4/27、4時半起床。すんなりと布団から出る。疲れは殆どない。そそくさと準備をして5時過ぎに宿を出発。
ピンボケしたが旅館白秀さん。古い旅館だが女将さんも親切で居心地がとても良かった。
今日のコースは大牟田から福岡を経由して門司にゴールする160km。
アップダウンは殆どないが、中盤から殆ど市街地を走るのでペースが遅くなることを考慮しておかなければならない。
大牟田駅。ここまもう福岡県。
高校3年生の1年間は二日市からここ大牟田まで西鉄電車の始発に乗って来てここからJRに乗り換えて玉名まで通学していた。遠距離通学片道2時間半を毎日通っていた。
久留米まで28km。
清々しい日の出。昨日のダメージも殆どなく快調に走る。
久留米市街。30年前よりずっと都会だ。当たり前だけど。
久留米市街を抜けてちょっとだけ佐賀県鳥栖に入る。
順調に行程をこなして行く。
福岡・筑紫野が出てきた。筑紫野二日市は現在の実家のある所。
二日市温泉入口。コースは正面方向に進むがこれが上手い具合に我が実家方向に向いている。ちなみに正面に見えるは親父が逝った病院。
二日市温泉の細い道はここ数年のうちも何度か来ているので記憶は新しい。
この交差点を右折して数km行けば実家だが、時間がないので素通り。御袋に顔を見せている余裕は残念ながらない。先を急ぐ。
途中、親父の菩提寺の近くを通る。気持ちだけ墓参り。
福岡空港通過。
北九州方面へ針路を取る。
322kmの香椎のPC4に到着、チェックタイム8:52。
暑くなってきたのでアームウォーマーとレッグウォーマーを取る。のんびりと補給を取りつつ休憩する。
しばらく走って玄界灘の海沿いの道に出る。この辺りは親父の実家の近くで、子供の頃に帰省の度に来たところだ。2011福岡Flecheの時に自転車で走った所だが、自転車で走るには実に気持ちの良い道だ。
宮地浜の入口。ここを右折してちょっと行った所に親父の実家があった。左は宮地浜。ちょっと立ち寄ってみる。
40年前と全く変わらない風景がそこにあった。ちょっとの間ぼーっとしてしまった。
玄界灘の海沿いの道をひた走る。向かい風でペースが上がらない。余り時間に余裕がないので少しだけ踏み込んでペースを維持する。
内陸部に入り北九州に入って来た。
途中の立体交差では自転車通行不可の道が2か所程あり、歩道を階段でしか登れなかったので自転車を担いで歩いて渡った。まあ下見なしのルートなので驚きはないが。
八幡東区は私の生まれた場所。御袋の実家のある場所でもある。
市街地を何の気なしに走っていたら何となく見覚えのある風景が見えて来て、あれっと思ったら何と御袋の実家が道脇にあった。まさか真ん前をコースが通っているとは予想だにしていなかったのでかなり驚いた。35年振りに見る母方の実家はもうそこに祖父も祖母もいないが確かにそこにあった。
実家前から見た道の景色。中央分離帯の場所には35年前は路面電車が走っていた。
実家傍の神社入口。ここは何となく憶えている。
荒生田。当時はここに市場があって帰省の度に連れて来てもらっていた。昔の面影は全く残っていない。
小倉市街地を抜ける。門司までもう直ぐ。
関門海峡が見えてきた。ゴールは目前だ。
ゴールの門司に到着、チェックタイムは13:31。
クローズ時間まで1時間半を切っていたが、予定通りの到着ということで良しとする。
先着の皆さん。ウワンさんやちゃりけんさんの姿が見える。
少し休憩して今日の宿に向けて移動開始。関門海峡を渡り下関に入る。
関門大橋。
関門トンネル人道入口。ここのエレベーターで地下に降り、トンネルを歩いて下関に渡る。
山口県に入る。
下関側から見た関門大橋。
海沿いの道を下関市街を目指して緩々と走る。事前にこの道沿いにサイクルショップがあることを確認していたので探しながら進む。
発見！早速指切りグローブをゲット、ついでにもうひとつの忘れ物だったクリートカバーも購入、これでとりあえず不足物資はなくなった。
掌がちょっと痛くなってきていたのでこれで事無きを得た。
ちょっと走った所で今日の宿に到着。他に数人の参加者も同宿であったが、自転車の部屋持ち込みを皆で交渉したら最終的に折れてくれてOKしてくれたので助かった。
取り敢えず近くのコンビニで遅い昼食を買い、部屋に入ってシャワーを浴びて食事をして昼寝。19時過ぎに目が覚めて、御腹が空いたので取り敢えずホテル地下のレストランに行ったらもう閉店だと言われてしまった。仕方なくホテルを出て近くを歩いてみたがよさげな食事処が見当たらず仕方なくモスバーガーを買って帰って部屋で食べた。
明日は9時スタートなので朝はかなりゆっくりできる。明日のホテルでの朝食を楽しみに、タブレットPCでネットをチェックしつつ眠くなってきたので23時頃に就寝。
