2016BRM813千葉200

 今日は朝から結構な降りの雨。終日雨予報なのでどうやら自転車には乗れそうにない。まあこれ位はっきりとした雨の日はスパッと休脚日と割り切れるので精神衛生上宜しい。
 今年のメインイベントの一つだったBRM715北海道1200を走り終えてから1か月近いオフを経て、先週末のBRM813千葉200からブルベ後半戦がスタートした。走行レポートは下記の通り。

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 8/13(土)、朝5時起床。今日は道の駅しょうなんを8時スタートで、バイクや必要装備は前日の内に車に積み込み済みなのでのんびり身支度。6時前に自宅を出発する。関越道は順調だったが外環の後半から大渋滞に嵌ってしまったのは想定外、三郷ジャンクションから常磐道に乗っても渋滞は続き7時半には到着のはずがかなりヤバくなってきた。三郷料金所を過ぎてから渋滞は緩和されたが、結局道の駅しょうなんに到着したのは8時。急いでバイクを降ろしてスタート地点の河川敷に向かう。

 とりあえず受付を済ませて一安心。スタートは第4ウェーブの8:30となった。
 今日のコースは道の駅しょうなんをスタートして筑波経由で茂木で折り返して戻ってくる200km。

 登りは不動峠・風返し峠、一本杉峠、道祖神峠等々と結構な数の峠越えがある獲得標高差2600mの中級山岳コースだ。しかしこのブルベがハードなのはコースの難易度ではなく暑さだ。過去2013年、2014年と同じ時期に走っているが、何と言っても2013年は完走率20%の灼熱地獄で私自身もDNFの危機に瀕したスーパーハードなブルベだった。そんなキツイのを何故何度も走るのかと言えば、8月の200kmブルベの選択肢が殆どないという理由しかない。

 今日の天気は今のところ曇りで気温もそれ程高くない。予報だと昼過ぎから晴れる見込みなのでそこからが暑さとの闘いが本格化するはずだ。

 今回はサーキットエンデューロでしか出番のないサドル装着のボトルケージを導入、ボトル4本態勢で臨む。

 フロントバッグには塩タブレットを入れてある。暑さ対策は万全。


 8:30ちょっと前に装備チェックを受けてスタートする。第4ウェーブは数人しかおらず散発的にスタートしていくのでスタート直後の集団走行がなくて走り易いのは良い。平坦基調の市街地をつくばを目指してぼちぼち走る。

 つくば市街に入ってやたら信号に引っかかる。自転車だとどうも信号のタイミングが合わない。

 40km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:21。

 今のところそれ程暑くないしメインボトルも1本はまるまる残っている状態。サドルのサブボトル2本にはまだ何も入れていないのだが、これから昼になっていよいよ山岳地帯に入るということで念のため4本全て満タンにしておく。20分程休憩して出発。

 サドルが重いとダンシングに違和感が出るのでサドルのボトルから先に飲んでおこうとサブボトルを掴んで飲もうとしたらいきなりパンと音がしてドリンクが飛び散った。

 一瞬何が起こったのか理解できなかったが、手に持ったボトル見たら割れていた。このボトルは殆ど使っていなくて数年前から車に積みっ放しだったが、どうやらプラスチックが劣化し硬化していたらしい。折角用意周到に準備したと思ったのにがっかりなハプニングだ。気を取り直して先に進む。

 広域農道を気持ち良く走る。雲が切れてぼちぼち晴れ間が出てきた。

 蓮池通過。

 眼前にはこれから登るべき山々が連なる。

 不動峠への登り開始。勾配は若干きつめだが木陰が多くそこそこ九十九折なので楽しく登れる。


 無難に不動峠を越えてそのまま風返し峠へ向かって進む。

 勾配は緩くなるが日陰が少なくなるので暑さとの闘いになる。2013年はもうこの辺りでかなり暑さにやられていたが今日はそれ程暑くない、というより時々吹き抜ける風が涼しいのだ。2014年は暑くなくて普通のブルベだったが、その時より更に走り易い感じだ。


