文字通りの”合宿”(シクロパビリオンに行ってきた・その5)

 3/21(土)・22(日)の2日間、シクロパビリオンの1泊2日イベント”長瀞合宿”に参加してきました。

 月一でシクロパビリオンのイベントに参加するつもりですが、3月はこの3連休しか空きがないし、おまけに前日300kmブルベを走った直後なのでかなり躊躇しましたが、意を決してエントリーをすることに。

 当日の朝目覚めると雨、案の定前日のダメージでかなりの疲労感、気持ち的にも「あ、こりゃ駄目だ」って感じです。もそもそとウェアに着替え、8:00過ぎに出発。

 9:40にシクロパビリオン到着。天気はすっかり回復し、参加者の皆さんが思い思いの準備にいそしんでいる姿や、こ~ぢ館長の元気な姿を見て徐々にやる気が出てきました。
 いつもの様に車検等を済ませ10時過ぎに出発。いざ自転車に乗ってみると全身に疲労感ありありで「やっぱり駄目だ」って感じです。
 それ程速いペースではない集団についていくのも結構辛く脚にすぐ乳酸が溜まる感じでトルクが持続できません。途中の登り区間で頑張る組がいいペースで登るトレーニングをするということになり、そこでスタッフKさんが「シクロパビリオンのサバイバルルールで行きます」と言うのでどんなルールか聞いてみると「サポートカーに追いつかれたら回収します」とのこと。今日の私の調子では全然冗談に聞こえません。
 早速登りがスタート、私は直ぐに集団から切れる宣言をしてグダグダ走行、あっという間に集団が見えなくなりました。マイペースで何とか登って平坦区間に入った所で後ろを振り返るとサポートカーが迫ってきています。回収車に乗せられるという屈辱だけは何としても回避しなければと無い脚を振り絞って逃げ、結局はもがき練習をさせられた格好になりました。

 それからの行程はとにかく集団から千切れないように走ります。昼食ポイントまでの平坦路でのもがき&高速巡航ではラスト1kmくらいで敢え無く千切れ、この時点でその日の脚はほぼ売り切れました。遅い昼食後は一路今夜の宿泊先の”長瀞げんきプラザ”を目指します。

 長瀞げんきプラザには16:30頃に到着。
 17:30から早い夕食を摂り18:30からこ~ぢ館長の座学です。2日間走り続けるための心構えやトレーニングの5つのポイント「継続性・漸増性・全体性・個別性・意識性」の具体化などの話をとりまぜての講義です。
 20:00からは風呂タイム、その後はこ~ぢ館長のストレッチ講座を30分ほど。
 21:00からは御待ちかねの”反省会”、施設の規則では「飲酒は届出制でビール350ml程度」となっていますが、当然勝手に拡大解釈です。参加メンバーの自己紹介をしながら楽しく談笑、1時間があっという間に過ぎていきました。
 22:00消灯、普段なら枕が変わると寝付けなくなる私も2日分の疲れがどっと出て速攻で惰眠を貪ります。

 翌日6:30起床、天気は快晴で朝食まで一人で散歩に出掛けました。7:30から朝食、がっつり頂きます。食後は施設のグラウンドで体操です。
 9:30に出発、ちょっと走っていきなり登りの練習です。頑張る組とゆっくり組に分かれてそれぞれのペースで練習ですが、頑張る組は徐々にきつい練習になって行きます。いつものイベントよりこ~ぢ館長の「頑張りましょー」の掛け声が明らかに多い!登りで結構なペースで巡航したりもがきが頻繁に登場し、その度に必死で喰らい付いていきます。メンバーの中にスーパー高校生がいて彼がまあ速いこと、彼のペースで練習が組み立てられるともう全然ついて行けずあっさり千切れてしまいます。峠越えが終わってもゆっくり組を迎えに行くと称して再びもと来た道を登ります。
 余談ですが、途中の山道で何とこ~ぢ館長がバイクに乗りながらの○○の技を披露してくれました。実際に目の当たりにできたのはかなり貴重でした。

 山岳が終わって平坦路に入っても、もがき&高速巡航が何度も行われ相当に鍛えられました。
 遅い昼食の後、最後のもがきを入れた後は流しながら15:00過ぎにシクロパビリオンに無事到着、2日間の合宿は終わりました。

 いつものようにまとめの座学の後、こ~ぢ館長からデジカメの動画で私の走行フォームを見せてもらいながらの細かいアドバイスを受けました。これは非常に有益でした。

 正直、こんなに盛り沢山でハードな内容だとは思いませんでした、もがき・高速巡航・LSDのそれぞれの要素を入れながら登坂や平坦に合わせてこ~ぢ館長からがんがんアドバイスが飛んでくるというのはまさに”強化合宿”という感じでした。一人では絶対にこんな練習はできないので、非常に有益でした。
 半年に1回くらいのペースでこんなイベントに参加できるといいなあって感じです。