宇都宮詣2015

 今年も元旦恒例の”宇都宮ジャパンカップのコースを走る”に昨日行ってきた。2009年の元旦から始めて今年で7年目、毎年1周ずつ増やして最終的にプロロードレースのジャパンカップと同じ11周回まで持っていくという、他人から見たら極めてバカバカしい企画を今年も敢行する。
 今年は10周回、距離137kmになる。毎年元旦が近づくにつれ妙なプレッシャーがかかってきて、こんな企画を公言しなければよかったと後悔つつ大雪でも降らないかと天気予報を眺めるが生憎元旦の予報は晴天だ。

 コースレイアウトはこちら。
http://www.japancup.gr.jp/2014/roadrace-course

 元旦当日、5時半起床。前日予報では大寒波襲来とあったが、言う程の寒さは感じなかった。完全冬装備のウェアを着てバイクを車に積み、覚悟を決めて宇都宮に向かう。


 8時前に現地着。今年は森林公園のメインの駐車場が開いていたのでそこに車を停めた。

 8時ちょうどにスタート、ゆるゆると走り始めるが直後の古賀志林道の登りでいきなり心拍がガンと上がり呼吸が苦しくなる。いつものことだがいきなりの古賀志は非常に堪える。今日はここを10回も登らなければならないかと思うと、のっけからプレッシャーがかかる。

 何とか1本目をクリアして坂を一気に下る。落ち葉が凄いので十分に注意しなければならない。


 田野の交差点を曲がる。抜群の晴天、少しずつ身体も温まって来てペースが掴めて来てプレッシャーも和らいでくると気分も上向いてきて楽しくなってきた。

 鶴カントリー1本目。さっきの古賀志と違って落ち着いて登る、この激坂も何度も登っていれば何となく登り方を身体が覚えている。でも今日はここを9本だからそれなりにプレッシャーを感じる。

 取り敢えず1周目を終えて、2周目に入る。2本目の古賀志は心拍を上げ過ぎずにゆっくり上る。まだまだ先は長い。

 1本目で取り損ねた古賀志山頂。ジャパンカップの時のペインティングは殆ど消されていた。品行方正なのは良いことだが個人的には残念。

 多気不動尊への初詣客の車の路駐が増えてきた。ここを通過する時は十分に注意しなければ。

 田中の交差点通過。のどか。

 ペースを守って周回を重ねていく。大体40分/周を目安と行ったところ。

 牧場後の直線。古賀志をゆっくり走った分をここで取り戻す。40km/h近くまで上がる。

 5周回を過ぎた頃から空には雲が広がり日差しがなくなり急に寒くなった。おまけに北風が強くなってきて体感温度は更に下がる。
 田野の交差点から田中の交差点までの区間は向かい風でペースが全く上がらなくなり、周回タイムががっくり落ちてしまった。しかしここでもがくと10周回は持たないので忍の一字で走り続ける。
 途中、ちらっと雪が舞ったが直ぐに止んで一安心。

 7周回を過ぎて補給食を食べる。この宇都宮チャレンジのポイントは無休憩で走破すること、まだハンガーノックの兆候はないがきちんと食べておく。

 9週回目突入。何となくトイレに行きたくなったが後1時間ちょっとで終わるので我慢する。

 9本目の鶴カントリーを無事こなした。

 いよいよ最終10周目に突入、完走は行けそうだ。10本目の古賀志は流石に脚が切れかかっていてちょっときつい。最後の古賀志はもがいて登ろうかと思ったが、早々に諦めて最後のゴールスプリントまで脚を残しておく。

 無事に10本古賀志林道を登り切った。

 最終の田野の交差点過ぎの坂を終えたらいよいよゴールスプリントに備える。

 最終回ショートカットコースに入った先に一人のサイクリストが先行しているのが見えたので、追い抜くイメージで徐々にペースを上げる。
 ラスト1kmの標識を過ぎてもう一段ペースアップ、何とか先行サイクリストをパスすることに成功(と言っても彼はのんびりサイクリングモードだった)、ラスト500mでロングスプリント開始、何とかゴールまでもがき切った(と言っても全く速くないが)。

 無事に10周回完走した。走行中はブルベペースだったのでプレッシャーをそれ程感じることなく走れた。ロングライドのメンタル的な強化は少しずつでも進んでいる様だ。ノンストップで走破できたこともブルベライダーとしては嬉しい結果だ。

 サイクルコンピューターのデータはこんな感じ。
https://www.polarpersonaltrainer.com/shared/exercise.ftl?shareTag=a69833062ff6e20c838d0797c73d80ef

 とにもかくにも今年も目標をクリアできて良かった。これで気持ち良く今年も自転車に乗れそうだ。

 来年はいよいよファイナルチャレンジ、プロロードレースと同じ11周回だ。来年の元旦に向けて、今からプレッシャーがかかってきたぞ。