今日は雪。今のところまだ積もってはいないが自転車通勤は断念。今日はともかく明日にこの雪が残らなければよいのだが。そんなわけで先週末のブルベレポートは下記の通り。
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1/25(日)、朝4:30に目が覚めた。眠気はないが寒くて布団から出られない。うだうだしているとどんどん時間が過ぎていくので気合を入れて起き上る。天気予報では日中の袖ヶ浦は10℃位までは上がる見込みなので冬用軽装でもいいかと思ったが、早朝の寒さに負けてウインドブレイクジャケットにウインドブレイクタイツを選択する。まだ暗い中、車にバイクを積んで5時過ぎに自宅を出発。
途中のコンビニでパンを買ってかじりながら車を運転するが、なんか微妙に腹に違和感がある。
今日のスタート地点は去年までとは違って越谷の出羽公園になった。現地に着いたのは6時過ぎ、スタート地点からちょっと離れた公園駐車場にすんなりと車を停めることができた。バイクを降ろして準備を始めるがやはり腹の具合がおかしい。痛くはないのだが痛くなりそうな雰囲気がある。とりあえず公園のトイレに入って出すものを出してみたがちょっと緩めだった。一抹の不安を抱えながらバイクに跨ってスタート地点に向かう。
スタート地点に着いた時はちょうどブリーフィングが終わったところだった。受付を済ませて顔見知りと会話を交わしていたら直ぐに装備チェックが始まった。無事に装備チェックをパスして定刻の7:00ちょっと前にスタートする。
妻神班のアタック霞ヶ浦200kmは確か4年前の2011年に走ったが、今回はスタート地点が川口から越谷へと西にずれた分霞ヶ浦の湖畔道路の折り返し地点が遠くなっている。
往路
復路
途中のルートはほぼ同じだ。途中登りらしい登りはなくド平坦と行ってもいいコースだ。後は風次第だが事前の予報では風は穏やかとなっており、果たして予報通りになってくれるだろうか。
今日は天候的には問題なさそうだが、身体的にはもう一つ不安材料がある。一昨日の帰宅途中で微妙に右膝に違和感が出たのだが昨日の自転車通勤でもやはり微妙に違和感が出た。痛くはないのだが違和感を日をまたいで持ち越したというのがちょっと嫌な感じだ。今日は平坦コースなので調子に乗って踏み過ぎない様に気を付けなければ。
スタートして暫くは市街地を走るが、信号待ちもあってかなり大きな集団になって走っている。20人近くの集団はちょっと大き過ぎる。私的にはブルベではできるだけ人の後ろには付かない様にしているし集団を小さくしようという意図もあって、わざと前走者と間隔を空けるとトレインが切れたと思って後続者が追い抜いてその間に入ってきて結局車間が詰まってしまう。その集団を先に行かせてしまうにはペースが遅いので、頃合いを見計らって集団を追い抜いて先行することにした。
天気は上々。日差しがあれば余り寒さを感じない。
野田市街に入った頃には集団もばらけて、先行者のペースもそこそこのスピードになってきて無理して抜かなくてもマイペースがキープできる様になったので、ようやく少し落ち着いてきた。
利根川河川敷は風も穏やかで走り易い。霞ヶ浦もこんな感じなら非常にありがたい。
鬼怒川を渡る。
PC1までもう少しと言う辺りで急に腹が痛くなってきた。これはヤバい。PCに着いたら速攻でトイレに駆け込まなければらならない状況だ。冷や汗を掻きながらPCを目指す。
56km地点のPC1に到着。急いでトイレに向かうが既に順番待ち状態。何とか持ち堪えて無事にトイレに着座した。冬のウェアで用を足すのは大変だし、恐らく外ではトイレ待ちの列ができているのは容易に想像できたが如何せんこちらは不可抗力の緊急事態なので勘弁して頂きたい。
脱いだ上着やヘルメットを小脇に抱えてトイレを出たら案の定行列ができていたので申し訳なさそうにその場を離れた。
とりあえず腹痛はかなり治まったが、この先の再発が心配なのでこの場では様子見で補給はピルクルのみの最低限。チェックタイムは9:22。
ちょっと休憩をして腹の不安を継続しつつ出発。
PCを出てようやく前後に走者が見えなくなったのでいつものブルベペースに落ち着いた。
筑波大学通過。
筑波山がだいぶ大きくなってきた。
つくばりんりんロードに入る。向かい風がないのはよいことだが、この道は短いインターバルで車道と交差していて止まれサインが出てくるのでスピードは余り出せない。まあそういう道だと思えばストレスも余り感じない。
つくばりんりんロードは鉄道の廃線跡に造られた。ここは駅の名残り。
りんりんロードが終わって土浦市街に入る。
市街地をちょっと走って直ぐに霞ヶ浦湖畔に出た。ここから30km位湖畔を走ることになる。
湖畔は風も穏やかで極めて走り易い。4年前に走った時は結構な風にかなり痛めつけられた記憶が残っている。
湖岸道路の内陸側には蓮根畑が広がっている。
