筑波春の8耐

 昨日筑波8時間耐久レースinスプリングを走って来た。
サーキットエンデューロを走るのは2012年のFujiチャレンジ200以来2年半振りだ。更に筑波のチームエンデューロに出るのは多分10年弱振りじゃないかと思う。

 ちょっと前にブルベの仲間に誘われて何の気なしにOKしたら、あれよと言う間に当日を迎えてしまった。

 5/3(日)、朝3:00起床。眠い。布団から出て立ち上がると数日前から痛みが出ていた左脚付け根がやはり痛い。今更どうにもならないので覚悟を決めて自宅を出る。

 5時前に筑波サーキット着。

 ちょうど朝日が顔を出したところ。駐車場は開門前の車列で直ぐに一杯。
 車列の中でもクロサワ号は一際目立つので直ぐにメンバーと合流。

 初対面(ツイッターでは交流があったりする)の方も数名いたので挨拶をしつつ場所取りの作戦会議。本番直前で落車で怪我をし出走を断念したイーチョさんの元気な姿にちょっとびっくりしつつ安心。
 予定の6時半を大幅に前倒しして開門。急いで場所取りに向かう。

 無事にピット近くに場所を確保、基地を設営する。

 久々に実戦投入のORBEA/DIVA。これに乗りたかったが故にエンデューロ参加を決めた様なものだ。

 ジャージにゼッケンを付ける。
 今回のブルベチームは男女混合RXクラスで2チームを編成。チーム1「SR600Fuji」はクロサワささん、ミノさん、たっちーさん、鎌田さんの4人。チーム2「SR600北関東」は竜胆さん、アズさん、みいさん、私の4人。(ちなみにチーム名のSR600xxはブルベのパーマネント山岳コースのSR600の意。建前上は完走者がメンバーとなっているが、私はまだSR600北関東を走っていないというのは内緒)

 これから始まる戦いを前に静かなコース上。

 ブルベチームなので由緒正しく反射ベストの正装で走る。

 ぼちぼちスタートでスターティンググリッドに入る。

 我がチームのエース、竜胆さんが第1走者

 こちらはSR600Fujiのエース、クロサワさんとアシストのミノさん。

 10時ジャストにスタート。これから8時間の長丁場のレースが始まった。
 チームオーダーは特にこれといったものはないが、レースの規定で最低15回のピットインが義務付けられているので、一人1回当たりの走行時間を30分目処として4回出走することだけを事前に確認。1周2kmのコースを平均3分30秒位と見て、私的には最大10周回を目処に走ることにする。

 第2走者の私は竜胆さんが戻ってくるまでピットで待機。
 10時半に走者交代、いよいよコース上に出る。サーキットを走るのは久々なので走り方をすっかり忘れている。何となく周りの雰囲気に呑まれて無闇に踏んでいる感じだ。取り敢えず先頭集団が後ろから来たので最後尾に飛び乗ってみるが1周持たずに直ぐに千切れてしまった。これで今日の調子が何となく測れた。
 集団にちゃんと乗れたのは最初だけで後はほぼ単独走行、ラップタイムは3:30前後。取り敢えず1回目は久し振りだし様子見と言うことでこんなもんかなと勝手に自己満足して10周回ピットイン、第3走者のみいさんに交代。
 1回目のサイコンデータ。
https://www.polarpersonaltrainer.com/shared/exercise.ftl?shareTag=cd0f7f80a84e0dd2b9184cd02a8e8cd8

 バイクを降りると左脚付け根にビキビキッと痛みが走る。走行中はそれ程でもなかったが降りて歩いてみると結構痛い。ピットの壁を乗り越えられないので大回りして基地に戻る。

 基地に戻って次の出番まではのんびり休憩、メンバーの皆さんがそれぞれ持ち寄った補給食などを頂きながら次の出番を待つ。

 2回目の出走は12時半、ピットロードでバイクをダンシングで漕ぎ出したところで左脚の付け根がビキビキと痛む。いよいよ悪化してきた感じ。ピットロードを抜けた直後のほんの微妙な上り坂で、痛くて力が入れられないので難儀する。取り敢えずコースに出てある程度のスピードに乗せてしまえば痛みは余り気にならなくなるので何とかなる。
 3周目で急行列車を捕まえて飛び乗る。集団に入れれば格段にペースアップするので一旦は落ち着くが、ヘアピンカーブで減速加速する時に踏まなければならずこの時に左脚が痛むので思う様に加速ができない。3周回までは何とか持ちこたえたが4週目のホームストレート前で堪え切れずに千切れてしまった。単独走行になるとがっくりとラップタイムが落ちる。8周目に遅めの列車に乗ってだましだまし9周回で交代。
 2回目のサイコンデータ。
https://www.polarpersonaltrainer.com/shared/exercise.ftl?shareTag=ac936a7bde92856a3d939efc9c432596

