今年最初の白石峠

 そう言えば「最近白石峠に行ってないな」と気が付き、調べてみたら去年の10/23以来行ってませんでした。
 最近の練習は荒川CRを始め平坦路ばかりLSDペースで走ってばかりで、山方面には全く足が向いていませんでしたが、来週にツール・ド・八ヶ岳を控え一度くらいは山錬を入れておかなければ拙かろうというわけで、久し振りに山岳練習用の白石峠->奥武蔵GL->権現堂林道の100km定番コースを走ってきました。

 7:30に自宅をスタート、LSDペースで順調に白石峠に到着、いつもの様にノンストップでタイムアタック開始です。
 久々の白石峠で走り方をすっかり忘れてしまっていてのっけからペースが乱れまくり、勾配のきつい序盤の2kmで心肺がオーバーロードで心拍がペースに戻せません。
 若干脚に疲労は感じられるものの今日は白石峠までかなりいい感じで走れたのでもしかしたら自己ベスト更新かと密かに期待して臨んだのですが、序盤でその望みは脆くも崩れ去り、後は大崩れしないように我慢で走ります。
 半分を過ぎたところでようやくペースが安定してきていつもの走りに戻せました。しかしここまで失ったタイムを取り戻せるほどのペースアップはできず、結局自己ベストから2分遅い平凡なタイムでゴール。来週のヒルクライムレースを考えると、心理的にプレッシャーがかかりました。

 そのままいつもの様にノンストップで奥武蔵GLに入り、大野峠までの登りで息を整えます。
 奥武蔵GLではまだまだ寒く、シューズカバーなしでは爪先が冷たいです。途中何か所もアスファルトが舗装し直され修復されていたので非常に走り易くなっていました。ここをホームコースにしている者としては非常に嬉しい限りです。
 顔振峠を越えて権現堂林道に入り、しばらく走った所でパンクしたものの、それ以外は至極順調に山錬を終え、いつもの様に宿谷の滝を下って下界に下りてきました。

 最近何となく気が付いていたことですが、平地を巡航している時、引き足が踏み足より速くさばけている様な挙動がしばしば感じられます。踏み足が下死点に到達するより先に引き足が上死点に到達しているので、引き足側が踏み足に変わった時、シューズのソールに全く力がかかっていないのでぺダルを踏んだ瞬間にカクっと一瞬間ができる感じです。
 意識して引き足を使っているわけではないのですが、常に股関節の上下運動(腿上げ)を意識したペダリングが徐々に身に付いている気がします。
 ハムストリングに筋肉疲労が感じられることと合わせ、いい感じで練習が入っているのがちょっと嬉しいです。

 このペダリング、新城くんをちょっとイメージしてます。今年の初めにイベントで新城くんの直後を走った時に見た、気持ち膝を開き気味にして高めのケイデンス(95~100)で腿上げペダリングという感じです。これが今の私に結構ハマってる感じです。

 このペダリングを自分の物にできれば、ブルベでもかなりな威力を発揮してくれそうで非常に楽しみです。

 そんなわけでツール・ド・八ヶ岳前の最後の高強度練習はおしまい、来週は疲労を抜ける様に自転車通勤は緩めでこなそうと思います。