激坂・激坂・激坂・激坂(シクロパビリオンに行ってきた・その9)

 今日は久々のシクロパビリオンのイベントに参加してきました。タイトルは「ツールド激坂!2010ファイナル・泣き坂めぐり」です。なんでも今年シクロパビリオンで行った激坂の数々の中から選りすぐった坂を集めたコースを走るとのことでしたが、とりあえず「白石峠を50分程度で走れる人に適している」との但し書きがあったので少々余裕をかましてのエントリーでした。

 今日はいつもの通り練習用のBERG Ti-1を車に積んで現地入り。受付でコース図をもらって見た瞬間固まってしまいました。平均勾配10%前後で3km程度の激坂が6つも入っていました。練習用バイクはノーマルクランクなので、この時点で後悔です。
 ほぼ定刻通りスタート。まずは1本目の七重峠を目指します。

1本目:七重峠(2km・平均勾配11%)
 都幾川から白石峠へのアプローチの終盤で右折すると直ぐに七重峠が始まります。まずは小手調べということで、脚もまだフレッシュなのでちょっと踏みが入りましたが、いきなり15%近い坂が出てきてギアを使い果たしかなりキツイ目に遭わされました。とりあえず登り切ったものの1本目でジャブを喰らった感じです。

2本目:笠山(6km・平均勾配9%)
 このプロフィールは白石峠よりちょっとキツイ感じです。1本目は突っ込み過ぎたので2本目は距離が長いこともあり抑え目で入りました。いつも白石峠を登っている感覚でマイペースで走ります。白石峠との違いは終盤できつい坂が出てきたこと。これは精神的に堪えました。何とか登り切ったもののこの時点でかなり脚に来てます。

3本目:高原牧場(3.5km・平均勾配10%)
 浅田監督が私的にちょうどいいペースで走っていたので付いていくことに。しばらく浅田監督に付いていましたが、浅田監督の息も荒れずに淡々と登っていくペースに徐々に付くのがきつくなってきて行程の半分くらいのところで切れてしまいました。みるみるうちに浅田監督の姿が視界から消えていきました。マイペースを取り戻してえっちらおっちら登り切り何とか3本目も攻略に成功。

4本目:釜伏峠(3.2km・平均勾配10%)
 いよいよ本日のメインイベントの激坂の登場です。数字以上にキツイ坂らしく登る前から浅田監督からプレッシャーをかけられます。登り始めて直ぐに20%近い激坂が目の前に現れ絶句、ノーマルクランクではどうにもなりません。ダンシングでもがきまくってやっとのことでやり過ごしたと思ったらしばらくして再び20%超の真っ直ぐな激坂が現れ、もうとどめを刺される寸前まで追い込まれました。ぎりぎりのところで何とか踏み止まり足付きだけは免れました。何とか登り切りほぼ脚が終わりかけという感じです。

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 ここで時間の関係で5本目笠山登り返しと6本目の七重峠登り返しはキャンセルとなり、正直かなほっとしました。
 予定変更で定峰峠を登っておしまいということになりました。

 定峰峠の緩い坂が、激坂を何本も登った後だと何とも緩い!浅田監督が作る絶妙なスローペースでの引きで実に楽に登ることができました。

 これで本日の登坂はすべて終了。白石峠を下ってシクロパビリオンに戻りました。

 いやあ、今日はもう登って下ってをひたすら繰り返して久し振りに自転車を降りた直後から脚がパンパンです。やっぱりシクロパビリオン企画の激坂はきっついです。それにしても浅田監督のあの軽やかで速い登りの走りは凄いの一言。浅田監督はどうしても監督というイメージが強過ぎて自ら自転車に乗る姿をあまり想像できなかったのですが、今日の走りを見て元プロレーサーだったことを改めて思い出しました。

 今日でシクロパビリオンの今年の激坂イベントは終了。来年も是非参加したいものです。
 それにしても何で俺はお金を払ってまでわざわざキツイことをやっているんだろう…。