CYCLE MODE 2016

 昨日サイクルモードに行ってきた。

 朝8時半に家を出て、何気に今年初めての荒川CRに向かう。

 平日で人も自転車も少ない荒川CR下流方面をゆったりと流す。天気は最高。風も穏やかで、半袖ジャージにレーパンでも全く問題ない。むしろ暑いくらい。ブルベシーズンも終わり、プレッシャーから解放されてのんびり走るサイクリングは凄く楽しい。
 荒川を離れて都心の渋滞に多少手こずりながらも3時間程で幕張メッセに到達。

 まずは駐輪場で駐車手続き。

 今年も厳重な警備で安心して自転車を置いていけるのはありがたい。

 早速場内に突入。まずはDE ROSAのブースでチケットを融通してくれたクロサワさんに挨拶しようと思ったが姿が見えず。後でまた寄ることに。
 650Cユーザーなので必然的に650Cサイズのフレームやホイールを探して回るが、毎度の如く殆ど見つけることはできない。最近微妙に650Cバイクが注目され始めているのでもしかしたらMAVIC辺りから久々の650Cホイールが出てやしないかと秘かに期待していたのだが出展自体がなかった。

 BOMAのFENTEは今年も健在。全モデルにはなかったシートチューブのボトル台座が追加されている。ブルベライダーとしてはありがたいマイナーチェンジだ。

 FENTEにもアッセンブルされていたホイールが単品販売されるらしい。OORANOUSのML-65Cか。値段も手頃で普段使いと200、300kmブルベには持って来いだな。これは嬉しい発見。是非買いたい。

 今日の目当てはこれ。新型DURA ACE。

 遂に真っ黒になってしまった。カンパやスラムをはじめ他のコンポーネントメーカーがカーボン素材を積極的に採り入れて一斉に黒基調になる中で、シマノはアルミに拘ってシルバー基調の意匠を貫いてきたのにこの路線変更は大いに落胆。幅広になったクランクが印象的。

 Fディレーラーは9000に比べてアーム部分がぐっと短くなっている。Rディレーラーはプーリーケージがロングになっている。ワイドレシオなスプロケット対応ということか。

 STIレバーのブラケット形状はちょっと7800に似てきたか。ブラケットは細身で上部がグリップし易い様に形状変更された様に見える。7800DURAを今でも通勤用バイクで使用しているがブラケット上部を握ることがよくあるので、この形状変更は歓迎だ。
 STI-9000はF・R共に時たまシフトを空振りするという”欠陥(敢えて言い切ってしまう)”があって正直ストレスだったのが9100でこれがきっちり修正されていることを期待する。

 ブレーキアーチやスプロケット、BBには大きな変更点は見られない様だ。

 アッセンブルされた状態で気が付いたのだが、Rディレーラーのシフトワイヤーのフォーミングが大きく変わっている。最初は電動かと思わせる位に見た目もすっきりしてなかなかいい。これは意外に大きな進歩かも知れない。
 当然新型DURAには移行する。ただ導入時期をどうするかが思案の為所。しばらくして細かいところを修正したマイナーチェンジバージョンが出てくる可能性があるのでそこまでは待ちか。

 シマノのブースにあったツールボックス。こういうのを見ると血沸き肉躍るねえ。欲しい。

 ハンドメイドバイクのコーナーにあったEQUILIBRIUMのバイク。去年のハンドメイドバイシクル展で見て気になったブランド。このブランドのステンレスのフレームに興味があるのだが今日は展示されていなかった。

 通勤用シューズがかなりボロボロになって来たので、今のメインシューズを御下がりにして新しいシューズを買おうかと思っているが、今メインで使っているSIDIのシューズがしっくり来ているので次もSIDIにしようかと思っている。カラーリングがいまいちピンとこないのが残念。

 フロアには空きスペースが目立ち、数年前に比べて出展数が減っているのが明らかにわかる。大手ブランドでいえば、TREKやCANNONDALE、GIANT、MAVICといった海外ブラントやBRIDGESTONE ANCHORやPANASONICといった国内ブランドも出展はなかった。自転車ブームはまだまだ継続しそうな雰囲気ではあるが、ビジネス的にはピークを越えて下降線なのかも知れない。
 小一時間回って人混みが苦手な身としてはそろそろ限界、再びDE ROSAのブースに戻ってクロサワさんの姿を見つけ、一言挨拶して会場を出た。

 帰路ものんびりと都心を走り、しっかりスカイツリーも眺めた。(まだ傍まで行って見たことはない)
 復路の荒川CRは向かい風だったが、たらたら流して日暮れ前に帰宅。サイクルモードは付け足しみたいだったが、往復140kmののんびりサイクリングは終了。恐らくこれが今年で最後のロングライドになりそうだ。