 すんなり風返し峠頂上に到達。そのまま下る。


 ひとしきり下って復路との重複ルートに入る。この後再び往路と復路が分岐するのだが、過去はナビのルートデータを往路と復路に分けて間違わない様に配慮したのだが、今回はちょっと手抜きして一括データを作成した。まあ3回目だし注意して走れば見落とさないだろうと思っていた。
 重複ルート上を何となく走っていてそろそろ分岐ポイントかなと思っていたらPC2に辿り着いてしまった。あれれ?確かPC2は復路ルート上で分岐ポイントよりも遠いところにあったんじゃなかったっけ?合流ポイントから分岐ポイントまでの距離感をすっかり忘れていて、ものの見事に分岐ポイントを見落としてしまい復路を逆走してしまった。やはり手抜きをするとこんなことになる。がっかりしつつ元来た道を戻る。結構アップダウンがあって無駄脚を使っている。

 分岐ポイントに戻って来た。確かにぼさっと走っていたらナビ表示を見落とすし、そもそもこの風景をすっかり忘れてしまっている。PC2からここまでの距離を測ったら6km以上あった。往復12km、30分以上も時間をロスして無駄脚を使ってしまった。やはり手抜きをするとこんなことになる。反省しつつコース復帰して先に進む。

 東筑波ユートピアへの登りが始まる。12時を過ぎてかなり暑くなってきたが、まだバテる程ではない。細い林道をぼちぼち登って行く。そろそろ東筑波ユートピアだが今日はあの脱力な音楽は聴こえてこない。

 ちょうど東筑波ユートピアの入口前を通過した時、両足の踵に何かが当たる感触がして何事かと目をやったら上からどばどばと水がかかっている。あっと思ってサドルのボトルを見たらもう1本も割れて水がこぼれ出ていた。悪路の登りの振動で割れてしまった様だ。折角準備したサブボトルは2本とも割れて役に立たなくなったし長い距離をミスコースするし、自分の間抜けなポカミスにもうなんか投げやりな気分になって後は適当に走ってさっさと今日を終わらせたくなった。