 昼を過ぎて気温はかなり上がった。雲は多いが日差しはしっかりあって既に両腕は日焼けで赤くなっている。


 休憩しながら他のメンバーの走りの様子を眺める。皆さんそこそこのスピードでサーキットを駆け巡っている。皆ブルベライダーだがこういうところでもちゃんとそれなりに走れてしまうところが凄い。
 集団の中のクロサワさんはゆったりとしたフォームで余裕で付いて行っている。あれくらい走れたらブルベもきっと楽しいだろうなあと羨ましいことしきり。女性の鎌田さんやみいさんも男子に見劣りしない走り。多分ラップタイム4分台を出したのは私だけだろうなと何とも恥ずかしいやら悔しいやら。

 3回目の出走は14時半、やはり乗り始めが痛い。さっきよりも更に痛みが増している感じ。ピットを出たところで丁度集団が横を通過していたがその場では捉まえられず、半周もがいてようやく最後尾に付いた。でもやっぱり堪え切れずに3週回目終わりのホームストレート前のカーブで付いていけなかった。集団に乗り続けるにはカーブなどでの速度変化の加速の場面で離れずに付いて行くこと。脚が痛いとこのちょっとした加速ができずに集団から切り離されてしまう。サーキットエンデューロの走り方をようやく思い出したのだが、このちょっとした頑張りどころで今日はことごとく頑張れないのは悔しい。左脚を庇っていたせいか左の腰も痛くなってきた。ぼちぼち風が出て来て巡航速度が更に落ち、後半は思う様に集団に乗れずにかなりラップタイムを落として9周回で交代。
 3回目のサイコンデータ。
https://www.polarpersonaltrainer.com/shared/exercise.ftl?shareTag=fd0a0b0b695dd587705bc4018305b2e7

 4回目の出走は16時、アンカーをエースの竜胆さんにするために、出走順を入れ替える。
 これが最後の出走機会だし、草レースと言っても勝負事、チームのメンバーの脚を引っ張り続けるわけにはいかないので最後位は頑張ろうと気合を入れてピットを出ていく。
 ピット出がけにちょうど集団が来たので痛いなりに踏み倒して1周目の早い段階で集団にへばり付く。何とか4週目の途中まで食らい付いたが敢え無く千切れた。その直後に快速位の集団に乗れたがこれも2周回で千切れてしまった。結局最後は単独走行となったが自分なりにもがき切って9周回で交代。
 4回目のサイコンデータ。
https://www.polarpersonaltrainer.com/shared/exercise.ftl?shareTag=285b907a45382cfb3c21bf63aa25165b

 バイクを降りたらもう左脚に体重をかけられない位に痛くなっていたが、もう走らなくてもいいのでどうでもいい。
 取り敢えず自分の役目は果たして基地で休憩。
 最後のライダーチェンジを終わって17:30にピット閉鎖、後はアンカーの竜胆さんの走りを見守る。

 ピットに出てゴールを待つ。応援に自走で駆け付けてきたAJたまがわスタッフのりんぱぱさんの背中も見える。

 いよいよファイナルラップ。アンカー竜胆さんの激走。
 18時レース終了。2チームとも無事に完走。

 FINISHした両エース。クロサワさんは最後の最後で脚を攣ってしまいスパートがかけられなかったとのこと、残念。
 チームSR600Fujiは見事6位入賞!私的には表彰にはまるで縁が無くて今までのレースで表彰式まで残っていたことは1度もなかったが、今回初めて表彰式を見ることになった。

 表彰台のメンバーの雄姿。
 
 これにてブルベチームの筑波8耐は無事に終了。私的には反省点は多々あれど、久し振りのブルベ以外のガツガツした走りが楽しめたし、ORBEA/DIVAにも乗れたのでそこそこ満足できた1日だった。
 走者の皆さんは勿論のこと、ピットクルーとして1日中頑張って下さったmamoさん、ichoさんそして倫太郎くんには大変御世話になりありがとうございました!
 チームの足を引っ張った身としては来年もまた…なんて言えるわけもないが、またいずれ機会があるとしたらその時はもう少し頑張って走りたいと思う。