決戦前夜

 明日はいよいよ富士チャレンジ200である。

 普段は佐渡ロングライドやブルベといったロングライド系イベントに参加しているが、年2回だけ速さを競うレース系イベントに参加している。4月のヒルクライム系イベントであるツール・ド・八ヶ岳とこの富士チャレンジである。参加種目は200kmソロだ。

 私の実力では順位を云々できるほどではないにせよ、去年の自分のタイムをクリアすることを最大の目標にして毎年大会に臨んでいる。ロードバイクに乗り始めたのが30代の終わり、身体的には下り坂に差し掛かった頃だが、それまでの不摂生の極みを脱却して再び体力の増進を身をもって体感してからアンチ・エイジングにどこまでチャレンジできるかの一つのバロメーターがこれら2つの大会である。

 去年は土砂降りの雨の中を6時間1分46秒だった。もう少しのところで6時間切りを逃してしまったが、去年は初めてノンストップで200kmを走り切れたことは評価できる。
 今年はいよいよ6時間切りにチャレンジである。事前の計算ではラップタイムを8分0秒で刻めば5時間55分を切ることができる。時速換算で34km/hである。

 今のところ天気予報は申し分ない晴れ予想で去年の様な悪天候の心配はまずない。体調管理も今のところ問題なく来ており、疲労や故障もない。決戦用バイクの整備もばっちりだ。

 今年から完全レース使用に限定した正に決戦用バイクのORBEA/DIVA。我ながら惚れ惚れする勇姿だ。肝は去年の富士チャレ前日に電撃入手したものの雨天により実戦投入できなかったZIPP404。今年は満を持しての実戦投入。今からこいつで富士スピードウェイを走るのが非常に楽しみだ。

 今年はここまでグッドコンディションが揃っている。となると後はエンジンの出来次第だ。去年の富士チャレから1年間で15,000km超を走って来て、それなりに実力はアップしていると思っているのだが、加齢による衰えをどこまで挽回しているのか、また精神的にどこまで追い込めるのかを考え合わせるとそれなりにプレッシャーはかかる。

 兎にも角にも明日はブルベとは違って、出来る限り速くガシガシ走らなければ、いや、走ることができる。富士スピードウェイを44周走り終えたら何も残ってない位に追い込める様、気合を入れて臨まねば。

 富士チャレが終わるとそのまま毎年恒例のバンド合宿に合流のため埼玉と群馬の県境まで移動し2泊3日の練習&酒漬け、そしてそれが終わると今度は別のバンドの練習に合流、と怒涛の3連休が始まる。アンチ・エイジング、果たしてどこまでやれるのか!?