信号もないので膝の違和感のことをすっかり忘れて30km/h超で調子に乗って踏んでいたので、重いギアを踏み過ぎない様にできるだけ脚を回すことを再度心がけるようにした。シーズン序盤で膝を壊したら大変だ。
前回のPC2折り返し地点だったところ。
PC2まで10kmちょっとの所で先頭と思われるライダーとスライド。ここですれ違うということは既に約1時間の差がついていることになる。速いなあ。
霞ヶ浦大橋が見えてきた。
橋を渡って対岸を走る。
結構日差しが強くて汗を掻いている。ウインドブレイクウェアだと暑い。
104km地点のPC2に到着。
ここは有人チェック、ブルべカードを渡してチェックしてもらう。チェックタイムは11:13。
汗を結構掻いていたのでコーラを頂きたかったのだが、腹の具合がちょっと心配になり自重。ナビの電池を交換して出発する。
PCを出て数km走ったところで8時スタートのクロサワさんとスライド。今日は流石にどうやっても逃げ切れそうにない。って言うかこれが本来の実力差なのでどうと言うことはない。
霞ヶ浦大橋を渡ってから直ぐにちょっと疲労感が出てきてスピードが出せなくなってきた。風は向かい風なわけではないのだが、そこまで同じ様なペースで走っていた先行者がどんどん離れていく。スピードは25km/hを維持するのがやっとの感じだ。いつものあの急激な落ち込み感はないものの、どうやらこれはハンガーノックらしい。まあ冬のブルベで腹の具合を気にして補給を殆ど摂っていなかったのだから当然と言えば当然だが、まだ90km近く走らなければいけないので対処が必要だ。腹の具合は心配だがポケットのカロリーメイト2袋400kcalを一気食いした。
霞ヶ浦の湖畔をだましだまし走る。
土浦市街地が見えてきた。霞ヶ浦からぼちぼち離脱。
土浦市街を抜けりんりんロードに戻って来た。
りんりんロードを走り始めてちょっとしたら徐々にスピードが戻って来た。やはりハンガーノックだった様だ。取りあえずペース回復できて一安心、腹も痛くならなかったので落ち着いて淡々と走る。
りんりんロードの工事迂回区間でクロサワさんにキャッチされる。ここで抜かれたということはゴールでは1時間半は差が付くなあと思いつつ、あっという間に小さくなっていく背中を見送る。
復路は筑波山を右手に見る。
りんりんロードを出て残りは60kmちょっと、この調子なら16時にはゴールできそうな感じなので気持ち的にはかなり余裕がある。次のPCで補給を入れれば再びハンガーノックに陥る心配もなくゴールできるだろう。
150kmを過ぎてぼちぼちPCかなと思っていたがなかなか辿り着かない。
小貝川を渡って河川敷を走る。この調子だとPCはまだ先だ。どうやら地図読みを間違えていたらしい。今のところハンガーノックは大丈夫そうだし、ゴールまでの距離は変わらないのでそれ程の重大事ではない。
ぼちぼち走っていたら右脚の縫工筋が攣った。これも補給不足でこれだけ汗を掻いたら当然の帰結だな。痛いは痛いがそれ程の悲壮感はない。
巨大ロボットの様な物体が目を引く。
174km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:02。
ここのコンビニはイートインがあるので座ってのんびり休憩。残り30kmちょっとなのでかなり余裕だ。
最終PCを出てもまだ日は充分に高い。
芽吹大橋を渡ると帰ってきた気がする。
利根川河川敷は微妙に向かい風だが殆ど気にならない。ちょっと疲れは感じるがまだまだ脚は回るし最後まで楽しく走れそうだ。
野田の醤油通り。
越谷市街に入ればもう残り距離は10kmもない。脚攣りは時々来るがもうどうでもいい感じだ。
ゴールまで残り数kmのところで前からクロサワさんが来た。またしても逆走している。200km位だと全然走り足りない様子だ。
無事に出羽公園に戻って来た。ゴールタイムは15:39、認定完走時間は8時間39分だった。
身体から抜けてしまった塩とエネルギーを補給するために、ポテトチップスとコーラを頂く。
夕暮れの公園は家族連れで賑わっている。何とも長閑な風景に、ゴールの満足感も重なってしばし和む。
今日のバイクは変速系が微妙に調子が悪かったのでちゃんと見てみなければいけない。
新しい反射ベストが配られた。スタッフオンリーのオダ埼ロゴ入りスペシャルバージョン(非売品)。
日暮れ前に帰途に就く。
運転中に結構な空腹感が出てきたので、ラーメン屋に寄ることにした。
伝家でいつものラーメンではなくガッツリラーメンを注文。以前食べてみた時は余り旨いと思わなかったけど今日は美味しく食べられた(空腹のせいか?)。でもやっぱり伝家はいつものラーメンに限るな。
今日は身体的不調が幾つか重なったが大事にはならずに楽しんで走れたし、結構練習になったので良かった。これで1月の200km3本を無事に完走、次は清水班の200kmの試走を経て2/12の沖縄600kmに向かって準備を進めていく。