2010BRM724埼玉600・前編

 7/24に開催されたBRM724埼玉600アタック北信を走ってきましたが、その詳細レポートです。
 コースはこちらです。

 いよいよ初の600kmに挑戦です。先月までに400kmを2回とも仮眠無しで完走したし、今回は折り返し地点の直江津でホテルを取って予め仮眠を取るつもりでいたので400km初挑戦の時よりは気は楽ですが、猛暑と累計標高差8500mの登り坂がプレッシャーです。
 当日朝は予報通り快晴。いざ出発!と思ったらセルモーター回らない!!このタイミングでバッテリーが上がってしまうとは一瞬頭が真っ白になりましたが、とりあえずJAFを呼んでエンジンをかけてもらい駄目元でスタート地点のゆうパーク越生に向かいます。到着は6:15、6:00スタート組はとっくに出発していましたが、スタッフに聞いてみると6:30までは出走OKということで慌てて出走手続きをして、ぎりぎり6:26にスタートを切りました。
 当然ながら一人旅、序盤は集団走行で体力を温存する目論見は思いっ切り外れです。直江津での仮眠時間を考えると30分のロスは大きいので、オーバーペースで走ります。1時間以上走ったところでようやく先行者の1人に追いつきちょっと安心しましたが、少しでも遅れを取り戻すために緩めず先を急ぎます。

 81km地点のPC1には9:40頃に到着、おにぎりとスポーツドリンク2Lを補給。
いよいよ碓氷峠旧道を登坂開始、距離は長いものの勾配はそれ程きつくないのでとにかく頑張り過ぎない程度に走ります。木陰が多くて予想以上に走り易く一安心。頂上でスタッフが非公認の給水ポイントを開設していたのですかさず給水、コーラの何と旨いことか!

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 碓氷峠を越え軽井沢に入るともう太陽も高く猛暑が始まっています。軽井沢なのにちっとも涼しくない!観光客の車列と一緒に西に向かって走りながら灼熱の軽井沢を満喫です。軽井沢から千曲川まで一気に下ると、再び登りが始まります。
 途中シークレットチェックポイントがありました。スタッフの話だと先行者は5名ほど、いつの間にそんなに追い越したのか全く気付きませんでしたが、とりあえず遅れをそこそこ取り戻せたのではないかとちょっとだけ安心しました。
 それにしても今日は脚が良く回ります。心配された膝痛も全くなく快調そのもの、照りつける日差しも夏練習をしっかりやった御陰で耐えられます。要するに絶好調なようです。

 152km地点のPC2には13:10頃に到着、おにぎりとアイスキャンディーとスポーツドリンク2Lを補給。
 鹿教湯方面に右折しここから再び山岳コースに突入、距離も勾配もそれなりのアップダウンが続きます。以前シクロパビリオンで浅田監督直々に教わった「そっと登坂走法」を実践します。途中で雲がそこそこ出てきて日差しを遮ってくれたので、かなり救われました。

 225km地点のPC3には17:20頃に到着、おにぎり2個とスポーツドリンク1L、コーラ500mlを補給。先乗りのスタッフとしばし談笑。事前チェックでは今回のコースの一番の山場がPC3~PC4と思っていたので改めて気合を入れ直しスタートです。
 この頃には日もすっかり西に傾き、日差しも弱まってきました。小川村の街中を抜けているとあちこちに実業団ロードレースののぼりが出ています。どうやら明日ここでレースがあるようです。この峠がかなり長く、こんなコースでレースなのかと改めてプロの厳しさを思い知りました。ようやくレースのフィニッシュゲートが見えたのでこれで登りも終わりかと思いきやまだ登っていてがっかりです。
 そしていよいよ戸隠の登りの始まりです。夜間走行で先も見通せない中ひたすら登り続けます。急勾配も結構出てきてダンシングで凌ぎつつ、足付きだけは絶対すまいと必死で堪えます。それにしても一体何処まで登り続けるのか、だんだん腹が立ってきました。真っ直ぐな急勾配の先に戸隠神社が見えたのでこれで終わりかと踏みを入れて辿り着いたらまだ先も登っている!もうブチキレですが、ちょっと登った所で今度こそ本当に登りが終わりました。ここから長い下り坂、暗闇の中を長時間下るのは結構疲れます。

(中編に続く)