MIDI機材の入れ替え

 この年末年始でやりたかったことの一つにようやく手を付けた。MIDI機材の入れ替えである。

 大学の頃から本格的に始めた所謂DTMだが、会社に入ってから新しい機材をちょこっと導入したもののもう10年以上も新しい機材を導入していない。ここ数年はロードバイクに入れ込んで、MIDI機器に電源を入れることも殆どなくなっていた。最近になって、バイクで練習などしている最中に何となく曲のイメージが浮かんできて、そろそろ復活させてみるかなあと思い始めていた。

 ひとつ引っ掛かっていたのがミキサー。今まで使っていたのはYAMAHAのデジタルミキサー”ProMix01”。

 10年以上前に中古で入手したのだが、随分前から何チャンネルかノイズが酷くなって使い物にならなくなり、A/Dコンバーターがイカレていることを突き止めて電子デバイスのブローカーからチップを購入して自力で修理して何とか使い続けていた。暫くして今度は別のチャンネルがイカレてしまい、バラして組み立てるのに物凄い労力を必要とするので放置していた。創作意欲が著しく減退したのはこいつのせいだとも言える。

 まずはミキサーの入れ替えなければ全ては始まらんということで、いろいろと物色してみたが、最近はPCでミキシングも行うのが主流らしくコストやスペースファクターも考慮して最終的にTASCAMの”US-1641”に狙いを定めた。

 暫くオークションに出品されるのを待っていたが漸く手頃な値段の出物を見つけ首尾良くゲットした。

 ついでにやろうと思っていたラック機材の整理も実行に移す。
 これが今までの機材。

 定価ベースだと結構な金額の機材だが、どれも10年以上前のものばかりで中古で激安で入手したものばかりだ。
 この機材の中から使わない物を省いていく。まずはYAMAHAの音源”TG500”、音源はキーボードも含め過剰だしこいつは音もいまいちだったので削除する。次にYAMAHAのドラム音源”RM50”、ドラム音源はサイレントドラム用の音源モジュールをMIDI接続で鳴らすので必要なくなった。後はPCミキシングでは必要なくなったYAMAHAのエフェクター”SPX90”を外す。
 音源が減ったことで必要チャンネルが減り、アナログミキサーも撤去する。

 こちらはキーボード群。

 演奏用のP-80とDX7。このDX7は高校の時に親のスネかじりで買ってもらったもので30年近く前のものだが今だに現役バリバリだ。

 音源用のDX7とSY77。私は基本的にYAMAHAフリークである。

 さて機材入れ替えの実作業だが、まずバラしに3時間、組み上げに3時間かかった。

 入れ替え後のラック機材。かなりすっきりした。

 早速サウンドチェック。音源コントロール用のシーケンサーソフトはYAMAHAの”XGWorks ver.4.0”を今に使っている。これも相当古い(OSはWindows95)ものだが、一旦使い勝手に慣れてしまったソフトはそう簡単に切り替えられない。ソフト上でMIDI出力先に無事にUS-1641のポートが認識できて一安心。音も難なく出てきて結線も問題なさそうだ。

 残念ながら肝心のPC上でのミキシングソフトウェアがなく(US-1641にバンドルされているはずだったが落札品には付いていないことに入手してから気が付いた)、本格稼働とまではいかなかった。次のアクションはPCミキシングソフトウェアの入手だ。

 サウンドチェックのために過去のシーケンサーデータを物色していたら、過去に打ち込んだ作りかけのオリジナルソングのデータがぽろぽろ出てきた。作っていた当時は繰り返し聴いているうちに途中で飽きて放り出した曲ばかりだが、今聴いてみると妙に新鮮、昔の自分がこういうアイディアを温めていたのかと興味深い。環境が整ったらこのうちの何曲かを完成させてみようかと思った。

 さて、環境が整うのはいつになるかな。まあ私にとって音楽はライフワーク、のんびりやっていこう。