7/30(日)、17時10分にSpaldingを出発。
予定時間を越えた休憩だったか貯金はたっぷりあるので焦りはない。
第3ステージはSpaldingからLouthまでの83.1km。ちょっと区間距離は長めだが次で仮眠できるのでかなり気楽だ。
5km位走って別の街に入った。歩道を馬が歩くというのはイギリスの田舎では普通なのだろうか。
グレン川に架かる橋がイギリス産業革命を連想させる。
この街にも教会があった。
街を抜けるとフラットで真っ直ぐな道が続く。こういう道を淡々と走ることができるのは精神衛生上実に良い。
地平線は真っ平、山は見えない。この広がりは写真では伝わらないだろう。
前方にスコールの雨雲が見える。ああいう局地的な強い雨にこれからちょくちょく遭遇することになるのだろう。
19時半を過ぎても日はまだ高い。緯度が高いのを実感する。
PCまでもう直ぐという所でいきなりの激坂が出てきた。ここまでずっと平坦路を走り続けていたのでかなりきつく感じる。坂をシッティングで登っているとだんだん尻の座りが悪くなってきた。もしかしたらサドルが後ろ下がりに動いてしまっているかも知れない。もう直ぐPCなのでそこまで我慢する。オーバーペース気味でずっと踏んで来たせいか、右膝が微妙に痛くなってきた。初日から膝を痛めるわけにはいかないので、抑え気味にして走る様に心掛ける。
タナカさんが後ろからやって来た。パラパラと雨が降り始めたがPCはもう目前。20時を過ぎているがまだ十分に明るい。まだ明るいうちにPCに着くのは精神的にゆとりを大きく持てる。
243.9km地点のLouthに到着。
サドルをチェックすると見事に後ろ下がりにずれていた。飛行機輪行でレール固定のボルトが緩んでいたのかも知れない。位置調整し直して不具合解消。コントロールへ向かう。
London-Edinburgh-London 2017/Control in Louth, PC3
チェックタイムは20:31。予定より多少早く着けるかなとは思っていたが、2時間とは思っていなかった。予想以上の貯金ができたので明日は予定より早く出発できそうだ。
ドロップバッグを受け取り次は仮眠用のベッドの確保、ベッドの受付を探してあちこち歩き回るが見つからない。御腹が空いていたので先に食事を取ることにした。
フードコートはぼちぼちの混み具合。まだ時間が早いせいか、野戦病院的な喧騒感は全くなくのんびりした雰囲気。
フードサービスの列は短く直ぐに順番が回って来た。メニューの数はそれ程多くないがどれも美味しそう。
パスタと野菜の煮物系の料理。メニューの肉っ気が殆どないのが物足りないが、まずまず美味しい。サラダのキュウリがかなり美味。
第1日目のスケジュールは無事に終了、でもまだまだ先は長い。
食事を終えて改めてコントロールに戻ってベッドブッキングの場所を聞いてみたら直ぐ後ろにあった。灯台下暗し、全然気付かなかった。早速ベッドをブッキングする。起床時間を聞かれて4時と答えた。ベッド受付でシャワーを使うかどうか聞かれたのでYesと答えたら、その場でシャワー用のタオルをくれた。その後ベッドの場所まで案内してもらう。
体育館のフロアに間隔をそこそこ広く開けてエアーマットレスが並べられている。まだ時間が早いせいか寝ている人は殆どいない。
壁際のなかなか都合の良い場所をあてがってもらった。ベッドの確保が終わって次はシャワーに行く。先人のブログではシャワーでは御湯が出なかったということもあったらしいが問題なく御湯が出て汗と汚れを洗い流してすっきりした。そそくさとベッドに戻り、ドロップバッグの中に入れておいたモバイルバッテリーでアクションカム2台を充電する。エアマットの上に横になるとなかなか寝心地が良い。毛布も2枚あるので快適に寝られそうだ。明朝は4時起きなので5時間は寝られそうだ。耳栓をして22時に就寝。