見。

 取り敢えず私のバイクは普通に走っているので、壊れているところは無さそうだ。良かった。

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 草木少ない丘が続く。確かにブエルタで見た風景だ。カラッとした気候と360℃視界が開けた解放感が記憶にインプットされているスペインのイメージに直結した。

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 おお!これってクラシカ・サンセバスチャンのサンセバスチャンなのか!?見た瞬間にテンションが上がる。紛れもなくスペインにいるのを改めて自覚する瞬間。

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 道端の壁の落書きは万国共通。

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 幹線道路からの分岐ポイントに差し掛かる。

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 高速道路にかかる陸橋は砂利道。まだ舗装前の工事中なのか。

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 橋が終わっても未舗装路が続く。牧場の馬を眺めながらそのうち終わるだろうと悠長に走っていた。

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 が、未舗装路はいつまで経っても終わらない。それどころかどんどん荒れてきてロードバイクで走るにはかなり辛い道になって来た。荒い砂利と凹凸が激しい土の道が延々と続く。まだホテルまでは20kmはある。なんてこった。google mapで調べた時は、道に”xxxx通り”とかいちいち名前が付いていたのでてっきり生活圏の道路だろうと思い込んでいたのだが全然違った。ちょっと気を抜くとハンドルを取られて落車しそうになるのを堪えながら進むが、流石に辛くなってどこかに迂回しようと思うのだが周囲を見回してもそもそも道が見当たらないし、迂回したところでどこにいくのか皆目見当がつかない。ナビの指し示す道を忍の一字で耐えて進む。

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 10km程の未舗装路を走ってようやくアスファルトの道に出た。かなり状態は悪いがそれでも今までの凸凹に比べたら遥かに走り易い。全身の緊張が解けてホッとして走る。

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 左手には小高い丘がずっと続いている。草木は少なく黄土色の斜面がブエルタで見た風景と完全一致。

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 道すがらぽつりぽつりとある民家の入口にスペイン国旗が風にたなびいている。

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 農地なんだかただの荒れ地なんだが分からない荒野が広がっている。高い山は全く見えない。もともとこの辺りは標高600m程の広大な台地に位置しているので山は余りないのかも知れない。

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 ホテルまであと5kmを切ったところで登り開始。最後の数kmで300m位登ることは事前に承知しているがそこそこの勾配で結構きつい。

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 視界の上の方まで登りが続く。さっきまでの涼しく感じていた空気がいつの間にか暑さに変わり汗が噴き出してきた。日差しがきつく感じる。長い未舗装路の次はきつい登り坂か。いきなりスペインの過酷な道の洗礼を受ける。

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 3km程の登りを何とかこなしてようやく山頂。街に入った。ここがEl Molarの街なのか。

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 やっと辿り着いた。一時はどうなることかと思ったが、何とかホテルに辿り着けそうだ。

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 細い路地をうねうねと抜けてこの街のメインストリートに出た。緩やかな坂の上に目指すホテルが見えた。

 マドリッド郊外の小さな街の路地はそれ程賑やかでもなく、ちょっと田舎風情の生活感がそこはかと漂う。

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 無事ホテル着。何とか自走計画は成功した。

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 早速チェックイン。カウンターの下にはいろんな国の歓迎の言葉が書いてあったが残念ながら日本語はなかった。支払いはクレジットカードが使えたので、結果的にキャッシュが相当余ることになりそうだがまあ仕方ない。

 バイクはロビー傍のストレージルームに鍵をかけて保管してくれるとのこと。フロントは24時間OKなので言ってくれればいつでも鍵を開けてくれるのとのこと。これなら上の階の部屋に持って上がるより楽だ。バイク預かりも上手く行ったので、ホテルチェックインまでの全ての関門はクリアした。ぶっつけ本番の自走計画は無謀化と思ったが、無事に終わって本当に良かった。

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 部屋に入ってバイクウェアを脱ぎ、ここまでの目まぐるしい展開とメンタルの変化からようやく解放された。色々危なっかしいところがあったけど結果的に計画通りにホテルまで辿り着き、出発前の心理的重圧が解消されたところでもう十分に満足した感じがある。MGMを走らなくてももういいかなという気がしてくる。まあそんな訳にはいかないけど。自宅を出発してからここまで32時間、流石に疲れた。これから始まる時差ぼけとの戦いも含め、正直MGMを走れるまでに回復できるかどうか心配だが、スタートまで丸2日あるのでそこでとにかく休んで調子を戻さなければならない。着替えて荷物を解いてPCをセットしホテルのwifiにもすんなり繋がって通信環境は整った。なんやかんやで14時過ぎ、眠くなったので取り敢えず昼寝、スペインだからシエスタか。

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 ちょっと横になるつもりが起きたら21時過ぎ、7時間も爆睡してしまった。食料の買い出しをしなければと慌てて起きてホテル傍のスーパーに行ったら21時で営業終了していた。近場をちょっと歩いてみたが食料品の店はどこも終わっていた。初日からバルに行くかと思ったが、ここは自重して手ぶらでホテルに戻る。

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 21時過ぎでも外はまだ十分に明るい。こんなことなら昼寝の前に買い出しに行っておけば良かったとちょっと後悔したが、まあ空腹感も余りないので食べなくても大丈夫か。7時間くらい寝たけど疲労感なんだか眠気なんだか良く分からない怠さがあって動くのが面倒臭くてシャワーを浴びるのも億劫。時差ぼけが始まったか。とにかく寝られる時にできるだけ寝ておくのが大事なのでシャワーを浴びて再びベッドに横になる。就寝時間は23時前。