ハードスケジュール

 明日はいよいよ400kmブルベだ。と言うより2週連続の400kmブルベだ。過去にPBPやら北海道パラダイスウィークなどを完走しているので1週間空けての400kmブルベ2本というのはそれ程大したことないようにも思えるのだが、間の1週間が仕事となると随分と様相が違う。そんなに大した仕事をしているわけでもないのだが、それなりに疲れるので週末の休息は有難い。それを休息なしで即400km走行に心身を持っていくのは相応のパワーが必要となる。

 ブルベは400kmが一番きついと思っている。200kmは10時間、300kmは15時間位だからまあ普段の生活の活動時間内に収まるのだが、仮眠なしの400kmは20時間強を想定しておかなければならない(600km以上は途中で必ず仮眠を入れるので一度の走行距離は300km強である)。土曜日の早朝スタートしてもゴールは日付が変わってからになる。帰宅して眠りにつくのが早朝だから日曜日はほぼ何もできないし生活のリズムも狂う。そんな調子で月曜を迎えて会社に行く、というのが2週連続で続くと考えると結構ナーバスになる。
 本来ならリフレッシュするはずの趣味の範疇でナーバスになるなんて本末転倒もいいところなのだが、自分でも何故わざわざそんなハードルを設定するのか、その真意はよく分かっていない。

 明日400kmブルベ完走後、仮眠を取って日曜午後はバンド練習と飲み会。二日酔いで月曜出社して5日働いて4/20土曜は再び400kmブルベ、日曜午後は辛うじて半日フリー(多分家事)。翌日からは仕事というより”Spring Battle”再開で状況によってはこじれて連日深夜残業なんて事態も想定される。この2週間はかなりハードである。

 ブルべライダーの間では色々なヤマ場のことをよく”峠”に例える(仕事が忙しいときは”仕事峠”、人気イベントのエントリー競争のことを”エントリー峠”なんて言い方をする)のだが、この2週間はまさに”峠”である。
 峠越えの達成感はその峠の難易度が高ければ高い程大きいわけで、事前のプレッシャーはその材料みたいなものだ。でも実際にはそれ程高くないハードルをさも高い様に思い込みたいだけなのかも知れない。

 この”峠”を越えればゴールデンウィークだ。ブルベを2本とも完走して仕事もちゃちゃっと片付けて、気持ち良くゴールデンウィークに突入したいところだ。