8/19(月)、12:20にPCを出発。滞在時間は約50分。PC出発時間でのタイムマージンは1時間40分。
ブレスト方向は右折。スタッフさんや観客に見送られて出ていく。
第4ステージはタンテニアックまでの54km。PBPの行程中で最短のステージなので気分的にはかなり楽だ。
PCを出ると直ぐに街中のそこそこの勾配の登りとなる。過去はフジェールで食べ過ぎてこの坂がかなり苦しく感じられたのだが今回は楽だ。自制して食べる量を抑えて大正解だった。
こんな所にも参加者の私設応援団が。勿論通り過ぎる皆に声援を送ってくれる。
街中の上り坂は結構長い。登りの途中の古城。前回はきつくてその存在に気付いていなかったかも知れない。
1.5km程登ってフジェールの街を出た。でも登りはまだ続く。
3km位登ってようやく勾配が緩んだ。そこそこきつかったが今回はそこまでのきつさは感じなかった。前回は食べ過ぎに加えて午後の暑さがかなり堪えた様に記憶しているが、今日はそれ程日差しがきつくなかったことが幸いしたのかも知れない。
313.5km、ロマニェの街を通過。
ジェラードさん頑張れ!ちょっと雑な看板だがあるだけで嬉しいと思う。
いつの間にかペースを取り戻し、順調に距離を消化していく。フジェール前のあの駄目な感じが全くなくなっている。どうやらあれはハンガーノックだった様だ。スタート前から結構しっかり食べていたつもりだったがエネルギー消費量がそれを上回っていたということか。恐らく昨夜の寒さで知らず知らずのうちに体温維持のためにかなりのエネルギー消費があったのではと推察される。いずれにしてもこの後も各PCでは常に食べるということを心掛ける必要がある。
320.2km、サン=ディレール=デ=ランドの街を通過。
街を抜けて後ろからイタリア人の二人組が牽くトレインがやって来たのでちょっと乗ってみる。
時折すれ違う車が激しくパッシングしたりクラクションを鳴らしていくので最初は怒っているのかと思って身構えるのだが、すれ違い様に運転席から腕を出して手を振ったりサムズアップしていく。どうやら応援してくれているらしい。ちょっとびっくりすることがしばしばだがこういう応援もそれなりに嬉しい。
ちょっと空に雲が多くなり日が陰ったと思ったらぱらぱらと雨が落ちてきた。通り雨らしい。ああ、遂に降られるのかと思ったら5分程で直ぐに止んだ。全く濡れることなく雨雲を回避。
331.3km、ヴィー=ヴィ=スー=クエノンの街に入った。空には再び青空が戻った。
街中の教会の前に大きな十字架の塔があった。誰か有名な人の墓なのだろうか?(肝心の十字架部分は写っていなかった)
またまた牛。緩いアップダウンと、広い牧草地と牛と、石造りの家々の建ち並ぶ街と教会のひたすらの繰り返しだけれど、意外に飽きない。
343.8km、ファンの街を通過。台湾の大きな国旗が見える。ここにオフィシャルの写真撮影ポイントがあった。右折方向に進む。
348.3km、数少ない踏切の一つを越える。ディンジェという駅が踏切の傍にある。無人駅に見えるのだがどうだろう。
350.5km、ディンジェの街に入った。街中には自転車のディスプレイが飾られている。
街中にはそこそこの勾配の登り坂があって坂の横に教会がある。
このちょっとした自転車のディスプレイが古い街並みの中にまるで花のプランターの如く見事にマッチしている。フランスのこなれたセンスを感じる。
PCまで10kmを切った。区間距離が短く倦怠感もなくなって走りも元に戻ったので時間が短く感じられる。
イヴォン・ジェジェさんとステファン・オリヴィエさんへの応援メッセージ。銀箔にラッピングされた自転車のディスプレイは手が込んでいる。
PCまでの最後の直線は下り基調、集団でなだれ込んでいく。
360km地点のPC3に無事到着。まずはコントロールに向かう。
チェックタイムは8/19の14:53。到着時刻は予定より1時間半のマージンはそのままキープ。
コントロールと別棟のフードコートに向かう。1階はバイク用品の販売とバイクメンテナンスサービス。このレイアウトは前回と全く同じ。
フードコートは2階。
フジェール程ではないかここのフードサービスもそこそこ充実している。
ここで遂にパリ・ブレストにありつけた。そこそこ大きいので食べでがある。€2。
フードコートで15分程休憩して外に出ると、賑やかにアコーディオンの演奏でサークルダンスが繰り広げられていた。参加者も混ざって楽しそうに踊っている。和やかな雰囲気の中、ぼちぼち出発準備をする。