 きのこ山から一本杉峠への登り開始。この道も細くて九十九折で木陰の多い林道なので、嫌なことはさっさと忘れて目の前の道を楽しもう。


 13:25にきのこ山のハンググライダー離陸場に到着。風待ち待機が1機。2013年はここでへばって大休止したが今日は全く問題ないのでそのまま先に進む。

 足尾山を越えて一旦下りまた登る。

 風力発電機が見えてきた。勾配は結構きつい。

 ウインドパワーつくば通過。
 2つ目の山岳地帯を終えて下る。下りの道は路面がかなり荒れていて非常に走り辛い。

 綺麗な路面の平坦になってほっと一息。通過チェックはもう直ぐ。


 96km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは14:15。

 何となく目に留まったこんなものが食べたくなった。高いけど旨い。
 しっかりと水分補給をして20分程休憩の後、出発。

 茂木方面に向かう。
 暑さは体感的に恐らく30℃前後、今くらいがピークだと思われるがそれでこの気温ならば十分に耐えられるレベル。

 黄色の縞々の坂が始まる。今日はそれ程きつく感じない。

 山頂通過、栃木県に入る。

 下って再び登り、九十九折の細い林道に入っていく。

 短い登りはあっという間に終わった。ここを越えれば通過チェック2はもう目前。


 113km地点の通過チェック2に到着。

 ここは有人チェック、AJ千葉のスタッフさんにブルベカードにチェックをしてもらう。チェックタイムは15:31。

 梨を頂く。みずみずしくて美味しいのでつい3つも食べてしまった。10分程休憩して出発。

 3つ目の山岳地帯を終えた。残る山岳は道祖神峠と不動峠登り返しの2つのみ。

 笠間駅傍を通過。道祖神峠へ向かう。

 この高速道路の高架を潜った辺りから道祖神峠への登りが始まるイメージ。ぼちぼち登り始める。

 距離は3km程、何度も登っているが2013年を除いてそれ程きつくない印象がある。

 小さな四角いプラスチックが埋め込まれた路面に変わると山頂は近い。


 16:36、道祖神峠山頂通過。
 PC2に向けて一気に下る。2013年はここで熱中症でふらふらになりまともに下れなくなった。

 136km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:44。

 2013年に到着して直ぐに倒れ込んで動けなくなった場所。今から思い出してもほんとヤバかった。

 セイコーマートオリジナルのコーラ。味はいまいち、素直にガラナにしておけばよかった。

 今日はこういうものばかり食べている。20分程休憩して出発。

 走り始めが何となく寒く感じるのは一体どういうことだ。それ位今日は暑くない。

 今日ここを走るのは2度目。ミスコースがほんと悔やまれる。

 日がかなり西に傾いた。暑さのピークは過ぎて、もう酷暑の心配は全くなくなった。

 今日最後の登り、不動峠の登り返しが始まる。この3kmを登ってしまえばあとはゴールまで平坦だ。

 勾配はきつめだが車通りは少なく走り易い。脚はまだ十分に残っているので全く支障はない。夕暮れ時にひぐらしの鳴き声がこだまする中、のんびりと九十九折の林道を楽しむ。


 17:48、不動峠通過。
 細い道を一気に下る。

 広域農道。もう直ぐ日が暮れる。

 PC1通過、残り40km。

 薄暮の中、つくば市街まで戻ってきた。相変わらず信号にどんどん引っかかる。PC3はもう目前。

 174km地点のPC3に到着、チェックタイムは18:42。

 ゴールまでは残り30kmちょっと。もう補給は必要ないのでモンスターエナジーを1本飲んで10分足らずの休憩で直ぐに出発する。

 フロントライトの1本の調子が微妙に悪い。路面の振動で勝手にスイッチがON/OFFしてしまう。帰ったらチェックしよう。

 遠くの空に花火が見える。ゴールはあそこだ。

 ゴールが近付いてきて車通りが激しくなってきた。花火見物の車が路肩にたくさん駐車しているのでかなり走り難い。いつ人がふらふら出てくるかわからないので結構気を遣わされる。
 大利根橋の上は花火を見ながらのろのろ走る車で渋滞、止む無く路肩をすり抜けつつ先に進む。

 手賀大橋を渡って道の駅しょうなんに戻ってきた。


 無事ゴール。ゴールタイムは20:10、認定完走時間は11時間40分だった。

 AJ千葉スタッフさん謹製ロールキャベツを頂く。旨い旨い。

 ゆで卵も頂く。美味しい。
 ひとしきり休憩して駐車場に戻る。

 花火大会はまだ続いている。
 今日は前から行こうと思っていた道の駅の直ぐ傍の温泉に行ってみることにする。

 結構混んでいたが、いろんな風呂があってのんびり入ることができた。露天風呂もあって湯加減も丁度良くて、ブルベ完走後の疲れを癒すには最高だ。入浴料は税込み880円、次回も来よう。

 風呂から上がって外に出たら雨が降っていた。そのまま帰途に就く。
 帰りの高速は渋滞もなくすんなり走れた。御腹が空いていたが地元でラーメン食べたいと戻ってきたものの残念ながら営業時間は終了していた。

 止む無くココイチに行ったが、極度の空腹にも拘らずいまいちだった。深夜の食事場所を事前に検討しておく必要があるな。

 0時前に帰宅、これにて千葉遠征ブルベは終了した。

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 真夏の千葉200はこれで3回目だが、今回が一番涼しかったのではないかと思う。暑くなければ登りも程々のいいコースだと思う。それしても今回のコースミスは手抜きをしなければ防げただけに悔やまれる。コースアウト距離も12kmは自己ワースト、次回は確実に修正したい。それと、ボトルが消耗品ということは今回の出来事で良く認識した。この気候だったので結局予備ボトルがなくても問題なかったが、ボトルも出走前にチェックしておく必要がある。

 次回ブルベはBRM828青葉200、ミスコースしない様に事前の地図読みはしっかりやろう。