2014BRM104静岡200

 早いもので年末年始の10連休も今日で終わり。10日間何をやっていたのかと振り返ってもこれと言って思い当たらない位ぼさーっと過ごしたが、それでも心身共に疲れも抜けてかなりリフレッシュできたと思う。
 今朝は取り敢えず多摩湖CR2周回をリカバリーランでさらっと切り上げようと思ったが、昨日の疲労は全くなかったので結局普段通り4周回した。
 今年のブルベの年間計画も見通せてないうちに早くも今年1本目のブルベを走って来たのでそのレポートを書く。

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 1/3、16時過ぎに静岡に向かって出発。今年も最初のブルベは静岡の200kmになった。今年で3回目になる。
 今年は更にエントリー競争が激化して、比較的余裕のあった静岡200もちょっと気を許してエントリー時間を遅らせたら6:30スタートはあっという間に埋まってしまっていて7:00スタートになってしまった。

 20時前に掛川インター傍の「バジェットイン掛川」にチェックイン。静岡ブルベの時の定宿になりつつあるホテルだ。
 前日からどうも喉が痛くて時々咳が出るので、このタイミングで風邪を引いたかとちょっとナーバスになったが、喉以外は取り敢えず自覚症状はないので気にしないことにした。
 風呂に入って、夕食は部屋で軽く食べて22時過ぎにすんなり就寝。

 1/4、5時半に起床。外はまだ真っ暗だ。当地の天気予報をチェックすると今日は日中10℃を超えてくるようなので、冬用のロングタイツはやめてレーパンとレッグウォーマ、上は長袖ジャージにヒートテックインナーという組み合わせにした。

 6時過ぎにスタート地点の原野谷川親水公園に到着。既にかなりの人数の参加者や関係者で賑わっている。車を停めて急いで受付に向かうと既に7時スタートのブリーフィングが始まっていたのでブルベカードの記入を後回しにして参加する。

 今年のコースは折り返し地点が日本平でなく三保の松原になったので、日本平への登りがなくなった分マイルドになった。
往路

復路

 装備チェックをパスして7時直前にスタート、いよいよ今年のブルベが始まった。
 まずは身体を温めてリズムを掴むまでには抑え気味でのんびり走る。

 空はちょっと雲が多いが寒さは余り感じないのでウェアを軽めにしておいても問題はなさそうだ。

 20kmを過ぎて今日最初で今日のコースで最も高い峠越え開始。
 序盤、取り敢えず峠を1つ登って心拍を上げると身体も暖まってリズムが掴めてくる。いつの間にか喉の違和感も消えて身体に心配なところはなくなった。調子はまずまずで、朝方の冷たく清々し空気を吸い込んで気分良く登っていく。

 最初の峠越えを終えてちょっと走った所でシークレットポイントがあった。


 先着の皆さんが今年の干支の前で記念撮影。これを見て俺は今年は年男なのかと今更ながら気が付いた。

 シークレットチェックを受けてゆるゆると再スタート。
 ペースが掴めてきたので順調に進む。


 水道橋を渡って徒歩で階段を下る区間。


 2つ目の登坂開始。勾配も緩めでさくさく登る。

 46km地点の山頂通過。藤枝市に入る。


 3つ目の峠、”イシボトケ”トンネル通過。

 岡部町の小さいけど綺麗な街並み。

 小さい峠を2つ程超えて国道1号線に出る。

 路肩はそこそこ広いが車通りが多くて速いのでちょっと怖い。

 国道1号を逸れて駿河区の市街地に入る。

 静岡大橋から富士山を望む。普段は北東から見ているので山頂は雪に覆われているのだが、南西から見ると山頂の雪は少ない。ちょっと不思議な感じだ。


 市街地を抜け、海沿いの道に出る。80km地点。

 三保を目指す。風もなく日差しも暖かくて冬とは思えない陽気。ちょっと汗をかいているが実に気持ちがいい。
 この先はこのコースのサブタイトルにもなっている”いちご”街道を通過する。今年も沿道にはイチゴの風船をぶんぶん振り回す妙齢のオネエサンがたくさんいるのだろうか。


