実戦投入は来年に持ち越し

 富士チャレンジの2日前、レースに向けてあれこれ思案していました。ホイールをどうするか考えを巡らせ、手持ちのコリマ・ミディアム(カーボン38mmハイトリム・チューブラー)かZIPP400(カーボン58mmハイトリム・チューブラー)のどちらかでかなり迷いました。ホームストレートの高速巡航を優先するかダンロップコーナー後の登り坂を優先するかという選択肢ですが、やはり登り優先で例年通り軽いコリマを選ぶことにしました。

 しかし、この2つの条件を満たすホイールが世の中にはちゃんと存在していて、それはZIPPの404。コリマ・ミディアムより軽い58mmハイトのカーボンディープリムはまさに富士スピードウェイのコースプロフィールにマッチしたホイールと言えるでしょう。

 何の気なしにオークションと中古ショップの巡回をしていたら、何と某中古ショップにZIPP404前後ペアが売られているのを見つけてしまった!それも手持ちのZIPP303と同年モデルでステッカーのカラーリングもばっちり同じ。おまけに値段も、どうやらなかなか買い手がつかないみたいで3割引にディスカウントされて何とか気張れば手が届くところ。
 こうなるともう居ても立ってもいられなくなって、翌日会社を早退してショップに直行、早速現物を見せてもらいました。思いの外コンディションもよく、もう完全にロックオン状態。ただやはり経済状態厳しき折、値引き交渉を持ちかけてみたところ、最終的に1万円ほどのディスカウントに成功。これで首尾良く商談成立、電光石火の早業で念願のZIPP404を手中に収めることができました。

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 しかし、富士チャレンジ200当日は完全に雨。貧乏性な私はカーボンリムを雨の中削りながら走る勇気は当然なく、敢え無く別のアルミリムでの出走と相成りました…。(あの雨をものともせずZIPP404他カーボンホイールでガンガン走っていた猛者もかなりの人数いましたね)

 この富士チャレンジ専用の決戦用ZIPP404の実戦投入は来年まで持ち越しとなりました。来年こそこのホイールを装着して6時間切りだ!