8/1(火)、8:50にPC8 Moffatを出発。
こんなカウル付きのリカンベントも走っている。これはもはや車だ。
Edinburghまでは79.6km、折り返しの最終アプローチ区間は結構アップダウンがきつい。
出発して直ぐに登りが始まった。標高400mまで10kmかけて登る。
緩やかな勾配をぼちぼち登っていく。気温も高くなくて気持ち良い。
解放感のある穏やかな風景はLELをここまで走って来た中ではベスト・シチュエーションの一つ。
遠くまで低い山の稜線が幾重にも連なって独特の風景。北海道のイメージとも違う。
道も平坦基調になって来て登りはぼちぼち終わり。風力発電の林が見える。
Moffatを出て20km。綺麗に長方形に整った森が見える。人工的に作られたものだろうか。
道脇には石垣で囲まれた広大な牧場が点在する。
物凄い数の羊。
下り基調を快調に進む。
道路標識にEdinburghの文字が出てきた。Moffatを出て45kmを消化。
Lamanchaってどこかで聞いたことがある名前だな。そんなタイトルのミュージカルがあったような気がする。
そこそこの勾配のアップダウンが続く。
Moffatから70km、PC8出発時に見たリカンベントに追い付いた。登り坂はリカンベントの苦手とするところのはずだが結構速い。
Edinburghまで10kmを切った。
サイクリングロードの様な細い道に入る。こんな道も走るのか。
街の中を縫う様に通る小道を5km程走って再び幹線道路に出る。
緩やかに登る。PCまで後2kmもないのになかなか街らしくならない。
坂道を一気に下ってPCに滑り込んだ。ボランティアスタッフの握手で出迎えを受ける。
712km地点のPC9 Edinburghに遂に到達。
バイクを停めると、傍にいた初老の外人からいきなり日本語で話しかけられてちょっと驚いた。犬を連れた若者も近付いて来て日本語の会話に日本語で加わって来た。LEL参加中のおとうさんと出迎えた息子さんということらしい。二人とも流暢な日本語を話している。二人とも日本に8年位住んでいたとのこと。「こいつは食事中もヘルメットをかぶったままなんだぜ」と父が息子に話している。そう言われてみればどこかのPCのフードコートで「お前はいつまでヘルメットをかぶっているんだ?日本人は心配性だな」と日本語で話しかけられて苦笑いしたのを思い出した。二人と別れてコントロールに向かう。
London-Edinburgh-London 2017/Control in Edinburgh, PC9
チェックタイムは12:35、Londonを出発してから50時間20分でここまでやって来た。
御腹が空いていたのでフードサービスの列に並ぶ。
ショートパスタと白身魚はなかなか美味しい。フルーツポンチもがっつり食べる。
食事をしていたら、ボランティアの女の子が日本語で話しかけてきた。見た目は外人だがネイティブな日本語を話す。話してみたら日本人だった。東京在住で彼氏がLELに参加するので自分はボランティアとしてここに来たとのこと。彼氏は順調に走行中ということらしい。
往路の欄は全て埋まった。今度は次のページを埋めていくことになる。
PCの場所はEdinburghの南の郊外、市街地やEdinburgh城まで行くには5km以上北上しなければならない。1400kmのうちの10数kmなんて誤差の範囲にも思えるが、できるだけ早くBramptonに戻って休息することを考えれば観光する時間的余裕はない。この先Edinburghに来ることは多分ないのではと考えると見に行かないのは勿体無い気もするが、まずはLEL完走を最優先にEdinburgh市街行きは諦める。40分程休憩する。