久し振りの再会セッション

 昨夜、立川で昔会社で組んでいたジャズバンドのメンバーと久し振りにスタジオに入った。

 会社に入って2、3年の頃に始めたバンドでそれから何年か精力的に活動していたのだが、いつの間にか私以外のメンバーは皆会社を去ってバンドは消滅していた。

 会うのは5年振り位か。

 残念ながらピアノが仕事の都合でこれなかったので、ギタートリオとなった。久々なんでちゃんと曲になるか一抹の不安があったが、1時間半でスタンダードを10曲位何となく演れた。

 スタジオを後にしてそのまま呑み屋に入った。昔話と音楽談義で久し振りに盛り上がった。酒量は昔には遠く及ばないが、バンド当時の熱意が皆まだまだ十分に保たれていることが確認できて安心した。近いうちにまた演ろうと約束して散会した。

 ほろ酔い気分で帰宅して、メンバーの一人がyoutubeにアップしていた当時の演奏を観た。
La Fiesta

Autumn Leaves

 今観返してみるとそれ程悪くない出来だと思うのだが、演っていた当時はメンバーは皆満足していなかった。あのガツガツとして図々しくもジャズを演っていた頃が懐かしく思い出される。
 あの時の様な音楽に対する気持ち的な勢いを忘れなければ、きっと近い将来に次の展開があるに違いない。その日が来るのが何となく楽しみだ。

 映像の中にいる20年前の俺が、今の俺にテレパシーを送っている。
 「まだいけるよな」