 イチゴ街道を過ぎて、去年まではこの交差点を左折して日本平を目指すのだが今年は直進。
 市街地を抜けるといよいよPC1への最終アプローチとなる。


 97km地点のPC1に到着、チェックタイムは11:04。

 三保の松原から富士山を望む。雪が少なくどことなく荒々しい眺望。

 浜に居て山を想う暇もなく折り返してゴールを目指す。

 来た道を戻って市街地を抜ける。

 再び海沿い。今度は海を左手に見ながら走る。これからPC1に向かっていく後発のブルベライダー達とすれ違い挨拶を交わす。

 再び国道1号線。
 
 PC1で折り返してからずっと一人のライダーさんが前を走っていて、脚が合っていて同じ様なペースでずっと走っていたのだが、国道1号を逸れた辺りで先を譲って頂いた。風除けにならない様に間隔を空けて走っていたつもりだったのだが、もしかしたら後ろにつかれたままだと気になって迷惑だったのかも知れず、追い越して行くだけの脚はなかったのだが申し訳ないと思い譲られるままにペースを上げた。

 焼津市街地に入る。135km付近。

 駅前のアーケードを通る。ちょっとしたパヴェだ。


 焼津港通過。漁港風情たっぷり。

 この後、携帯のバッテリーがなくなり写真が撮れなくなった。スペアの電池を持って来ていたはずなのにポケットに入れ忘れていたのは間抜けだった。

 平坦路を淡々と走る。焼津からのコースは去年も走ったので何となく憶えている。
 PC1では補給はなく、もう150km近くコンビニ休憩なしで走り続けてきたが、スタート前にパンを2個食べてきたせいかハンガーノックの兆候は全くなし。念のためパワーバーを1本だけ走りながら食べた。

 163km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:58。
 今日初めての補給ポイントで、まずは冷たいコーラをがぶ飲み。気温も高くて結構汗を掻いたので喉がかなり渇いていたから旨い旨い。残りは37kmなのでパンを1つだけ食べて15分程休憩してスタートした。

 PC2を出てから微妙に向かい風基調になって来てペースが落ちた。ちょっと走って標高200m程の今日最後の峠越え開始。終盤なのでちょっときつく感じるが、気持ち的にはまだ余裕があるのでそれなりに楽しんで登る。

 峠を越えると残りは20km程、気持ち的にはもう200kmが終わりかという感じだ。
 ゴールが近づくに従って徐々に向かい風基調がはっきりしてきた。当初の目論見では完走タイム8時間半は切れるかなと思っていたがこのペースならちょっと届きそうにない。でもここで気張る程のモチベーションもないので走り易いペースを守って淡々と走る。

 掛川の市街地を通過。もう直ぐゴールだ。

 無事にスタート地点の原野谷川親水公園に戻って来た。早速認定手続きを行う。ゴールタイムは15:42、認定完走タイムは8時間42分だった。一昨年の完走タイムが8時間40分、去年が8時間41分なので毎年1分ずつ遅くなっていて何となく進歩がないみたいで面白くないのだが、まあ毎年コンスタントに同じペースで走れているということで良しとする。

 御汁粉を頂きつつスタッフさんとひとしきりの歓談の後、帰りの渋滞が心配なのでそそくさと帰途に就いた。

 東名の渋滞は予想していた程ではなかったが、家で夕食を食べようと途中の買い食いを我慢していたら車中でハンガーノックになってしまったのはちょっと間抜けだった。

 今年も静岡でブルベシーズンのスタートをいい形で切ることができた。もう年初のブルベは静岡200で固定してしまってもいい感じがする。コースもマイルドで気候も温暖で物凄く走り易いから、最初のブルベとしてはこの上ない設定だと思う。
 来年もまたここを走ろうと思う。